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風の万里 黎明の空(下) の商品レビュー

4.6

117件のお客様レビュー

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2011/04/13

人は誰の奴隷でもない。そんなことのために生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、けだものに媚びず、ー私は慶の民にそんな不羈の民になってほしい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、...

人は誰の奴隷でもない。そんなことのために生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、けだものに媚びず、ー私は慶の民にそんな不羈の民になってほしい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、他者の前で毅然と首を上げることから始めてほしい。 陽子だからたどり着いた初勅に、心も目頭も熱くなりました…これこそ、私が思う、こうでありたい姿。上下あわせて709ページの間に、陽子も鈴も祥瓊も自尊心を手に入れた。一緒に旅した読者として、一人取り残されてしまわないように、私もしっかりしなくては。

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2010/06/28

「至らない王で、本当に済まない…」 十二国記シリーズ このままじゃいけない、何とかしようと動き出す下巻 陽子の思い切りのよさがひたすらかっこいい! 鈴や祥瓊だって、もちろん虎嘯や桓たいだってかっこいいのですが 陽子は本当に別格 さすが伊達に王様じゃないです 禁軍の将軍を一喝する...

「至らない王で、本当に済まない…」 十二国記シリーズ このままじゃいけない、何とかしようと動き出す下巻 陽子の思い切りのよさがひたすらかっこいい! 鈴や祥瓊だって、もちろん虎嘯や桓たいだってかっこいいのですが 陽子は本当に別格 さすが伊達に王様じゃないです 禁軍の将軍を一喝するところなんてもう惚れ惚れします 「慶の誰にも王になってほしい」という陽子の初勅は本当に素敵です また祥瓊が楽俊と別れるシーンなんて胸に響きます でも何より虎嘯の実直さと人のことばかりなところが一番好きですw

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2010/06/23

買いなおし!最後のあたりとか鳥肌がたつように面白い。陽子も祥瓊も鈴も、みんな成長したなぁという感じ。読んでてすごくスッキリするような気がする。

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2010/06/23

思うままにならない三匹の豺虎を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。“景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから”陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語...

思うままにならない三匹の豺虎を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。“景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから”陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語。 こうやって陽子も延王のように素敵な王になっていくんだろうな!

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2010/05/30

最後の陽子が格好いい!内気だった少女から随分と成長したなと思わされました。 初勅がとっても良かったです。

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2009/12/22

楽しかったー!!陽子めっちゃかっこいい。ドーム群に通じるものをちょっと感じた。みんなが自分自身の王になるんだよ。

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2009/11/17

陽子があまりにも格好いい。というか女性陣がみんな格好いい。革午に祥瓊と鈴が名乗るシーンとか、陽子の初勅とか、名場面が多すぎてもう。面白かったの一言。

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2009/11/16

 王になった陽子、父を討たれ王家を追われたショウケイ、そして日本から漂流(?)してきた鈴、3人の少女の自己を見出し成長する姿。  自分を哀れむしかできなかったショウケイと鈴が、次第に変わっていく姿に感動。  うむ、十二国記は、個々の自立の話なのかもしれないと、思う。

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2009/10/04

十二国記シリーズ4 下巻 終章、 「_____これをもって初勅とする」 陽子が陽子であり、 真に景王となった瞬間で幕を閉じる。 終章は鳥肌が立つほど秀逸!!

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2011/09/17

未完のファンタジー超大作。シリーズで10巻近くでているので私が一番好きな巻をとりあえず載せてみた。この「十二国記」を知って早5年になるが、その感動は未だ色あせない。確かに最初はとっつきにくいと思う。12もの国名を覚えるのも面倒だし、別世界のシステムがまったくわからないので、何がど...

未完のファンタジー超大作。シリーズで10巻近くでているので私が一番好きな巻をとりあえず載せてみた。この「十二国記」を知って早5年になるが、その感動は未だ色あせない。確かに最初はとっつきにくいと思う。12もの国名を覚えるのも面倒だし、別世界のシステムがまったくわからないので、何がどうなっているのか一度で把握するのは不可能に近い。見たこともないやたらと画数の多い漢字が頻繁に出てくるのも読み進める上では難所となるだろう。しかし主人公の高校生、陽子が必死で逃げ延び、己の運命を切り開く姿を読んでいる内に、自然と読者も十二国の世界に引き込まれてしまう。そして、引き込まれたらその奥深さ、面白さに取り憑かれ二度と元には戻れない(笑)アニメ化もされ、少女向けのファンタジーと思われがちだがこれはあらゆる年代の人間が楽しめる壮大な物語だと思う。墓まで持って行くシリーズだ!

Posted byブクログ