斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 の商品レビュー
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人間失格も吉村昭推薦。太宰治が入水自殺する1ヶ月前に書かれた作品で、死を前に書いた自伝でもあり、遺書でもあった。
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未読の「 葉桜と魔笛」「駆込み訴え」、青空文庫にもあるようだけれどせっかくなのでまとめて。葉桜、は妹が姉の耳元で・・・派です。
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とてもとても面白かった。 笑いあり、涙あり。 母の「おしっこよ」と一番最後のMC「マイコメディアン」のオチにチェーホフじゃないんかよ!!wと爆笑してしまった。 なんだかシュールで、、 母が弱っていく描写はとても泣けた。 自分の母を看病するカズコ、とても強く優しい女性だ。 私...
とてもとても面白かった。 笑いあり、涙あり。 母の「おしっこよ」と一番最後のMC「マイコメディアン」のオチにチェーホフじゃないんかよ!!wと爆笑してしまった。 なんだかシュールで、、 母が弱っていく描写はとても泣けた。 自分の母を看病するカズコ、とても強く優しい女性だ。 私と同じ歳なので、特に共感した。 そして何よりも最後の弟の手紙に感動した。 彼は根っからの貴族なんだ。 どんなに一般人に合わせようと不良になったとしても、貴族として育てられた貴族なんだ。 凄く感動した。 最後の分の「僕は貴族です。」凄い泣けた。 弟、どうしようもない奴だとばかり思っていたが、素直でお母さん思いのいい子じゃないか。 太宰治初めて読んだが、こんなに面白いとは…。 特に華族に対して興味を持っていたが、あまり華族がテーマの小説って私の知る中では少ない。 凄い良いテーマだと思ったし興味深かった。 一気読みだった。 そしてボリュームもたっぷりでどれも面白かった。 用語の解説がそのページに書いてあるのがとてもよかった。 どの小説も面白く、可笑しく、人間臭さがあり素直な文体が気に入った。 特に気に入ったのは「富嶽百景」 知的可笑しさが満載。 富嶽百景は太宰が精神的にも一番安定しているときに書かれたものらしく、落ち着いた文体とストーリー、美しく静かな小説だ。 彼はきっとユーモアたっぷりの面白おじさんなんだと思った。 私はこういう男性、チャーミングで可愛いと思う。
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初めて読んだ太宰治の本。今まで何となく(人間失格というタイトルや、太宰治の顔の雰囲気から)他人を寄せ付けず、他からどう思われていても平気そうな人と勝手に思っていたが、作品を読んでそのイメージが一変した。 こんなに他人の目におびえ、苦悩を抱えた人だったんだな。
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毎年、桜桃忌(=太宰治の遺体発見日、そして誕生日でもある6月19日)あたりに読んでいる本。ちなみに、この本のレビューも二回目。 読むたびに死にたくなる。 でも、読むたびに、人生をむしゃぶり尽くしてやろうとも思う。 綿で怪我しながら、絶望しきるまで生きてみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
斜陽、人間失格、走れメロスのみ 斜陽の弟の遺書にあった言葉、 「人間は、みな、同じものだ。なんという卑屈な言葉であろう」 が印象的。たしかにね。
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思ったほどには重くなかった。前半の心情の吐露には切実なところがあったが、結末自体は劇的な悲劇というよりも緩やかな破滅と荒涼とした生を描いていて、そのエグさ大したものだったけれどもウェルテルのような絶望感に打たれるというよりしんみりと、しみじみと感じるところがあった。文章的には読点...
思ったほどには重くなかった。前半の心情の吐露には切実なところがあったが、結末自体は劇的な悲劇というよりも緩やかな破滅と荒涼とした生を描いていて、そのエグさ大したものだったけれどもウェルテルのような絶望感に打たれるというよりしんみりと、しみじみと感じるところがあった。文章的には読点で区切りながら文章をいったり来たりさせて、それでいてどこか不思議な統一感で全体をくくる独特の語り口がすごく好きだった。
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斜陽、人間失格、桜桃、走れメロス、富嶽百景など有名作品がてんこ盛りでお得な一冊です。 「子どもより親が大事と思いたい」の「桜桃」は、大人になってから読み返すと名作ですね。 当時の想い出は http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120718/13...
斜陽、人間失格、桜桃、走れメロス、富嶽百景など有名作品がてんこ盛りでお得な一冊です。 「子どもより親が大事と思いたい」の「桜桃」は、大人になってから読み返すと名作ですね。 当時の想い出は http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120718/1342610527
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大宰治の 読み返したかった本が 全部 一冊で読めました 多分 また 大宰治を読み返したくなったら この本を選ぶ かなあ
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