床下の小人たち の商品レビュー
にんげんを相手に「借りぐらし」をしてる小人たちと、しぜんを相手に「借りぐらし」をしてるにんげんはどこがちがう?
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ジブリの映画公開時に、原作も読みたい、とせがまれて購入したのだが、随分と日が経っても読まずにいた。 読んでいると、眠くなって、最後までいけないらしい。 本好きの我が子が、読み切れないとは、どこに原因があるのか。 疑問に思いながらも、私も手に取らずにいたが、ようやく読了。 時代な...
ジブリの映画公開時に、原作も読みたい、とせがまれて購入したのだが、随分と日が経っても読まずにいた。 読んでいると、眠くなって、最後までいけないらしい。 本好きの我が子が、読み切れないとは、どこに原因があるのか。 疑問に思いながらも、私も手に取らずにいたが、ようやく読了。 時代なのかな。古いのかな。 小さなものへの憧れ。 ミニチュアものへの憧憬。 我が家には人形の家も、細かなミニチュアも、たくさんあるのだが。 小人たちが、色々な人間サイズの品物を、工夫して、あるいは転用して、生活する描写は楽しさに溢れ、きっと作者が描いた空想が詰まっているに違いない。 悪くはない。 テンポなのか、訳なのか。 いつもはあっという間に本を読み切る子供が、いつも途中で投げ出してしまう。 はてさて。 いつもなら、熱を出して学校を休ませても、なかなかおとなしく寝ていないのだが、この本を与えたら、すぐに寝れた、と。 そういう使い道もあるか。
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借りぐらしのアリエッティを見る前に読んだので、本の世界での話も先入観なく読むことが出来た。続きも読みたい。醜い人間もいるものです。
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そういえば読んでないなと思って、今更ながら借りて読んでみた。 ・・子どもの頃読んだことがあるような気がする。 忘れてたということは、あんまり印象に残らなかったのだろうか。 昔の欧米ファンタジーにありがちな、伝聞形式の語り方が、すんなり頭に入らない。
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子供と一緒に行った図書館で偶然発見。アリエッティと比べると、キャラが違う!名前は一緒だけど。。。 続きもあるようなので、読みたい。
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学生のころ、司書関連の講義で知り、おもしろそうなので購入した ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」とは別もの、映画化される前に読んでおいて良かった 表紙から物語の導入は始まっていて、世界で読まれている理由が理解できる 小学校高学年以上の子どもが何かを無くして見つからなかったら、...
学生のころ、司書関連の講義で知り、おもしろそうなので購入した ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」とは別もの、映画化される前に読んでおいて良かった 表紙から物語の導入は始まっていて、世界で読まれている理由が理解できる 小学校高学年以上の子どもが何かを無くして見つからなかったら、注意してからこの本をそっと差し出すと良いかも知れない
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訳が古いところがつらかったです。でもこういうの小さいときは当たり前だと思って読んでいたはずなのですが。 でもこまごまいろんなものを借りてきて工夫する描写は楽しかったです。
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はじめて岩波少年文庫を読んだのですが 思ったよりも簡単な物語ではなかった。 小学生が読むには少々難しく思えた。 アリエッティについての謎はここに全て書いてあるといっていい。 借りぐらしは盗みではないのか?と少年に問われるが 人間からは「借りる」のであり小人の持ち物になったものを取ることを 「盗む」と言うという旨書いてある。P122 映画を観た時に「借りる」と「盗む」について考えたけれど 人間は地球の資源を勝手気ままに使っていて、それは 「借りる」でも「盗む」でもどうともで言い換えられるの。 それと同じように アリエッティや小人たちも借りるでも盗むでもなんでもいいんだろう。 小人がやっていることは人間と大差ないのだ。 勝手に頂いている。 映画ではアリエッティ家族の調度品は豪華で美しい。 小説では途中でグレードアップする。 どちらにしても栄華を極める。 そして凋落する。 借りて、栄華を極めて、凋落。 現代文明批判だ。 映画を観てそう思ったし、小説でもそう思ったし あとがきでの作者についての経緯を読んでも そうとしか読み取れない。 作者は特に貧しい時も多いし戦争も体験していて 文明の発展と戦争を結びつけがちな人だったとも推察できた。 そういう背景を考えても現代文明批判だった。 しかしこの本の凝ったところは説明では決してなく 物語の流れの中にそういう批評めいたことや 感情の移ろいも見事に入れ込まれていて 立派な作りになっている。 何も考えずにストーリーを追うもよし。 一つ一つの言葉を大切に読み進めると 作者の気持ちが見えてくる。 人生のうちに何度かに分けて 何度も読み返すと新たな感動があるだろう。 そこも踏まえ、小人たちは危機に瀕している。 絶滅という危機に。
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実家の近くにできたばかりのキレイな図書館で借りてきたよ。 ジブリ映画『借り暮らしのアリエッティ』の原作。 映画とは内容がちょっと違ってました。 ママがさらわれたり、アリエッティが失敗したりする場面は、ジブリさんが考えたものだったんですね。 原作の方は小人シリーズとかいうのがあって、続きがあるみたいです。 小人がどうなったか気になるので、いつか読んでみたいですよ。 児童向けだったので、読みやすいし、楽しかったです。 ★4.7くらい
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