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の商品レビュー

3.6

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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  4. 2つ

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2017/02/20
  • ネタバレ

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最後の最後で驚かされるパターンだってわかっているのに、毎回その罠に引っかかってしまう。二度読み必至。 櫻花が弟を殺したシーンで中原中也(弟の死をうたったのが詩作の始まりである詩人)の詩を引用するまーや先生はある意味すごい。 この時代にちゅーや先生がいたら酒席で絡まれていたことでしょう。

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2016/08/09

大鏡と呼ばれる神様が支配する村で起こる連続殺人事件。閉鎖された空間では、外の世界での常識が通じることはなく、読みながらこの村の不気味さにどっぷりと浸っているうちに、最後には、えっ??と思わせてくれる! 横溝ワールドに浸るのが好きな自分にとって、この世界観はとても好き。現代にもこん...

大鏡と呼ばれる神様が支配する村で起こる連続殺人事件。閉鎖された空間では、外の世界での常識が通じることはなく、読みながらこの村の不気味さにどっぷりと浸っているうちに、最後には、えっ??と思わせてくれる! 横溝ワールドに浸るのが好きな自分にとって、この世界観はとても好き。現代にもこんなに自分の好みに合う作家さんがいてるとは!

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2016/06/05

アベルとカイン そんなトリックありかー!!というね、確かに思わせるヶ所は多々あった。 やるな… でも、なんだろういまいちスカッとしないのは

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2016/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

十数年ぶりの再読。初読時(取り分け死んだと思われた橘花が珂允の許に現れた箇所。495頁)に感じた世界がぐらつくような感覚こそ薄れはしたものの、今度はその構成の強かさに感嘆させられる。〈人格が変わると顔まで変化する〉というのはミステリ的にはかなりアウトな気がするのだが、それでも『夏と冬の奏鳴曲』と並ぶ麻耶雄嵩の二大傑作である点は揺らがないと自分は思っている。

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2016/02/28

2016.02.28 異境の村 弟との確執 大鏡様 錬金術 五行思想 鬼子 メルカトル どんでん返しはなかなかだけど、ちょっと長い

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2015/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

星3か4か迷ったけど、4。 最近、麻耶さんばかり読んでるなあ。 失踪して帰ってきて殺された弟の謎を知るために 隔離された村にやってきた主人公。 そこでは大鏡と呼ばれる一人の人物が村の全てを支配していた。 最後まで読み終えて、整理して理解するのに時間がかかった。 本物の弟は自身がずっと昔に殺害しており、 架空の弟の姿をずっと追いつづけていた。 色覚異常って遺伝なのだということを初めて知った。

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2015/09/15

メルカトル鮎が出てくる長編を読むのはこれが発行順じゃないけど翼ある闇に続いて二冊目。 閉鎖された村で独特の神が崇められていてなぞの鴉の大群が襲って来る。そこに弟の死の原因を探るため主人公がやってくる…という結構オーソドックスなミステリの雰囲気で私の好きな感じだったので読みやすか...

メルカトル鮎が出てくる長編を読むのはこれが発行順じゃないけど翼ある闇に続いて二冊目。 閉鎖された村で独特の神が崇められていてなぞの鴉の大群が襲って来る。そこに弟の死の原因を探るため主人公がやってくる…という結構オーソドックスなミステリの雰囲気で私の好きな感じだったので読みやすかった。 伏線がしっかりといろいろ張られているのでそこに注意して読んでればある程度はオチが予測できるので翼ある闇ほど最後「はぁ!?」とはならなかった。 でもやっぱりオチは普通のミステリより癖がある。 メルの新たな出自がわかって、メル好きな私には嬉しかった。

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2015/08/19

評判を聞いて読んだが、自分にはあまり盛り上がらなかった。雰囲気や村の設定はいいが、長編の割りには謎の質、量共に小さい気がする。私は麻耶雄嵩の短編の方が好き。

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2015/07/05

独特の世界観に理解が追いつかず、鴉はどういうこと❓とわからないまま…最後にえー❗️と驚かされて。 とにかく一筋縄ではいかないことだけわかりました。またチャレンジします。

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2016/03/05

予想通りの予想外 麻耶作品の長編ものに挑戦。いつの時代のどこの国だよ、と思わせる辺境の地で、弟の死の原因を追う青年の話。自ら長編には向かないと自負するだけあり、大ボリュームの本作の最後の最後に明かされる種明かしに対しては、様々な感情がせめぎ合うことだろう。だが、まんまと騙されたあ...

予想通りの予想外 麻耶作品の長編ものに挑戦。いつの時代のどこの国だよ、と思わせる辺境の地で、弟の死の原因を追う青年の話。自ら長編には向かないと自負するだけあり、大ボリュームの本作の最後の最後に明かされる種明かしに対しては、様々な感情がせめぎ合うことだろう。だが、まんまと騙されたあの仕掛けと、銘探偵参上シーンににやにやさせられたので許す。

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