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ジャンプ の商品レビュー

3.3

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    6

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2024/01/21

大好きな佐藤正午さんの本。ちょっと優柔不断で話がまだるっこしい、けれど不思議とちょっとモテる男性があれこれ考える。この雰囲気、この文体が好きでたまらない。 なぜ『ジャンプ』というタイトルなのか。毎日繰り返す同じような日々からえいやっ!とジャンプするようなイメージかな。 余談だけど...

大好きな佐藤正午さんの本。ちょっと優柔不断で話がまだるっこしい、けれど不思議とちょっとモテる男性があれこれ考える。この雰囲気、この文体が好きでたまらない。 なぜ『ジャンプ』というタイトルなのか。毎日繰り返す同じような日々からえいやっ!とジャンプするようなイメージかな。 余談だけどリンゴが食べたくなり久しぶりに買いました。

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2023/07/19

彼女の失踪 5年後に秘密が話される 秘密はネタバレになるので書かない 仕事を取るか彼女をとるか 難しい選択

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2018/07/04

ありえない話だとは思うけど、もしかしたらこんなこともあるかもしれない、と思わせてしまうのはやはり彼の文章力だ。

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2017/12/21

りんごを買いに出たまま行方知れずになった彼女を追い求める男。 ドミノ倒しの様につながる〝事情〟。 探して探して、いなくなった理由を求めて‥。 読みやすかった。

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2017/11/26

直木賞とる前から気になっていたが、これがこの作品最初の読了。すごく読みやすく、展開も良かった。最後のの方は少しダレたがテンポがいい。

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2017/09/18

私向けではなかった… 彼女がリンゴを買いに出たまま行方不明に! 彼女はどこに行ってしまったのか… と、彼女の足取りを追うのですが この彼氏さん、他にもデートする女はいるは、自分勝手だわ、どうなるのか頑張って読んだのにラストそれかいーーーって内容でした

Posted byブクログ

2017/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本人の意志による失踪、年間およそ7万人... あなたは自分で自分の人生を選び取った、と言い切ることができますか? こんな主旨の帯の言葉で、私の人生観を変えた本。 と言うより、漠然とみんなが知っていることだけど。 日常の中でなんでもない(と思う)選択は山ほどあるけど、 小さな1つの選択によって、その後の人生がどんどん変わっていく。 誰にも止められないこともあるよね。

Posted byブクログ

2016/01/30

消えてしまった女性の痕跡をたどっていく こんな奇跡的なアクシデントが 次々に起こってしまうなんて と思いながらも、ないこともないかも。 人生、明日のことも分からない。 だから、面白い。

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2015/02/20

なぜかこの作品を今まで読んでいなかった。それを後悔するほど本当に面白い小説だった。「身の上話」「Y」と佐藤さんの作品を読んできたが、この作品も話がどこへ行き着くのかまったくわからないままに読み進めることとなった。リンゴを買いに行くといったまま戻らない恋人。いったい何が?読者はただ...

なぜかこの作品を今まで読んでいなかった。それを後悔するほど本当に面白い小説だった。「身の上話」「Y」と佐藤さんの作品を読んできたが、この作品も話がどこへ行き着くのかまったくわからないままに読み進めることとなった。リンゴを買いに行くといったまま戻らない恋人。いったい何が?読者はただ著者の手中で事の成り行きを眺めることしかできない。みるみるうちにいろんな人物が登場し、話の行方はスピード感を増す。この感覚には、なんだか小ボートで川をくだっている様子を連想させられた。 リンゴやアブジンスキーなどのアイテムを上手に使い、一人称の語り口で効果倍増。ちょっとした謎も見事に伏線として回収される。しかも読後感は甘くて切なく、そして苦い。順序だてて語ってしまえば味気ないのかもしれないただの恋愛物語を、ここまで見事な小説として構築した手腕は、もっともっと高く評価されるべきものだと思う。

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2014/11/16

うーん。 感想が難しい。 何を書いてもネタバレになりそうな気がします。 姿を消した女性の行方を探すのですから、これはある意味ミステリと言えるかもしれません。 でも、作品中で「僕」自身が、自分は刑事でも探偵でもないからそこまではできない、と認めちゃっているんですよね。 恋人(未満...

うーん。 感想が難しい。 何を書いてもネタバレになりそうな気がします。 姿を消した女性の行方を探すのですから、これはある意味ミステリと言えるかもしれません。 でも、作品中で「僕」自身が、自分は刑事でも探偵でもないからそこまではできない、と認めちゃっているんですよね。 恋人(未満)としての行動の限界。 失踪の謎を追うことは追うけれど、それは別に刑事事件ではなく、ごくありふれた(年間7万人程度)本人の意志による失踪。 それが私には合わなかった。 私は失踪するなら失踪するで、きっちり落とし前をつけるべきだと思うの。 理由が言えないなら言えないなりに「失踪します。探さないでね。」とかを残すべき。 いなくなられただけでも残された方はつらいのだから、その上事故か事件か本人の意志かわからないのであれば、どうにも気持ちの持って行きようがないではないの。 じゃあ、「僕」に共感したかというと、そういうこともなく。 だって、自分でダメ男と言っている割には反省する気もなくて、事実ダメ男だしさ。 「そんな俺でもよかったら、っつーことで。」とかって、へらへらしてそうな気がする。ものすごい偏見ですが。 それでも、彼が彼女を探す過程を、私も一緒に探しました。 なかなか難儀でした。 細かい描写は細かいのに、人の話をきくときに集中力欠けてるし、信用ならない語り手なんですわ。 でも、遠回りしながらでも着実に彼女に近づいて、行き詰まり落ち込んで、あとから大事なことを思い出して立ち直り、少し近づいて行き詰まる。 その姿勢は嫌ではありませんでした。 いやー、内容に振れられないから、書いてる自分でもよくわからん文章です。 すみません。 最後にひとつだけ。 乗り過ごした電車の切符を払い戻ししていましたが、それはできないはず。 以前、寝台特急の出発時間を勘違いし、2時間前に出発してしまった電車のチケットを払い戻そうとしたら、JRの職員に「出ちゃった電車の切符は紙くずと同じ」と言われたがために10さんの西村京太郎魂に火がついて、新幹線に乗って特急を追いかけ、仙台から寝台特急に乗ったことを思い出しました。

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