夏と花火と私の死体 の商品レビュー
わたしの視点、で進んでいくっていう発想が新鮮で面白かった。表題作もいいけれど、2話目の優子もよかったと思う。
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読んでて気付いたときにはっっとした。 怖いけどキレイ。 そして少し悲しいかな。 これを16歳で書いたなんて乙一さん凄い…
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乙一のデビュー作「夏と花火と私の死体」の表題作が入ったもの。これでデビュー当時高校生だっていうから驚きですよ(笑)文章力ではなく、目の付け所が違うな とまず感じると思います。 死体の第一人称で物語が進むんですが、少なくとも私はこの形式の小説を初めて読みました。また、たったそれだけ...
乙一のデビュー作「夏と花火と私の死体」の表題作が入ったもの。これでデビュー当時高校生だっていうから驚きですよ(笑)文章力ではなく、目の付け所が違うな とまず感じると思います。 死体の第一人称で物語が進むんですが、少なくとも私はこの形式の小説を初めて読みました。また、たったそれだけかと思いきや心理描写や展開は乙一ならでわで、異色の作品だと思います。内容はサスペンス・・・・かなあえて分類すれば。 淡々と犯罪を犯す小学生兄姉がなかなか良い性格してますよ。
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こんなに度肝を抜かれた本はない。この年には書けないと思った。すごい。 いたってシンプルな感じのストーリーを神の視点でとらえた作品。まさに奇跡の一冊。
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9歳の少女、五月は、同級生に木から落とされて、死んでしまう。 突き落とした方の少女は、兄と一緒に死体を隠すが・・。 淡々と死体を隠す兄が、面白かったなぁ。死んだ五月の目から書かれているのも、なかなか・・。
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死体となった少女の視点で物語が進んでいくのですが、なんつうかもう、ムードが全編通してヒヤリとしているというか肌寒い印象とともに鬼気迫るシーンも多々。オチも冷えます(良い?意味で)
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作者が高校生(17歳だっけ?)の時に書いた本。同い年だった私が受けた衝撃はものすごかった。高校の同級生だった三藤君の書いた小説もすごかったけど。 「死体」からの視点で書かれた本書から、私の乙一好きは始まりました。
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乙一さんの処女作なはず…評判は聞きつつもなかなか手に取らなかった作品。なぜなら裏切られたらショックだから。でも、これは裏切らなかった。乙一世界は昔かららしい
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10代でのデビュー作だけど文章に関しての違和感は無し。殺された女の子視点で物語が進む、という設定も素晴らしい。…が、ストーリーとしてはイマイチでした。緑さんはともかく、健君は無理があるすぎる(そうなった経緯とか無いし)ラストもラストで冷めてしまいましたね。同時に収録されている「優...
10代でのデビュー作だけど文章に関しての違和感は無し。殺された女の子視点で物語が進む、という設定も素晴らしい。…が、ストーリーとしてはイマイチでした。緑さんはともかく、健君は無理があるすぎる(そうなった経緯とか無いし)ラストもラストで冷めてしまいましたね。同時に収録されている「優子」の雰囲気は大好きです。
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著者デビュー作という事もあり、文章は稚拙です。しかし、表題作について言えば死体の視線で物語を書くという斬新な内容になってます。真相は途中で分かりますが、それでも楽しめる作品です。
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