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ホビットの冒険(下) の商品レビュー

4.2

57件のお客様レビュー

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2017/08/16

 何かを探し求める探索の旅。  それを阻もうとする数々の試練。  乗り越えて成長していく登場人物。  「魔法の国ザンス」シリーズでも繰り返し取り上げられているこのテーマは、物語の骨格として、ごくごく普遍的なものなのだろう。  先祖伝来の失われた財宝。  世界を統べる巨大な魔法...

 何かを探し求める探索の旅。  それを阻もうとする数々の試練。  乗り越えて成長していく登場人物。  「魔法の国ザンス」シリーズでも繰り返し取り上げられているこのテーマは、物語の骨格として、ごくごく普遍的なものなのだろう。  先祖伝来の失われた財宝。  世界を統べる巨大な魔法。  秘められた謎。  幸せの青い鳥。  機械の体をタダでもらえる星。  我々の日々の生活もそんな探索と成長の積み重ねとも言える。  もうじき、新社会人として会社勤めを始める若者たち。  もしかするとビルボのように、なかば思いもよらぬ新生活が始まるのかもしれぬ。  手に入れられる確証もない成果を目指して、トロルやゴブリンのごとき障害と対決していくことになるのかもしれない。  日常がすでに冒険。  失敗しても、うまくいかなくっても、成長しているはず。  ドラゴンはもう少し強くあって欲しかったなあ。

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2015/01/01

2015/01読了。2014のホビット映画を観て読み直し。後書きの、第二次世界大戦を反映した物語、という解説に納得。伝承と現実世界をファンタジーで紡いだ物語である、と。なるほど。 2014/04読了。映画ホビット2を観て再読。映画化は下巻の中ほどまで。まあ、やっぱり映画は盛り過...

2015/01読了。2014のホビット映画を観て読み直し。後書きの、第二次世界大戦を反映した物語、という解説に納得。伝承と現実世界をファンタジーで紡いだ物語である、と。なるほど。 2014/04読了。映画ホビット2を観て再読。映画化は下巻の中ほどまで。まあ、やっぱり映画は盛り過ぎではあるけど、原作に忠実だとあそこまでの迫力は出ないかもしれないし、原作は原作、映画は映画ってことで楽しむのが良いんだろうなあ。 (五軍の戦いは映画化されたらグロテスクだろうな…) 2013/2/26読了。まだ映画化されてない部分。宝を見つけてからの心理描写が生々しく… ほろ苦い読了感だった。この生々しさ、人間臭さが魅力なんだと思う。

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2013/03/03

下も読み終わったー。 名作ってやっぱり名作に足る理由があるんだなあ。 映画版の指輪物語でも思ったんだけど、大河ドラマというか歴史小説のようです。

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2013/02/01

ラストをすっかり忘れてましたwうん十年ぶりに読んだので仕方ないか。 映画ではちゃんと最後までやってくれるかな?

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2013/01/19

映画を見る前に予習したくて読みました。 独特の雰囲気は変わりないのに、指輪よりもコンパクトでとっかかりやすいです。 この本が書かれた時点では、エルフやガンダルフも小人族として描かれていたのは驚きで、旅の一行みんなが小馬に乗って移動する挿絵が入っています。 児童向けではありますが、...

映画を見る前に予習したくて読みました。 独特の雰囲気は変わりないのに、指輪よりもコンパクトでとっかかりやすいです。 この本が書かれた時点では、エルフやガンダルフも小人族として描かれていたのは驚きで、旅の一行みんなが小馬に乗って移動する挿絵が入っています。 児童向けではありますが、登場人物たちはみな、竜もドワーフもビルボも、人間的で憎めないキャラクターばかりです。 最後の最後で『指輪物語』の序盤で、ビルボやフロドが何故サックビル・バギンズ夫妻を毛嫌いしていたのかが分かりました。

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2012/12/28

元祖・行きて帰りし物語。決してハッピーエンドではないこの旅は、確実にのんきな中年ホビットを成長させた。恐るべき怪物も、悲惨な戦争も、避けようと思えば避けられるけど、経験することは決して悪ではない。世界の始まりの頃に起こった冒険はビルボの甥に引き継がれ、我々人間の世界にも合わせ鏡と...

元祖・行きて帰りし物語。決してハッピーエンドではないこの旅は、確実にのんきな中年ホビットを成長させた。恐るべき怪物も、悲惨な戦争も、避けようと思えば避けられるけど、経験することは決して悪ではない。世界の始まりの頃に起こった冒険はビルボの甥に引き継がれ、我々人間の世界にも合わせ鏡となるのだ。

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2012/12/17

上巻から下巻まで一気読みしました。最後ちょっと想定外な展開に。 ファンタジーっていいな。想像を思いっきり広げて仮想世界を旅できる楽しさ。 映画ももちろん面白かったけど、画集とかあったら見てみたいなぁ。

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2012/12/05

感想はこちらでひとまとめ。 http://booklog.jp/users/ohsui/archives/1/4562070005

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2012/11/29

この物語は私のファンタジーの原点。何度目かの再読だが、細かい所はすっかり忘れていた。大好きなガンダルフが、こんなに人間的に描かれていたのも忘れていた。しかし映画のガンダルフ役イアン・マッケランは合わない。もっと眼光鋭い人でないと。

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2012/11/28

映画公開に向けて、何度目かの再読。 ガンダルフ曰くの「ほんの小さな平凡なひとり」であるビルボが冒険を通じて成長する、というところは王道な児童書だなと思う。 でも決して、それだけに収まらない部分がたくさんあって、「平凡」ゆえの愚かさやうっかりを持ち合わせているところが、ビルボの良さ...

映画公開に向けて、何度目かの再読。 ガンダルフ曰くの「ほんの小さな平凡なひとり」であるビルボが冒険を通じて成長する、というところは王道な児童書だなと思う。 でも決して、それだけに収まらない部分がたくさんあって、「平凡」ゆえの愚かさやうっかりを持ち合わせているところが、ビルボの良さであり、この本の良さなのだと思う。 それはドワーフもエルフも人間も同じ。欲に目がくらんで酷いことを言うこともある。それでも、最終的にはそれを悔い改め、相手を認め尊敬の念を新たにするところが、大人になった今読んでも学ぶべきところだなぁと思った。

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