ドキュメント屠場 の商品レビュー
相当差別に気を使ってる
「と殺の歴史」「職人の歴史」「部落差別との関係」ばっかり書いてあった。 牛と豚の殺し方も書いてあったけど、 もっと現場の雰囲気が知りたかった。 確かに歴史を知らずに、動物殺す部分だけ楽しんでも意味ないんだけど。 でも1冊で全部やろうとしなくっていいんだよ。
どぶねずみ
屠場のルポルタージ…
屠場のルポルタージュ。食肉工場の歴史、職人芸を明らかにする。差別に関しては、それほど詳しい記述は無い。
文庫OFF
屠場について体系的に説明してくれる本ではなかった。あくまでドキュメントで、当時の従業員へのインタビューの記録に終始している内容。僕が求めている内容ではなかったけど、リアルな話が書いてあるので資料的な価値はあると思う。
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職人たちの技術、食肉の歴史、畏怖が差別へと変化していく歴史、労働争議と解放同盟の関係など、屠場の現状と歴史をいろんな角度から記述。 全体的に読みやすかった。自分では、差別している感覚がない言動でも、実際に働いている人たちからすると差別と感じることがたくさんあるんだろうなと思った...
職人たちの技術、食肉の歴史、畏怖が差別へと変化していく歴史、労働争議と解放同盟の関係など、屠場の現状と歴史をいろんな角度から記述。 全体的に読みやすかった。自分では、差別している感覚がない言動でも、実際に働いている人たちからすると差別と感じることがたくさんあるんだろうなと思った。職人たちとの対話の部分も面白かった。 歴史のことを調べるだけでなく、実際にフィールドワークしているのがとても良いと思った。 最近、被差別部落の問題について興味を持っていたので購入。ネットでは見ることや聞くことができない差別や屠場の現状について知ることができる一冊。とはいえ、この本も今となっては20年以上前の本なので現在はもっと違うのかも。逆差別とか簡単に言う人にはぜひ読んで欲しい。
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「まるで屠場のようだ」 このように、見たこともない場面を比喩にすることの浅はかさ。 なぜ差別表現に当たるのかを考えさせてくれる良書。
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佐川光晴さんの『牛を屠る』を読んでから興味をもって読んだ。 仕事における大切なことが、多く満ちている本に感じた。 なぜ差別されてきたのか?という点について、 古来からの食肉禁制や殺生禁断の歴史や、 牛馬を食すと農耕に支障をきたすと考えられるようになっていったという指摘は興味深か...
佐川光晴さんの『牛を屠る』を読んでから興味をもって読んだ。 仕事における大切なことが、多く満ちている本に感じた。 なぜ差別されてきたのか?という点について、 古来からの食肉禁制や殺生禁断の歴史や、 牛馬を食すと農耕に支障をきたすと考えられるようになっていったという指摘は興味深かった。 東南アジアの稲作儀礼のなかにも、稲の生育中における人や動物の死は、稲作に悪影響をおよぼすとの信仰があったそう。(P.9) 内臓業者が解体を(持ち出しで)手伝わなければならなかった状況についても、わかりやすく説明されている。 いわく、鮮度が大事な内臓については、時間的に短く仕事をして切り上げることが必要。(P.21) ただこうしたことが、労務上・差別上、問題を多く生んできたということもおそらく事実。 例えば肉食が解禁されたといっても、それだけでは従事者への蔑視は解消されなかったということ。(P.96) そんな中でも、仕事に誇りとチームワーク(他者への敬意)をもって、技術の向上を心掛けてきたというのは、やはり『牛を屠る』に満ちていた誇りにも通じるものがあると思った。「つねにうまくなろう、うまくなろう」と思っていたとのことや、チームの仲間を支える(他の人が作業しやすくなるように仕事をしようというマインドは、素直にかっこいいし、うんうん仕事って元来そういうことだよねという風に改めて思った。(P.53) そして、単にベルトコンベアーで自動化されるというのでなく、互いに声をかけあったり笑顔をみせあったりしているほうが、生産性が高いというのも、そうだよなと思うのだ。(P.114) ロボット化・自動化にむかない生産作業だ、という仕事師たちのプライドこそが、おいしい肉を生産しているという指摘も、まっとうだし素敵。(P.180) そう、熟練された職人技こそが大量生産をささえているのだ。(P.228) さらに差別をおさえ、誇りを高めるためには、仕事をテレビなどでもちゃんと紹介してくれたら、という指摘も本質的だ。どんな仕事にも通じるであろうが。(P.198)
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この本が書かれたのは1998年と、少々時代的に古いため、現在の屠場の実態とは若干離れているようです。ただ、この本が描きたかったのは屠場の有り様というよりも、屠場を取り巻く様々な差別・偏見についてなのではないかと思われ、その点については当時も現在も特に変わりがないように思います。 ...
この本が書かれたのは1998年と、少々時代的に古いため、現在の屠場の実態とは若干離れているようです。ただ、この本が描きたかったのは屠場の有り様というよりも、屠場を取り巻く様々な差別・偏見についてなのではないかと思われ、その点については当時も現在も特に変わりがないように思います。 4か所の屠場を取り上げ、それぞれの屠場の成り立ちとそこで働く人々との座談会がまとめられており、屠場作業員の生の声を聞く(読む)事ができて、とても興味深かいものがありました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「屠場」って変換候補に出てこないのね…。 食肉加工を行う屠場の歴史とそこで働く人たちの声。穢多非人よりさらに昔の身分の話から紐解いていかないといけないくらいに根深い問題がある、あったということがわかった。 この本が書かれてから20年経って、どうなったんだろう。10年前くらいに図書館で子ども向けの豚の屠畜の写真絵本を見た記憶はある。
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20170206読了。横浜食肉市場の前を通ることが多く、中がどうなっているか気になって購入。本が書かれた1998年から今は違っているのか。労組の看板は今も道路に面して設置されているが
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気づかなかったが、これだけ牛や豚の肉が流通しているのに、それを作り出す過程や場所はおそろしく神経質なまでに隔離されている。
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