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ハネムーン の商品レビュー

3.7

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2011/10/24

この世の中には「ばななポエム」というジャンルが存在すると思う (笑) ちゃんとした小説なんですけど、彩られ方が本当にポエティックなんですよね。 単なる恋愛小説とは呼べないです。 「二人が辿る道はいつも家路で、二人がいるところはどこでも家」 素敵です。 挿絵にもかなり和みました。

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2011/10/17

昔一度読んだことがあって、また読んでみた よしもとさんの、愛情に満ちた文章がだいすき よしもとさんの本を読んで救われる魂は、たくさんあると思う 世界は残酷で無慈悲で、それでも美しいものはたくさんあるんだとおしえてくれる やっぱり好きだなあ

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2011/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「世界は私がどうなろうとなんとも思っていないけれど、世界は面白くて美しくて愛情みたいなものにもあふれていて、」 世界が私たちに恋をした―。別に一緒に暮らさなくても、二人がたどる道はいつも家路で、二人がいる所はどこでも家だ…。互いでしか癒せない孤独を抱え、剥き出しの世界へと歩き始めた恋人たちの旅立ちを描く。限りない清らかさと生きることの痛みに彩られた静謐な愛の物語。 一言に「恋愛」とはいえない二人の絆。 それは少し普通とは違っていて、だけど羨ましいと思った。

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2011/09/20

いつも一緒にいるのに、お互いのことをあまり知らなかったり、この人しかいないと思う日があったかと思うと距離をおきたくなったり、自分の結婚生活に思うような日常的なことが神秘的に書かれていて面白かった。ただ最後のクライマックスがあまりもりあがらずに印象がううすいのが残念。

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2011/10/01

ふたり暮らしだったおじいちゃんの死。 オリーブ(飼っていた犬)の死。 おじいちゃんの遺品を掃除していた時に見つけた骨。 命とか死とかを感じる中に、 高校生で一緒にいることを決めたて結婚した2人。 なんとなくこの本はまた読みたくなるときが来る気がして 古本屋で買って、お風呂で読...

ふたり暮らしだったおじいちゃんの死。 オリーブ(飼っていた犬)の死。 おじいちゃんの遺品を掃除していた時に見つけた骨。 命とか死とかを感じる中に、 高校生で一緒にいることを決めたて結婚した2人。 なんとなくこの本はまた読みたくなるときが来る気がして 古本屋で買って、お風呂で読んでボロボロな状態だけど 手元に置いておくことにします。

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2011/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

救いとは何か、生と死について、非常にやわらかく完結な文章で綴られている。私は弱虫なので、辛い出来事や残酷描写にはつい本を閉じてしまうが、そんな事項でさえ彼女の語り口によって一つの事実として受け止めることができる。その力量がすごい、と思う。 正直、何の気なしに図書館で手に取るまで、題名も知らなかったのだが、こんな本がその辺に転がっていることに衝撃を受けた。単行本で読んで、結局文庫で買った。ある意味聖書のような、サリンジャーの「ゾーイー」のような小説。

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2011/07/14

彼女の文章が好きで、 久々によしもとばなな読書週間。 表紙も好みな感じやし、 即決で買ったのですが。 読んでみてビックリ。 挿絵がある!!!! しかもどの絵もいい!! MAYA MAXさんの挿絵なのですが、 全てカラーで、本に合っていてとってもよい◎ ...

彼女の文章が好きで、 久々によしもとばなな読書週間。 表紙も好みな感じやし、 即決で買ったのですが。 読んでみてビックリ。 挿絵がある!!!! しかもどの絵もいい!! MAYA MAXさんの挿絵なのですが、 全てカラーで、本に合っていてとってもよい◎ そしてやっぱり 彼女の感受性の鋭さには感服する。 女性ならではの、 綺麗で繊細な文章が 冷たいしずくのようで。 やわらかい癒しをくれる作品です。

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2011/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

  よしもとさんの描写には常に優しさを感じることができて、私はそれがものすごく好きです。特に独特の美しい色の表現は、リアルな描写の中に絵本のような温かみを感じさせてくれます。   どんなに二人が一緒にいても、家にいた時は二人の間に常に感じられた薄く見えない壁が旅先ではなくなり、はじめて夫婦らしさを感じることができた気がします。裕志の胸に抱えていた孤独がどんどんほどけていくたびに、二人の未来に新しい色が加わっていくようで嬉しくなりました。

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2011/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなりいいタイミングで出会えた作品だ、と思いました。 一文一文噛み締めるように読みました。 まなかの生き方に憧れました。 人を支える、そのためには自分も清らかで繊細で、 かつ芯の強いこころを持っていなければならない、 そんなことを考えました。 私もこうして生きていきたい。

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2011/04/28

隣同士に住む幼なじみ夫婦。裕志は両親がアメリカの宗教にはまり祖父と暮らしていた。常に祖父がいなくなったらどうしようという恐怖に怯えそれが現実になったときの絶望。 互いでしか癒せない孤独を抱えた幼い夫婦が歩き出す一歩。

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