ホビットの冒険(下) の商品レビュー
指輪物語、いわゆるロードオブザリングを読んだ、見たことがないのでわからないが、おそらくその前日譚。 ホビットのビルボがドワーフたちの冒険に巻き込まれる話。 途中でビルボが指輪を拾うので、それが指輪物語に繋がるのだと、勝手に思った。 ホビットの中では好奇心旺盛でちょっと変わり者...
指輪物語、いわゆるロードオブザリングを読んだ、見たことがないのでわからないが、おそらくその前日譚。 ホビットのビルボがドワーフたちの冒険に巻き込まれる話。 途中でビルボが指輪を拾うので、それが指輪物語に繋がるのだと、勝手に思った。 ホビットの中では好奇心旺盛でちょっと変わり者のビルボ。だが、それは「ホビットとして」であって、ドワーフなどの他の種族にしてみたら、弱い存在である。 そんなビルボが時には機転を利かせて、勇気を振り絞って、運が良くて、何度もある窮地を脱して、ドワーフたちの宝物を取り戻す。
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読むべき名作。ファンタジーの原点のような作品。ドラゴンを倒したあともまた物語がさらに盛り上がり、ワクワクが続く。 どのシーンもドラマチックで素晴らしかった。
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- ネタバレ
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小説を読んで涙する、という経験があることに驚いた。 ビルボがエレボールを後にする際に「お茶は四時。 とはいえ、いついらっしゃっても、あなたがたなら大かんげいですとも!」と言ったところだ。 ホビットのほら穴での大騒ぎから始まった物語がとうとう終わってしまう。 物語が終盤に差しかかり、愛すべき登場人物達との別れが近づいている。 ビルボが霧降り山脈の峠に着いてきりふり山脈の方をながめ、その冒険に背を向けたところは印象的だった。 以降の帰り道を読み進めながら、巻頭にある荒地の国の地図をしばしば開き、彼らの冒険を思い返す。 ビルボはホビット庄を前にして歌を歌った。 彼の背(過去)に浮かぶ数々の冒険はこれ以上ない勇気と機転と根性を育み、彼を他の誰でもないビルボ・バギンズたらしめたのだ。 ホビット庄を飛び出す前の彼なら、アーケン石をめぐる偉大な決断ができたであろうか? 自らの目で見た世界から物語性を持った歌を自身の言葉と心によって彫り出すことができるようになった彼の成長を、多くの読者が誇らしく思っていると、私はそうかんがえている。
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ホビットが最初は弱くてあんまり目立たない感じだったけど、最後らへんはとても勇敢で役に立っていた。 トーリンとキーリとフィーリが最後死んでしまうのは悲しかったです。
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kindleで、全一冊版を読了。 ドワーフやホビットのような小さいおっさん達と、魔法使いの老人でパーティーを組み冒険する物語。ドラゴンが出てきたりゴブリンと戦ったりと内容は激しいが、小学生と先生が遠足しているみたいでちょっとかわいかった。
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上巻に比べてぐっと大人向けになった印象。 悪い奴がいて知恵と勇気でやぶるという王道の展開をあえて捻じ曲げている。 ドラゴンを倒した後のドワーフと人間が戦争寸前になる展開は目を見張るものがある。 ただ逆に言うと結局最後にゴブリンという共通の敵を倒しておしまいという展開は鼻白んでしま...
上巻に比べてぐっと大人向けになった印象。 悪い奴がいて知恵と勇気でやぶるという王道の展開をあえて捻じ曲げている。 ドラゴンを倒した後のドワーフと人間が戦争寸前になる展開は目を見張るものがある。 ただ逆に言うと結局最後にゴブリンという共通の敵を倒しておしまいという展開は鼻白んでしまった。
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夢中で読破! ビルボの成長と、 登場人物たちの葛藤と戦いが、 実に人間臭くてリアル。 痛みなくしては帰れない旅の先にあるのが、 わかりやすいハッピーエンドではないところにも、 幾重にも感度し、唸ってしまう。 久しぶりに映画版を観よう!!
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あれ?もしかして自分もいつの間にかすっかり世の中に染まってつまらない大人になっちゃった? 作者が大人にこそ読んでほしいと言う訳が分かる気がする。 子供の頃はあんなに夢中になって読んだのに 大人になって読みかえすと感じ方が変わる。 特に親になった大人には必読書だ。 いつの間にか子供...
あれ?もしかして自分もいつの間にかすっかり世の中に染まってつまらない大人になっちゃった? 作者が大人にこそ読んでほしいと言う訳が分かる気がする。 子供の頃はあんなに夢中になって読んだのに 大人になって読みかえすと感じ方が変わる。 特に親になった大人には必読書だ。 いつの間にか子供の頃に大嫌いだったつまらない大人になっているぞ さあ、この本を読んでホビットのビルボ・バギンズと冒険に繰り出すのだ。 子供の頃を思い出せ! 余談だがこのビルボが作中で手に入れた指輪が指輪物語に繋がる。
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ホビット族のビルボ、ドワーフと共に竜に挑む冒険の話。 竜が倒されるシーン、私的にはめっちゃ意外。確かにドワーフとビルボでどうやって倒すんだろうと思ったけれども。 にしても、金銀財宝とかって、人を悪い方向に駆り立てちゃうんだなあって切なくなった。児童文学なのに、財宝をめぐって人々...
ホビット族のビルボ、ドワーフと共に竜に挑む冒険の話。 竜が倒されるシーン、私的にはめっちゃ意外。確かにドワーフとビルボでどうやって倒すんだろうと思ったけれども。 にしても、金銀財宝とかって、人を悪い方向に駆り立てちゃうんだなあって切なくなった。児童文学なのに、財宝をめぐって人々が対立する…なんか切ない。エンディングはハッピーエンドなんだろうけど、もの悲しかった。
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一気読みとはこのこと。 指輪物語に繋がる本作。児童文学という括りから飛び出ちゃってる。 登場人物たちの性格も親しみやすい。ただただ、格好いいだけじゃなく、狡猾で欲深いところ、仲間も思いやる優しさ、礼儀を重んじる性格など、見所がたくさん。 ビルボは大冒険の末に、何を手にしたの...
一気読みとはこのこと。 指輪物語に繋がる本作。児童文学という括りから飛び出ちゃってる。 登場人物たちの性格も親しみやすい。ただただ、格好いいだけじゃなく、狡猾で欲深いところ、仲間も思いやる優しさ、礼儀を重んじる性格など、見所がたくさん。 ビルボは大冒険の末に、何を手にしたのだろうか。宝だけじゃない、私たちが使う言葉では言い表せないモノを手にしたに違いない。 子供にも読んでほしい。 読了。
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