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斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 の商品レビュー

4.1

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

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2012/04/12

ヴィヨンの妻が読みたくて買った。やっぱり書き方が好き。そして今も昔も変わらないんだなとこの方の本を読んでいつも思う。どの時代も女は結果自立していくのだ。

Posted byブクログ

2012/03/09

どれもいいですね。人間を辞めたくなる素晴らしさ。ただ、太宰はメロスが好きだったのでしょうか。ひょっとすると、パロった?

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2012/12/31

「富嶽百景」で山登りの太宰の服装が、あまりにも馬鹿者で、滑稽をとおりこして哀れ。でも井伏さんが「男は身なりなんか気にしない方がいい」って言ってくれて、わたしはほっと涙ぐんでしまった。井伏さん、やさしい。 「駈込み訴え」イスカリオテのユダの苦しみを、のんき者のお前は知るまい。さて...

「富嶽百景」で山登りの太宰の服装が、あまりにも馬鹿者で、滑稽をとおりこして哀れ。でも井伏さんが「男は身なりなんか気にしない方がいい」って言ってくれて、わたしはほっと涙ぐんでしまった。井伏さん、やさしい。 「駈込み訴え」イスカリオテのユダの苦しみを、のんき者のお前は知るまい。さて、来年この作品を地点(三浦基さん)はどう演るのだろう。「斜陽」「トカトントン」をあれだけ構築して、わたしの度肝を抜いた、地点。

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2012/02/10

太宰は好きな作品は好きだけど、嫌いなのは嫌い; 走れメロスとか何度読んでも嫌い。 初めて斜陽を読んだけど、結構鬱になりますね。 駆け込み訴えはやっぱり好きだなー

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2012/02/08

太宰の代表作品が納められている。 「人間失格」などは誰もが知る作品であり、 個人的にこの時代、この人物像にとても惹かれるものがあった。 ただいくつか退屈な話もあり、 また、漢字や言葉の言い回しが難しいことがしばしばあり、 古典(と言えるほど古くないにせよ)特有の苦労する箇所が...

太宰の代表作品が納められている。 「人間失格」などは誰もが知る作品であり、 個人的にこの時代、この人物像にとても惹かれるものがあった。 ただいくつか退屈な話もあり、 また、漢字や言葉の言い回しが難しいことがしばしばあり、 古典(と言えるほど古くないにせよ)特有の苦労する箇所があった。

Posted byブクログ

2011/12/13

「駆け込み訴え」を初めて読んだ時、ああ、自分がここにいる、と思った。強すぎる憧憬。相手と自分が別々の人間であることすら許せなくなる。高校時代の私の墓標。たまに墓参りのつもりで読み返す。

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2011/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10代の頃,太宰治に傾倒し,読みあさりました。 太宰治ほど才能がないため,太宰治のような生き方は出来ませんでした。 走れメロス 斜陽 人間失格 ヴィヨンの妻 ダス・ゲマイネ 満願 富嶽百景 葉桜と魔笛 駆込み訴え トカトントン 桜桃 の順に読む事をお薦めします。 なんの順序かというと、自分が読んだと思っている順序かも。 世の中の幅の広さを知るための1つのものさしとして読み返しています。

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2011/12/02

太宰治の代表作を11篇収録。 半自伝的な作品が多い。 教科書に登場した「走れメロス」を改めて読んでみると、かなりの良作であることに気付く。 そして「人間失格」は心理描写が素晴らしい。 共感できる点が多々ある時点で、自身もまた失格しているのかもしれない。

Posted byブクログ

2011/11/23

収録作品 ●斜陽 ●人間失格 ●ダス・ゲマイネ ●満願 ●富嶽百景 ●葉桜と魔笛 ●駆込み訴え ●走れメロス ●トカトントン ●ヴィヨンの妻 ●桜桃 人間失格が読みたくて。 これがタイトルになっている文庫本は他にも 色々な出版社からも出ているけれど、これは1冊に その他の作品も...

収録作品 ●斜陽 ●人間失格 ●ダス・ゲマイネ ●満願 ●富嶽百景 ●葉桜と魔笛 ●駆込み訴え ●走れメロス ●トカトントン ●ヴィヨンの妻 ●桜桃 人間失格が読みたくて。 これがタイトルになっている文庫本は他にも 色々な出版社からも出ているけれど、これは1冊に その他の作品も多く載っているので、 この本として、★4つ。 人間失格を以前、読みかけて、最後まで読めずに終わり、 このたび、10年ぶりくらいにもう一度読もうと読んでみた。 年を取った分、すんなり理解できるのかと思いきや、 またしても、全然理解出来なかった。 これを読んで、感銘を受けて、生涯の本としたいと思える 感性を持った人が羨ましい(皮肉ではなく) 自分としては、収録作品の中では、 斜陽が一番好きだったし、こちらの方が共感できる部分が多かった。 特に、弟の気持ちには。 落ちているときに読むと、引きずられそうで怖い部分がある。 他には、富嶽百景も良かったな。文章が美しい。 走れメロスも、教科書に載っていて何度も読まされたが、 その時にはあまり好きではなく、感動もたいしてしなかったけど、 話を知っているのに、読んでいて、ホロリとくる場面もあった。 ヴィヨンの妻は映画になったので興味があったのだけど、 これをどう映画にしたんだろうと、すごいな、と思った。 全体的に、太宰治の生き方、考え方が作品に色濃く反映されていて、こんな風に考えながら生きていたのか、と思うと、 自殺未遂を繰り返したというのも良くわかる。 読んでいて、苦しい作品が多かった。

Posted byブクログ

2011/09/18

この本は「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」など、この一冊を読めば太宰治作品をほぼなめることができるので、とてもおすすめ。 私がもう少しだけ綺麗で、もう少しだけ根性があったら、太宰治と不倫してこの人に私のすべてを捧げて捧げて、どうしようもなくぼろぼろになってみたいな、と思...

この本は「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」など、この一冊を読めば太宰治作品をほぼなめることができるので、とてもおすすめ。 私がもう少しだけ綺麗で、もう少しだけ根性があったら、太宰治と不倫してこの人に私のすべてを捧げて捧げて、どうしようもなくぼろぼろになってみたいな、と思ったのは中学生の頃。子供だ‥。 自意識過剰すぎた女子高校生を乗り越えて、大学生になって、もう一度太宰を読んだら私はどうなるのか?と思って読んでみた。 一番びっくりしたのは前はわけわからんかった「斜陽」に感情移入できたこと。ほんの少しだけ大人の女に近づけたのかしら、遠慮がちにはにかんでみる。

Posted byブクログ