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フェルマーの最終定理 の商品レビュー

4.5

113件のお客様レビュー

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2012/09/25

タイトルにあるとおり、ピュタゴラスに始まり、ワイルズがフェルマーの最終定理を証明するまでの数学の歴史を綴った本。 日本人の数学者の理論もワイルズの証明に大いに役立った。 数学の証明の裏にはこんなにもたくさんの人の歴史があり、人間性がつまっているのかと思わされる本。

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2012/07/14

数学の本と聞いて抵抗を感じる方にぜひ読んでもらいたい一冊。 内容はあくまで定理の説明や証明に終わるのではなく、そこに至るまでの過程をその定理に関わってきた数学者達に着目を置き、物語のように話を進めていく。 それ故、とても読みやすく、「事実は小説よりも奇なり」という言葉がそのまま...

数学の本と聞いて抵抗を感じる方にぜひ読んでもらいたい一冊。 内容はあくまで定理の説明や証明に終わるのではなく、そこに至るまでの過程をその定理に関わってきた数学者達に着目を置き、物語のように話を進めていく。 それ故、とても読みやすく、「事実は小説よりも奇なり」という言葉がそのまま当てはまる数学者のエピソードに引き込まれた。

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2012/07/05

数学史の大きな問題フェルマーの最終定理が証明されるまでを描いた。難しい数学を平易な文章で分かりやすく書いている。高校ぐらいの知識があれば充分理解できる。問題解決までの数学者たちのドラマも面白かった。当たりのノンフィクション。

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2012/06/21

数学というのは美しいものなのであるなぁ.私が高校生くらいだった頃、父は高校で習うのは数学じゃなくて算数だ、と言ったことばを思い出した.高校で習うのは、すでに定理となったもの.数学とはまだ解かれていない問題に挑む営みなのだ.

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2013/05/11

冒頭、BBCがドキュメンタリとして最終定理についての番組制作を行っていた事にびっくり。数学の知識なんてないに等しいですが、最終定理に関わった学者の物語なので、それは関係なしに読み進めました。フェルマーに挑める頭脳があるなしに関わらず、ワイルズ達の幸運は最終定理を知ることが出来た事...

冒頭、BBCがドキュメンタリとして最終定理についての番組制作を行っていた事にびっくり。数学の知識なんてないに等しいですが、最終定理に関わった学者の物語なので、それは関係なしに読み進めました。フェルマーに挑める頭脳があるなしに関わらず、ワイルズ達の幸運は最終定理を知ることが出来た事なんでしょうね。一人一人が何十年もかけて一歩一歩歩みを見つけるという、それだけを考え続ける事の出来る人生もまた羨ましいところです。数多くの定理がすべて繋がってるところなんて、なんて面白い世界でしょうか。一気読み必至。

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2012/03/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

私は算数も数学も大の苦手である。 昔から漢字や歴史を覚えるのは得意だったのに、数学の定理だけは どうも心に残らないのか、定理を覚えるだけでも苦労したものだ。 なんとなくノンフィクションが読みたくて手に取った本書。 数学嫌いな私が読むには難しすぎるかと思ったけれども、読んでみたら予想通り難しいものだった。 300年以上の時間を掛けて、数学者や数学愛好者たちを悩ませ続けた問題が解けるとは恐らくフェルマー自身は予測していなかったかもしれない。 もしも、余白が証明できるほどの分量があれば、世界は―少なくともここに登場する数学者達の人生は―確実に変わっていただろう。

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2012/03/26

数学の知識は中学校卒業程度しかない自分でも、楽しんで読むことができた。360年にわたるドラマを、専門的知識をさほど必要とせず読ませる手腕には脱帽。 もう一度、高校生の息子の教科書を見ながら、数学を学びなおしてみたいと思った。

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2014/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった! ミレニアムを読んだらリスベットがフェルマーにはまっていて、何か自分にも読めるものを!とレビューを探して読んでみました。 数学的な説明はすべて文末の補考にまとめてあるので本文はただフェルマーの最終公式の誕生と、それに挑戦し敗れ去っていった歴史的な数学者たち、彼らの挑戦とともに発展していった数学という学問、そして3世紀に及ぶ挑戦に決着をつけた、ワイルズによる証明の完成、という物語。 素晴らしかったです。 ワイルズ博士が当初の致命的な欠陥を修復してとうとう証明を完成させたときには感動して泣きそうになりました。 これがフィクションじゃないなんて、本当に、信じられないくらい夢のある話です。

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2012/02/22

センター試験の数学にも四苦八苦していた私にとって、フェルマーの最終定理を解き明かす過程の数学(数論というらしい)は、とても理解できるものではない。 にもかかわらず、全く無理なく、ワイルズが、これまで幾多の数学者が、どのようにこの謎に挑み、最終的に解き明かしたのかがわかる、というこ...

センター試験の数学にも四苦八苦していた私にとって、フェルマーの最終定理を解き明かす過程の数学(数論というらしい)は、とても理解できるものではない。 にもかかわらず、全く無理なく、ワイルズが、これまで幾多の数学者が、どのようにこの謎に挑み、最終的に解き明かしたのかがわかる、ということはものすごいことだと思う。 この筆力・表現力はすばらしい。 一般的には馴染みのないこのテーマで、その歴史と過程をドラマとして読み込ませるストーリーもまた、見事な構成だった。 数の世界にもっと浸っていたいと思わせてくれる素敵な作品でした。

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2011/12/19

いや、すごく、面白かった。 数学は全くわからないが、その美しさや完全さに目のくらむ思いだった。 というか、わからない奴でもここまで美しさやワイルズの偉業の程度を知ることができるというのがすごい。 高校時代の恩師(数学担当)の口癖が 「この解法は美しい(or美しくない)」だっ...

いや、すごく、面白かった。 数学は全くわからないが、その美しさや完全さに目のくらむ思いだった。 というか、わからない奴でもここまで美しさやワイルズの偉業の程度を知ることができるというのがすごい。 高校時代の恩師(数学担当)の口癖が 「この解法は美しい(or美しくない)」だった。 周りの生徒は何言ってんだ、という感じだったが 自分はその言葉が好きだった。 今、彼の見ていたものを垣間見たような気分になっている。

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