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夏と花火と私の死体 の商品レビュー

3.8

1369件のお客様レビュー

  1. 5つ

    306

  2. 4つ

    488

  3. 3つ

    414

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2009/10/04

乙一氏処女作を含む短編集。これが処女作だなんて!!すごいです。何がすごいって、文章が書けるのはもちろん視点。だって殺された幽霊からの視点で書かれてるんだもの。殺された女の子は自分を殺した幼馴染の女の子とそのお兄ちゃんを怨むでもなく淡々と自分の死体が隠されていくのを見ている。村がい...

乙一氏処女作を含む短編集。これが処女作だなんて!!すごいです。何がすごいって、文章が書けるのはもちろん視点。だって殺された幽霊からの視点で書かれてるんだもの。殺された女の子は自分を殺した幼馴染の女の子とそのお兄ちゃんを怨むでもなく淡々と自分の死体が隠されていくのを見ている。村がいつもと違った雰囲気に包まれる花火の日。大人に見つからないようにあちこち隠されていく死体。最後は死体はどこへ……???小さな恋と殺人事件の関係は???//二作目はちょっと『夢十夜』の一夜目とお菊伝説を足した感じ。どちらも淡々とした口調がこわい!夏に読むのがおすすめ。特に花火の日によむのがおすすめです。

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2009/10/04

乙一の処女作。九歳の夏休み、私は殺された。 「私」を殺してしまった兄妹はそれを必死で隠そうとする。 とにかく奇妙な小説である。 なぜならこの話の主役は、兄妹のどちらでもなく、死体である「私」なのである。 死体なのでもちろん死んでいるのだが、物語はその死体の一人称で進んでいく。 本...

乙一の処女作。九歳の夏休み、私は殺された。 「私」を殺してしまった兄妹はそれを必死で隠そうとする。 とにかく奇妙な小説である。 なぜならこの話の主役は、兄妹のどちらでもなく、死体である「私」なのである。 死体なのでもちろん死んでいるのだが、物語はその死体の一人称で進んでいく。 本来、おかしなこの設定に何故か違和感を感じずに読み進めてしまい、読者は次第に物語の中へ引き込まれている。 そして、ラストのどんでん返し。 この作品で乙一という人に一発でハマってしまった。

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2009/10/04

"死体目線"という切り口がいい。 初めて読んだよ、こういうの。 当時作者は16歳。 その若さでこの描写、表現。 かごめかごめ かごの中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀とすべった うしろのしょうめん だあれ

Posted byブクログ

2009/10/04

殺されてしまった9歳の少女の視点で内容が書かれている所に乙一氏らしさを感じた。法月倫太郎氏らが言っている様に、少女は幽霊でなく神だったのかもしれない。

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2009/10/04

乙一のデビュー作 当時彼はこれを16歳のとき書き上げたらしい さらさらと読めた 特にこれというものはない気がする

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2009/10/04

最後がちょっとだけ怖かったなあUu はめられたー!って感じかなあ(・ω・`*) ジャンプの賞取ったんですよね(!?)

Posted byブクログ

2009/10/25

欲を言えば、結末にもう少し意外性が欲しかった。でも、そこに至る過程の見せ方は素晴らしいと思いました。伝わってくる緊張感、乙一らしい日常描写と奇妙さ。 デビュー作から乙一は乙一だったんだと思いました。 優子の方もおもしろかったんですけど、あれは少々反則くさい感じがしました。

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2009/10/04

乙一さんデビュー作。十代でこれを書いたと知った時この人は天才だと思いました。お話も短編ですが衝撃的。

Posted byブクログ

2009/10/04

乙一さんのデビュー作。GOTHの大ヒットに伴い影が薄くなっちゃいましたね。最近やっと読んだのですが、おもしろかったっす!ええっと、乙一さんは昔から乙一さんだったのねと思える内容。要するにあの不思議な感じはデビュー当時からのものとやっとわかりました。優子が、微妙に恐かった…。

Posted byブクログ

2009/10/04

「夏と花火と私の死体」もそうだが、 「優子」も設定がおもしろい。 1回読んだだけでは、しっかりと解釈ができなかった。

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