風の万里 黎明の空(下) の商品レビュー
『十二国記』シリーズの四作目の下巻。上巻で狭い世界しか見れなくて自分勝手だった少女たちがちょっとずつ変わっていく様子が凄く良いな、と思う。後半はもう“暴れん坊将軍”状態の陽子が素晴らしく素敵(笑)ここでも楽俊が良いネズミでした。楽俊の毛皮は万民を救う。大学図書館(06/07/前半...
『十二国記』シリーズの四作目の下巻。上巻で狭い世界しか見れなくて自分勝手だった少女たちがちょっとずつ変わっていく様子が凄く良いな、と思う。後半はもう“暴れん坊将軍”状態の陽子が素晴らしく素敵(笑)ここでも楽俊が良いネズミでした。楽俊の毛皮は万民を救う。大学図書館(06/07/前半)
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シリーズ作品の中で「月の影、影の海」同様、 十二国の成り立ちが理解しやすい 陽子と一緒にこの世界をみていくかんじ 陽子、祥瓊、鈴それぞれの成長物語はよくできてる 陽子かっこいいしおすすめ
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国のことがわからず、周りの官吏にもため息を吐かれ、王という職に嫌気がさしてきた陽子。芳国の公主として生まれながらも、父、仲韃の圧政に絶えかねた恵州侯・月渓らに討たれ仙籍を剥奪されてしまい、同じような年で、王として裕福に暮らしている陽子を逆恨みする祥瓊。蓬莱から流され、暴君梨耀の下...
国のことがわからず、周りの官吏にもため息を吐かれ、王という職に嫌気がさしてきた陽子。芳国の公主として生まれながらも、父、仲韃の圧政に絶えかねた恵州侯・月渓らに討たれ仙籍を剥奪されてしまい、同じような年で、王として裕福に暮らしている陽子を逆恨みする祥瓊。蓬莱から流され、暴君梨耀の下僕として暮らし、「自分が世界で一番不幸だ」「同じ蓬莱生まれの慶王陽子ならこの気持ちを理解し、救ってくれるだろう」と思う鈴。皆、それぞれの思いを抱きながら、3人が出会う。 私も、心の中で自分の間違いを人のせいにして言い訳したり、自分の不幸は誰にも理解してもらえない、といったことを思うことがある。この本を読んでいると、自分を見直して、こんな人になりたい!!という目標が浮かんできた。また、特に陽子の、最後の決め台詞には乞うご期待!!とても感動すること請け合いです☆
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鈴の「あたしは、それを絶対に忘れないわ」で電車の中で泣いてしまった…。陽子大好き。なんつーかもうただただ面白いとしか感想が出てきません。というか私が天帝で上空から見守っていて、終わった時点で「良かったねえ!(ホロリ)」という気分と言ったほうが近いか。上巻終わった時点で凄いどんより...
鈴の「あたしは、それを絶対に忘れないわ」で電車の中で泣いてしまった…。陽子大好き。なんつーかもうただただ面白いとしか感想が出てきません。というか私が天帝で上空から見守っていて、終わった時点で「良かったねえ!(ホロリ)」という気分と言ったほうが近いか。上巻終わった時点で凄いどんよりしたんだけど、下巻で晴れ晴れできて大層嬉しかったです。多分素っ気無く書けば全く面白くない話を凄い色んな視点から書いてて、それぞれの想いを嫌でも理解した上で明確な悪者がいたからあそこまで爽快感があるのだろうな。
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「魔性の子」で小野不由美に興味を持ったので彼女の本を探していたら見つけた本。 「魔性の子」の続編、というかどうやらシリーズものだったらしい。十二国記シリーズ。 ばりばりファンタジーで最初はちょっと引いた。 でも「魔性の子」の続きが気になったのでがんばって読んだ。 続きというわけで...
「魔性の子」で小野不由美に興味を持ったので彼女の本を探していたら見つけた本。 「魔性の子」の続編、というかどうやらシリーズものだったらしい。十二国記シリーズ。 ばりばりファンタジーで最初はちょっと引いた。 でも「魔性の子」の続きが気になったのでがんばって読んだ。 続きというわけではなかったが舞台の世界は一緒みたいだった。 ファンタジーな魔物やらなにやらが出てきてちょっと辛かった… でもこの他にもこれのシリーズがいっぱいあるので読まなければ。 夏留は読み始めてしまうと続きが気になってしまう性質なのであった。 シリーズの感想は短くなりがちなのでまとめてしまうことにする。 「風の海 迷宮の岸」、「東の海神」、「風の万里 黎明の空(上)(下)」、 「図南の翼」、「黄昏の岸 暁の天」、「華胥の幽夢」がこの十二国記シリーズで読んだモノ。 こうやって並べて見るとかなり大層なタイトルがついているなぁ、と思う。 そしてファンタジー嫌いがよくこんなに読んだものだ。プリーズ拍手。
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鈴も祥瓊も好きになれます。そして慶国の未来が見えてきてスッキリ、気も軽くなって面白いです。 迷いのなくなった陽子と味方についた浩翰が好きになります。桓タイ×祥瓊大プッシュ。
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――革命とはこういうものなのだろうか。三人の少女が悩み・迷い・時に涙を流しても、前に進む。そして出会う。陽子・祥瓊・鈴の三人娘が成長していく姿、そして最後の陽子の王たる姿を現す場面は息を呑みます。
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