風の万里 黎明の空(下) の商品レビュー
3人の女の子をみんな好きになった。上巻では陽子以外の2人は微妙だなと思ってたんだけど、みんな頑張ってる。そこが好き。そして陽子のことはその中でも1番応援したい。
Posted by
勧善懲悪で超スッキリします。 水戸黄門や半沢直樹のようなスッキリです! 陽子の周りに、やっと信頼できる人々が集ってきました。 慶国の発展が今後楽しみです。
Posted by
再読。 快感といっていい程の面白さ。 上巻での鬱屈とした空気、いくつかの衝撃的な別れその積み重ねの後のカタルシスに文句なし。 郷城での息をつかせぬ合戦シーンにこれまた大興奮。 陽子はなんとも男前度が上がったもんだ。 その他の傑物達の頼もしいこと。 シリーズ中一番好みの作品...
再読。 快感といっていい程の面白さ。 上巻での鬱屈とした空気、いくつかの衝撃的な別れその積み重ねの後のカタルシスに文句なし。 郷城での息をつかせぬ合戦シーンにこれまた大興奮。 陽子はなんとも男前度が上がったもんだ。 その他の傑物達の頼もしいこと。 シリーズ中一番好みの作品。
Posted by
陽子が…かっこいい! 読んでいて一緒にハラハラドキドキできた 上は鬱々としていたが下は目指す所が見えてきて安心して読めた 上下あわせてほぼ一気見したが、すごい読み応えだ。それにしても三人の成長ぶりはすごいなあ。 これからは、慶もいい国になっていくのでしょう。 初勅深いなあ 他者に...
陽子が…かっこいい! 読んでいて一緒にハラハラドキドキできた 上は鬱々としていたが下は目指す所が見えてきて安心して読めた 上下あわせてほぼ一気見したが、すごい読み応えだ。それにしても三人の成長ぶりはすごいなあ。 これからは、慶もいい国になっていくのでしょう。 初勅深いなあ 他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない 真実、相手に感謝し、心から尊敬の念を感じたときには、自然に頭が下がるものだ。霊というのは心の中にあるものを表すためのもので、形によって心を量るものではないだろう。礼の名のもとに他者に礼拝を押しつけることは、他者の頭の上に足を載せて、地になすりつける行為のように感じる。 他者に対しては礼をもって接する。そんなものは当たり前のことだし、するもしないも本人の品性の問題 他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、獣物に媚びず… そのためにまず、他社の前で毅然と首を上げることから始めてほしい
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] <上> 天命により慶の国、景王となった陽子は民の実情を知るために街へ出た。 目前で両親を殺され芳国公主の座を奪われた祥瓊は、父王の非道を知り自らを恥じていた。 蓬莱から才国に流されてきた鈴は華軒に轢き殺された友・清秀の仇討を誓った。 それぞれの苦難を抱いて三少女はやがて運命の邂逅の時を迎える―。 <下> 思うままにならない三匹の豺虎を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。 “景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから”陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。 慶国を、民を守るために。 果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語。 [ 目次 ] <上> <下> [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
思うままにならない三匹の豺虎(けだもの)を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。“景王に会いたくて、あなたは人々の希望の全てなのだから”陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永...
思うままにならない三匹の豺虎(けだもの)を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。“景王に会いたくて、あなたは人々の希望の全てなのだから”陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語。(裏表紙より) すごく面白かった!今まで読んだ十二国記シリーズは全部面白かったけど、自分としてはその中でもダントツの面白さでした! 運命に導かれるかのように集う3人の少女と、彼女らを助ける勇敢で優しい周囲の人々、それら全ての人々が力を合わせて悪を倒すという勧善懲悪で痛快なストーリー…読む手が止まりませんでした。 人の上に立つ人間がどうあるべきかを悩む陽子の成長過程(というか、遠甫の数々の助言)には、現代社会におけるリーダーにとっても大変重要なものがたくさんあると思います。単なるファンタジーとしてだけでなく、一冊の書物としても「読んでよかった」と思える1冊でした。
Posted by
「黄昏の月 暁の天」を読んだ流れで、「月の影 影の海」と「風の万里 黎明の空」を講談社文庫版で一気読み。 やっぱりこの作品はすごい。 人を疑うこと、自らを哀れむこと、そういう負の連鎖的思考を分析して、転換を図る。 そういう分析的発想と、その人間が簡単に陥っていく思考の誤りを説得...
「黄昏の月 暁の天」を読んだ流れで、「月の影 影の海」と「風の万里 黎明の空」を講談社文庫版で一気読み。 やっぱりこの作品はすごい。 人を疑うこと、自らを哀れむこと、そういう負の連鎖的思考を分析して、転換を図る。 そういう分析的発想と、その人間が簡単に陥っていく思考の誤りを説得力を持って指摘する力はすごい。 ファンタジーの世界をリアルに細部にまでこだわって創造すること自体すごいのに、それに人間の緻密な心理描写まで加えられる作家は他にいないと思う。 何度読んでも読みだしたら止まらない。 「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない」
Posted by
最後には、このメンバーを徴用するんだろうなぁと思ったらその通りだった。でも、ドンドン引き込まれるストーリーは、とても楽しく読めました。
Posted by
陽子の周辺にもとうとう事件が起こって、いよいよ王としての資質が試されようかという下巻。散々虐げられながらも、国のために決起しようという男たちの心根は熱く、読み手の胸を打つ。終章で見せた王たる陽子の毅然とした態度は申し分なく、重厚だった本作の最後を、最高の形で締めくくる。
Posted by
十二国記シリーズは苦手意識を持つ人もいると思うけど、最後まで読むと本当に感動する。 最後の一行を読んだとき、私は鳥肌がたったよ。 読み終わった時には、主人公の陽子のようにきっと赤毛にしたくなるはず。
Posted by