床下の小人たち の商品レビュー
55:次の宮崎映画の原作。映画封切り前に読んでおかねば予約が回ってこなくなりそうだったので、早いめに動きました。訳がとても詩的で美しく、正直なところ本筋よりも訳文にくらくらでした。 抑えめの筆致で淡々と進む物語は、児童文学というジャンルから想像するほどには大げさな起伏がありません...
55:次の宮崎映画の原作。映画封切り前に読んでおかねば予約が回ってこなくなりそうだったので、早いめに動きました。訳がとても詩的で美しく、正直なところ本筋よりも訳文にくらくらでした。 抑えめの筆致で淡々と進む物語は、児童文学というジャンルから想像するほどには大げさな起伏がありませんでしたが、じわじわ染みてきます。アリエッティと男の子の交流(友情というほど浅ましくない)は、宮崎作品版が見てみたいですね。どんなふうになってるんだろうか……。
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アリエッティの原作、床下の小人シリーズ第一弾 原作を読みたいと思いつつなかなか機会がなかったのだけど、ようやく購入。 時代もあるけど、登場人物がクセが強いというか意地が悪い…ジブリは大分マイルドだったかも。 ジブリのアリエッティよりも不自由な暮らしで、でも人と交流も有りだったり、...
アリエッティの原作、床下の小人シリーズ第一弾 原作を読みたいと思いつつなかなか機会がなかったのだけど、ようやく購入。 時代もあるけど、登場人物がクセが強いというか意地が悪い…ジブリは大分マイルドだったかも。 ジブリのアリエッティよりも不自由な暮らしで、でも人と交流も有りだったり、束の間の黄金時代があったりしたのはワクワクしました。 アリエッティと交流した男の子の姉が語るお話だから、途中で終わっちゃうのには私も「どうなったの?!」と続きをせがみたくなります。 シリーズなので次も楽しみだと思ったら、まさかの解説でネタバレがありビックリ…なんで1巻の解説に書いちゃうの? ネタバレ気にしない派だけど、まさかあると思わないところで読むのはショックだ。
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ちょっと小人について調べてみました。 アリエッティをそういえば映画館で見たな、と思い出したんですが、結末が全然思い出せず。こんな結末だったかな、という感じだったので、よくよく楽しめたということです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジブリ製作アニメ映画『借り暮らしのアリエッティ』の原作本……なのですが、こちらのほうが遥かに面白いと思いました。 全5冊組のシリーズで、アリエッティたち一家が棲みかにしていた古い屋敷を追い出されるようにして出ていくところまでが描かれています。 ハラハラドキドキさせるアリエッティの子供らしい無鉄砲さと、妙にみみっちい生活の描写がうまく絡み合いリアリティを感じさせます。 続きがとても楽しみです。
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借りぐらしのアリエッティの原作。 ハウルと比べるとアリエッティはだいぶ原作に忠実(?)にアレンジされているなあという印象。当たり前ですが小説のほうがずっと面白いです。小説は小人の暮らし、小人の考え方、小人の生き方にスポットが当てられていて、想像力をかきたてられます。虫こぶで作った...
借りぐらしのアリエッティの原作。 ハウルと比べるとアリエッティはだいぶ原作に忠実(?)にアレンジされているなあという印象。当たり前ですが小説のほうがずっと面白いです。小説は小人の暮らし、小人の考え方、小人の生き方にスポットが当てられていて、想像力をかきたてられます。虫こぶで作ったポットというのがこんなに魅力的な響きだなんて!素敵!ジブリよりもこっちのアリエッティの方がずっと面白い性格しているなあ。ラストも夢のある終わり方で素敵でした。次巻がとても楽しみ。
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イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。暮らしに必要なものはすべて、こっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいます―カーネギー賞を受賞した「小人シリーズ」の第1作。
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多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。 「いろいろなタイプの少し長い物語」としてあげられたなかの、「ファンタジー」として紹介。
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気になり続けて○十年。やっと読みました。設定はファンタジーだけど、床下に住む人たちの生活や会話が結構、現実的であった。
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【内容】 安全ピンやクリップ、買っても買ってもいつの間にかなくなっていくものがある。なぜだろうかと考えたことがあるだろうか。 実は、世の中には、借り暮らしの人と呼ばれる小人が床下に住んでいて、人間の持ち物を勝手に借りていって暮らしている。 この小人の親子と少年の物語。 【感想】 ...
【内容】 安全ピンやクリップ、買っても買ってもいつの間にかなくなっていくものがある。なぜだろうかと考えたことがあるだろうか。 実は、世の中には、借り暮らしの人と呼ばれる小人が床下に住んでいて、人間の持ち物を勝手に借りていって暮らしている。 この小人の親子と少年の物語。 【感想】 ジブリ映画の「借り暮らしのアリエッティ」の原作ということで、読んでみた。 アリエッティは床下の世界に閉じ込められて、他の小人たちとも交流がなく、狭い世界で暮らしている。初めて床下から出た際に少年と出会い、現実をしる。 小人を主人公にしているけど、普通に少年少女が世の中に出ていくプロセスと同じだと感じた。 シリーズが数冊あるらしいが、1冊で十分かな。
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人間の使う道具を、借り暮らしが家具や食器や色々なものとして使っている様子が目に浮かぶようでワクワクする。 軽くぼやかして終わるところが外国文学っぽい。
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