ウォーレスの人魚 の商品レビュー
おとぎ話に出てくる人魚とは無縁の存在感。 生物学的にリアルだと感じてしまう(もちろんフィクションですが)ほどに、生態や性質が良く書き込まれている人魚だなと思いました。 話としてもなかなか面白かった。 発刊された時に一度読んで以来の再読。
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人魚を題材にした物語の中で一番だと思う。 話自体が面白いのはもちろん、人魚の生態に関しても 詳しい説明があるのがすごい。 もしかしたらいるのかもしれない、と思わせてくれる物語。
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自分の中にある”人魚”のイメージが一掃されました。 めちゃくちゃ好きです。 ******* 再読記録 ******* 2009.05.26
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これ読むと本当に人魚っているんじゃないかって思っちゃう作品。最初、表紙が微妙だなーって思ってたけど、読んで表紙の意味がわかりました!是非読んでほしい一冊!
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まあなんつーか、買いにくい表紙だよね。笑 読み終わってから見るとなるほどね、と思うんだけど、そうじゃなきゃ何のポルノ小説だって感じだよね。 人魚、岩井俊二、どういう方向に行ったかなあ、と思うと意外にもサイエンスに。 岩井俊二の映像でイメージしながら読んではみたのだけれど、人物描...
まあなんつーか、買いにくい表紙だよね。笑 読み終わってから見るとなるほどね、と思うんだけど、そうじゃなきゃ何のポルノ小説だって感じだよね。 人魚、岩井俊二、どういう方向に行ったかなあ、と思うと意外にもサイエンスに。 岩井俊二の映像でイメージしながら読んではみたのだけれど、人物描写が面白いほど少ないので、キャラクターに特徴付けがしにくい。 行動によって性格は推測できるけど、外見はどうにもならないからね。 とりあえず密は中性的な顔立ちなんでしょうかね。設定的に。外見上もそれっぽいんでしょうか。うーん。 ジェシーは名前からなんとなく金髪碧眼を想像してしまう。くそー。 ただもうこれ、「マジかもしんないなあ」と思わされる妙な説得力があり、「ホモ・アクアリウムか。うまい」と素直に言ってしまうような、そんな力があります。 進化論にミッシング・リンクがあることは有名な話ですが、そこをまた水に戻すとか、どういう発想だよ。すごい。 かなり独特な世界観と設定付けで、ところどころかなり荒唐無稽というか想像しがたい光景が繰り広げられているのですが、映画になったところを想像してみると普通にありそうだからすごい。 というかこれは是非映画化してほしい。しないんだろうけど。 よくも悪くも、映画的な発想が岩井さんには染み付いていて、それが小説にも出てるんだなぁと感じた一作。 おもしろかったです。正確には星は4.5ってことで。
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ヒトはどこからきて、どこへ還るのか。 海が好きな人ならたまらない極上のエンターテイメントの1冊。 映画は大ゴケしたらしいですが、こっちは面白い。 人類のミッシングリンクを人魚伝説にからめて解き明かす、なかなかの出来。 けっこう分厚い読み応えですが、ぐいぐい読ませてしまいます。 ...
ヒトはどこからきて、どこへ還るのか。 海が好きな人ならたまらない極上のエンターテイメントの1冊。 映画は大ゴケしたらしいですが、こっちは面白い。 人類のミッシングリンクを人魚伝説にからめて解き明かす、なかなかの出来。 けっこう分厚い読み応えですが、ぐいぐい読ませてしまいます。 アンコウの生態に酷似した、人魚の生殖。 ダーウィンに功績をゆずった、ウォーレスの不可思議な行動。 なぜ、人間は体毛のほとんどを脱ぎ捨ててしまったのか。 なぜ、人間だけが垂直歩行を獲得したのか。 そして滅び行く人魚たち。 全てが絵空事かもしれないけれども、何故か納得してしまう「岩井」説。 信じてみたいものです。 個人的には人魚の記憶の章がイチオシ。 海に還りたくなる1冊です。
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表紙がちょっと・・・だけど、 内容はとてもおもしろかった。 本当に人魚がいたら、こんなんなんかなーって思います。
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進化論を根幹に展開する人魚伝説的物語。ぶっ飛んでいるようでいて、どこか真実めいた雰囲気を感じることが出来る。 科学的見地をしっかりと考証しているからこそ成立しえたアイディアは、なかなか読み応えがあります。最後まで楽しんで読むことが出来た。
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人は、海に還る-- 進化論を駆使した新たなる人魚伝説(Amazonより抜粋) 岩井俊二も人魚もどっちも好きだし〜♪なんて軽い気持ちで読んでたら脳天直下!衝撃のホモ・アクアリウス説でやられました。 ラストがやや、不完全燃焼だったけど。それ抜きでもすごく面白くて、さすが岩井俊二!っ...
人は、海に還る-- 進化論を駆使した新たなる人魚伝説(Amazonより抜粋) 岩井俊二も人魚もどっちも好きだし〜♪なんて軽い気持ちで読んでたら脳天直下!衝撃のホモ・アクアリウス説でやられました。 ラストがやや、不完全燃焼だったけど。それ抜きでもすごく面白くて、さすが岩井俊二!って感じです。ちょいとグロイ描写あります。
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話のスケールが大きい! 続きがきになってきになって徹夜しました それほどこの話には魅力と不思議がつまってる!
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