影が行く の商品レビュー
閉ざされた南極基地を…
閉ざされた南極基地を襲う影、地球に帰還した探検隊を待つ戦慄、過去の記憶をなくして破壊を繰り返す若者たち、19世紀英国の片田舎に飛来した宇宙怪物など、第一級の作家による13編。
文庫OFF
全体的にセレクトが古すぎるのが気になるが、中村融編となればまあこうなるか。 「影が行く」と「唾の樹」が良かったかな。
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久々にホラーが読みたいと思って借りたが、クーンツやフィリップKディックが入ってた割には…だった。悪くはないとは思うが、めくるめくわくわく感はない。王道の先ぶれ、という感じ?
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「影が行く」南極基地。調査隊は凍結した2千万年前の宇宙船と地球外生命体の死体を発見。死んでいるはずの生命体は他の生物に寄生し体を乗取り始めた。擬態を見破るのは困難で、隊員は疑心暗鬼になる。面白い。
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トワイライトゾーンのテイストを懐かしく思い出させる時間だった。 中村氏の解説を読んで納得~収録されている差k品の大半は1950年代。 当時は急激な科学技術の発達と共に、原子力・核兵器・放射能・宇宙よりの侵略❔も含むと2度の大きな戦争を経て冷戦期に向かっている時間はひたすら「他者よ...
トワイライトゾーンのテイストを懐かしく思い出させる時間だった。 中村氏の解説を読んで納得~収録されている差k品の大半は1950年代。 当時は急激な科学技術の発達と共に、原子力・核兵器・放射能・宇宙よりの侵略❔も含むと2度の大きな戦争を経て冷戦期に向かっている時間はひたすら「他者よりの襲撃」」を恐れる時間だったろう。その後仮想敵というフレーズが独り歩きして、現代に至ってはあの国を始めとして膨らむ一方の恐怖。 この作品を読んでいると恐怖も幸せな形に思える。 流石に表題作が一番の面白さ。 SF+ホラー+ミステリーがどんどん形作られて行った20C後半の集大成という感じ。その後、マッドサイエンティスト的になって行ったのは好みじゃないけれど。パラノイア⇒ミュータント⇒ゾンビ⇒スティーブン・キングの世界になって行った流れを振り返らせてくれた。 「ヨ―ヴォムビスの地下墓地」は短編だがマチュピチュ、ヨーヒ人?そして感染症と好みのテイストだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カテゴリ分けをSFと怪奇どちらにするか迷う短編集。(SFにしました) 読めて良かったと思うのは「群体」「影が行く」。 直前にラヴクラフトの「異次元の色彩」を読んでいたので「唾の木」の既視感が凄い。盗作騒動とか無かったんだろうか…
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いろんな方面からのSFホラー短編集。 いくつか読めていないのもあるけど、「消えた少女」「悪夢団」「軍隊」「影が行く」「探検隊帰る」「吸血機伝説」「五つの月が登るとき」が良かった。さっくりと薄寒いのが多くて良い。 映画「遊星からの物体X」の原作である「影が行く」は超面白かったけど登...
いろんな方面からのSFホラー短編集。 いくつか読めていないのもあるけど、「消えた少女」「悪夢団」「軍隊」「影が行く」「探検隊帰る」「吸血機伝説」「五つの月が登るとき」が良かった。さっくりと薄寒いのが多くて良い。 映画「遊星からの物体X」の原作である「影が行く」は超面白かったけど登場人物の名前と職業をメモしながらでないと読めなかった。。。
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1930~1970年代英米の、恐怖に彩られたSF あるいは科学色の強い怪奇小説セレクション全13編。 ホラーとSFという、別々に取り扱われる場合も多いジャンルが、 実はメビウスの帯のような関係にあることを 再認させてくれるアンソロジー。 殊に1950~1960年代のアメリカでは、...
1930~1970年代英米の、恐怖に彩られたSF あるいは科学色の強い怪奇小説セレクション全13編。 ホラーとSFという、別々に取り扱われる場合も多いジャンルが、 実はメビウスの帯のような関係にあることを 再認させてくれるアンソロジー。 殊に1950~1960年代のアメリカでは、 未曾有の経済的繁栄を謳歌する豊かな社会に、 外部からの悪意ある侵入者が迫りつつあるのでは―― という強迫観念を反映した文芸作品が持て囃された模様。 そのココロは 「“東側”のスパイが隣人に成り済ましていたらどうしよう」 的な不安だったに違いないが、 翻って、現代の我々にとっての仮想敵、 恐怖の源泉とは一体何だろう……などと考えてみたが以下略(笑)。 収録作は リチャード・マシスン 「消えた少女」 "Little Girl Lost"(1953年) ディーン・R・クーンツ 「悪夢団(ナイトメア・ギャング)」 "Nightmare Gang"(1970年) シオドア・L・トーマス 「群体」 "The Clone"(1959年) フリッツ・ライバー 「歴戦の勇士」 "The Oldest Soldier"(1960年) キース・ロバーツ 「ボールターのカナリア」 "Boulter's Canaries"(1965年) ジョン・W・キャンベル・ジュニア 「影が行く」 "Who Goes There?"(1938年) フィリップ・K・ディック 「探検隊帰る」 "Explores We"(1959年) デーモン・ナイト 「仮面」 "Masks"(1968年) ロジャー・ゼラズニイ 「吸血機伝説」 "The Stainless Steel Leech"(1963年) クラーク・アシュトン・スミス 「ヨー・ヴォムビスの地下墓地」 "The Vault of Yoh-Vombis"(1932年) ジャック・ヴァンス 「五つの月が昇るとき」 "When the Five Moons Rise"(1954年) アルフレッド・ベスター 「ごきげん目盛り」 "Fondly Fahrenheit"(1958年) ブライアン・W・オールディス 「唾の樹」 "The Saliva Tree"(1965年) 面白かったのは、これまで三度も映画化された表題作 「影が行く」。 南極の基地で強い磁力を探知した研究者たちは、 原因を探りに行って氷漬けの異星船を発見。 解凍されたエイリアンは犬橇の犬の姿を模倣して同化し―― という『遊星からの物体X』なのだが、 宇宙生物の不気味さよりも、隣にいる仲間が既に殺され、 “それ”に成り替わられているのでは……と 疑心暗鬼を生ずる閉鎖的空間におけるサスペンス感覚が 素晴らしい。 舞台が火星だからSF扱いだけど 中身はクトゥルー神話じゃないかよ(喜)! な、 遺跡を調査する考古学者チームが“おぞましいもの”に 遭遇する、クラーク・アシュトン・スミス 「ヨー・ヴォムビスの地下墓地」 が、 オチの付け方まで含めて好みのタイプだった。
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「ホラーSF傑作選」という副題のとおり、ホラーでありSFでもある短篇を選んでいます。 類型化すると、ホラーにしてもSFにしてもジャンル小説。したがってホラーSFとなると、サブジャンル小説となります。このジャンルのジャンルに対する選者のこだわりは、作品の選択および作品の解説からも...
「ホラーSF傑作選」という副題のとおり、ホラーでありSFでもある短篇を選んでいます。 類型化すると、ホラーにしてもSFにしてもジャンル小説。したがってホラーSFとなると、サブジャンル小説となります。このジャンルのジャンルに対する選者のこだわりは、作品の選択および作品の解説からも感じられます。 ホラーやSFに詳しい読者であれば、いろいろな楽しみ方ができるであろう珠玉の一冊。しかしP・K・ディックくらいしか知らなかった私のような読者にとっては、おそらく玉石混交。
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ベストSF2000年1位 ディックが入ってる ¥ mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 ・
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