1,800円以上の注文で送料無料

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 の商品レビュー

4.1

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

太宰の最高傑作「斜陽…

太宰の最高傑作「斜陽」「人間失格」の他にも、彼の命日の桜桃期の元になった作品「桜桃」も中々の良い作品です。

文庫OFF

斜陽、人間失格、ダス…

斜陽、人間失格、ダス・ゲマイネ、満願、富岳百景、葉桜と魔笛、駈込み訴え、走れメロス、トカトントン、ヴィヨンの妻、桜桃_が収録されています。

文庫OFF

斜陽などの暗めの作品…

斜陽などの暗めの作品も太宰さんらしくていいのですが、やはり走れメロスがおすすめです。さすが、名文、学校生活、友達関係に悩んだとき必読!

文庫OFF

超代表作を集めていま…

超代表作を集めています。太宰入門書としていいのでは。

文庫OFF

誰でも知っている話、…

誰でも知っている話、題名ぐらいは知っている話などこの際に作者の本を読んで見ようと思っている人へ。

文庫OFF

2024/07/23

全体的に暗く感じた。ただ、独特な世界観があり気付けば、読み終わっていた。 斜陽とは西に傾いた太陽を意味しており、かつての貴族が没落する姿を斜陽として表していた。それを知った時は、ハッとした気持ちになった。 また、数年後に読み返したい。

Posted byブクログ

2024/02/24

あなたは早死にだろうねと言われることが増えて、自分でも自覚があって早めに死んでも全然満足!って思うのだけど、それって文豪への憧れが根深いからだと思う。語り継がれるような作品を残したのち、酒と女に溺れて心中するような文豪たちが幼い頃からかっこよく見えて仕方なくて。 何度も女との心中...

あなたは早死にだろうねと言われることが増えて、自分でも自覚があって早めに死んでも全然満足!って思うのだけど、それって文豪への憧れが根深いからだと思う。語り継がれるような作品を残したのち、酒と女に溺れて心中するような文豪たちが幼い頃からかっこよく見えて仕方なくて。 何度も女との心中を試みながらも終戦を迎えた太宰が、愛人だった静子をモデルに描いた作品がこの斜陽だと言われているんだけど、女は女の味方なのでイケイケGOGOと思いながら読みました。読書好きと言うからには近代日本文学をおざなりにはできないので、太宰開拓していくぞ! 物語というよりはほぼドキュメンタリーなので、リアルさ故気持ち悪い

Posted byブクログ

2023/11/18

娯楽小説のような面白さは当然なく、ときに読み進めるのが辛くなるのだけど、心のうちを痛烈に表現するようなこういう堅苦しい本をときたま読みたくなる。

Posted byブクログ

2023/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「人間失格」人間を恐れるがあまり過度にご機嫌伺いしたり道化になりきったりしてしまう男。 「ダス・ゲマイネ」佐野次郎を中心に、太宰という人物も登場する短編 ダス・ゲマイネ=ドイツ語で一般的なもの、通俗的なもの。 津軽の方言 ダスケ=だから マイネ=だめだ 「富嶽百景」常に富士山が見える場所での生活 「駆込み訴え」師を売る弟子の独白。ぐるぐる変化する感情 「走れメロス」久々に読むと、メロスのくじけそうになったりいやだめだ、と揺れ動く心情が面白かった。あと読みやすい。 「トカトントン」いざ何かを始めるぞ、と思うとどこからかトカトントン、と聞こえてやる気がすっかり失せてしまう。 「ヴィヨンの妻」人非人でもいいじゃない、生きてさえいればいいのよ 「桜桃」子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親のほうが弱いのだ。

Posted byブクログ

2022/10/26

太宰治は学生時代にかじった程度だ。 文字からインプットする話は、ネガティブ結末を好む傾向があるものの三島由紀夫はハマったのに太宰はハマらなかった。今回は井伏鱒二が描いた「太宰治」を読み、どのような時を生きた人が描いたのか。を想像しながら読むことができた。 人間失格の葉蔵然り、斜陽...

太宰治は学生時代にかじった程度だ。 文字からインプットする話は、ネガティブ結末を好む傾向があるものの三島由紀夫はハマったのに太宰はハマらなかった。今回は井伏鱒二が描いた「太宰治」を読み、どのような時を生きた人が描いたのか。を想像しながら読むことができた。 人間失格の葉蔵然り、斜陽の直治然り、ダス・ゲマイネの馬場然り。何とも言えぬ、瞳の奥にひどく暗く深い闇を持った瞳が常に読者を見据えているような感覚に陥る。 太宰の描いた作品に登場するこれらの人物は少なからず太宰本人の過去を投影し、あるいは膨らませた上での人物なのだと感じる。 作品に作者そのものがここまで投影されているように感じるのは、太宰に魅せられているからなのか。果たして太宰の思う壺なのか。まだ時間をおいて読みたいと思う。

Posted byブクログ