あなたには帰る家がある の商品レビュー
面白かった。どうなるのかな…と思うとあっという間に読みきってしまった感じ。 しかしこんな家族があるのか…と思いつつ実は結構ある話なのかも!
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結構、おもしろかった~~っ!! 話の展開の仕方がおもしろい! 「え?次はどうなるの~~?今度は何か起こるの~?」 って、気がつけば一気読み。 しかも、何気にいろんなところで、人間関係が絡んでるし~。こりゃ~、おもしろい。 一見、幸せそうに見える家庭も、家族それぞれが腹に何かを抱...
結構、おもしろかった~~っ!! 話の展開の仕方がおもしろい! 「え?次はどうなるの~~?今度は何か起こるの~?」 って、気がつけば一気読み。 しかも、何気にいろんなところで、人間関係が絡んでるし~。こりゃ~、おもしろい。 一見、幸せそうに見える家庭も、家族それぞれが腹に何かを抱えてて、それを吐き出すことなく毎日を送ってた。 のに~~、みんなが、徐々に積もり積もって一気に爆発しちゃう。 いや~~、うちも離婚ギリギリのとこまでいったことあるけどね~、2回ほど。。。まぁ、今は円満になってますが。。。。 今、思い返すとね、この本の旦那なり奥さんなりの言い分がすっごい分かるのよね。 どっちが悪いって言うんじゃないんだよね、こ~いうのは。 やっぱりね、腹の中に溜めるのはいけないね。 そのときそのとき、ちゃんと相手に伝えないとダメってことです。はい。 でも、それも愛情もってね。 で、お互いのことを理解しあうことだよね~。 今だから、そう冷静に言えるけどね~、そのときは感情的になってるから、修羅場だったわよ(笑) この話の2組の夫婦の将来は、きっとぶつかっただけお互いのことが理解できるようになってることを祈りたいな~。 何があっても、家族の待つ帰れるうちがあることは、心を癒してくれるんだな~。
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2組の夫婦を題材にして何が伝えたかったのかよく分からなかった。 展開とか登場人物のキャラクターは面白くてすんなり読めたけど、それだけだった。というか、なんだか生きることの虚しさだけしっかり残って少し暗い気持ちになった。 それくらいのことしか感じらえなかったのは自分が家族を持つ立...
2組の夫婦を題材にして何が伝えたかったのかよく分からなかった。 展開とか登場人物のキャラクターは面白くてすんなり読めたけど、それだけだった。というか、なんだか生きることの虚しさだけしっかり残って少し暗い気持ちになった。 それくらいのことしか感じらえなかったのは自分が家族を持つ立場になってないから、理解できないだけなのかもとも思った。 どうなんでしょう、結婚して家庭を持っている方の感想を見てみることにします!!
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やっぱり山本さんは上手い!!それぞれの家庭の事情が、だんだん明らかになって、予想通りの修羅場へ。 他の人も書いている様に、初めは嫌いだった茄子田(夫)が、一番家族を大切にしていて、後半は気の毒でもありホッとした。 逆に、初めは主婦の鏡と思ってた茄子田(妻)が、途中から恐ろしかっ...
やっぱり山本さんは上手い!!それぞれの家庭の事情が、だんだん明らかになって、予想通りの修羅場へ。 他の人も書いている様に、初めは嫌いだった茄子田(夫)が、一番家族を大切にしていて、後半は気の毒でもありホッとした。 逆に、初めは主婦の鏡と思ってた茄子田(妻)が、途中から恐ろしかった。 それにしても、佐藤(妻)が「眠れるラプンツェル」の汐美ちゃんの隣の部屋の奥さんだったとは!! こういう形の小説、ドラマみたいで素直に面白い◎
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美人で控えめな妻と、醜悪な夫。 今時のちょいモテ営業マンの夫と、専業主婦に飽きて働き出した今時のちょいカワ妻。 色んなことがきっかけで2組の夫婦が恋したり、恋しないけど仕事が欲しいからどうこうなったり、という話。 それぞれの登場人物に共感できる部分があった。 違う人間だから、分かり合えないことって現実でもよくある。 結婚生活では、お互い分かろうとする努力とか歩み寄りとか、そういうものがすごく大切なんだなぁと思う。
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10年以上前の話にしてはとてもリアル。 なんで好きになったのかとか、どうして結婚したのかとか、そこまで振り返って羨ましく思うのなら、まず自分から変わる努力をしなくては。 それができないんですけど。 中盤の主夫をするかどうかの喧嘩はほんとにリアルでしたー将来の旦那としてそう。
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夫は花になど興味がないが、秀明は「紫陽花の花が咲き始めましたね」と言ってくれた。平凡な家庭の主婦・綾子が恋をしたのは、そんな理由からだったかもしれない。そして秀明が恋に落ちたのも、仕事を持つ妻にはない、夕餉の支度をする幸福そうな綾子の姿を見たからなのかもしれない。妻の恋、夫の恋を...
夫は花になど興味がないが、秀明は「紫陽花の花が咲き始めましたね」と言ってくれた。平凡な家庭の主婦・綾子が恋をしたのは、そんな理由からだったかもしれない。そして秀明が恋に落ちたのも、仕事を持つ妻にはない、夕餉の支度をする幸福そうな綾子の姿を見たからなのかもしれない。妻の恋、夫の恋をきっかけに浮き彫りにされるそれぞれの家庭の事情―。「結婚」の意味を問う、恋愛長編小説。 ___________ どの人物の気持ちもわかる現実形小説。 当たり前の毎日に息苦しくなったとき、つい違うものを求めてしまったり 手を出してしまったり。 代償は大きいけれど、何かを得るかもしれない。 でも元には戻れない。恐ろしい世界だわ。 結婚してから読むといろいろ考えさせられる一冊。
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二組の夫婦を様々な視点からかいた話。修羅場がたくさん出てきてどろどろして、読んでいて楽しいものではなかった。みんな、幸せになりたいだけなのに。すれ違いがすれ違いを呼びお互いを苦しめていくだけ。出口が見つからず、ただただもがいている。夫婦とは、結婚生活とはこんなものなのかと恐ろしい...
二組の夫婦を様々な視点からかいた話。修羅場がたくさん出てきてどろどろして、読んでいて楽しいものではなかった。みんな、幸せになりたいだけなのに。すれ違いがすれ違いを呼びお互いを苦しめていくだけ。出口が見つからず、ただただもがいている。夫婦とは、結婚生活とはこんなものなのかと恐ろしい気持ちにもなった。小説だからといって全て丸く収めてしまわないところが、リアルであり面白くもあり恐ろしい。この読後感は癖になる。
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数年ぶりに再読。文章がするすると入ってきて一気に読了。 題名から不倫の辛さかがメインテーマかと思いきや、「女性の仕事と家庭の両立」「主婦と主夫」が核のようだ。 社会的役割分担とか、家庭内役割分担とか。 登場人物がそれぞれに、わがままで、傲慢で、自分勝手で。 それでいて愛おしい...
数年ぶりに再読。文章がするすると入ってきて一気に読了。 題名から不倫の辛さかがメインテーマかと思いきや、「女性の仕事と家庭の両立」「主婦と主夫」が核のようだ。 社会的役割分担とか、家庭内役割分担とか。 登場人物がそれぞれに、わがままで、傲慢で、自分勝手で。 それでいて愛おしい。 文章は山本さんらしい水々しさが好き。でもちょっと物足りなく感じてしまったのは、年をとって小難しい本ばかり読むようになったからかもしれない。 言葉はシンプルだけど、何かを問いかけるこういう小説も、たまにはいい。
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住宅メーカーの営業をする佐藤秀明。専業主婦であることに不満を抱き、保険の外交員になると言い出した妻の真弓を、一見寛大に、内心冷ややかに見つめる。真弓を確かに愛している気はするが、この結婚が正解だったのかは自分でも分からない。 そんな時、仕事で担当となった茄子田太郎の妻綾子の、美し...
住宅メーカーの営業をする佐藤秀明。専業主婦であることに不満を抱き、保険の外交員になると言い出した妻の真弓を、一見寛大に、内心冷ややかに見つめる。真弓を確かに愛している気はするが、この結婚が正解だったのかは自分でも分からない。 そんな時、仕事で担当となった茄子田太郎の妻綾子の、美しく優しい風情が秀明の心を捉えた。茄子田家を訪れるたび、いきいきと主婦業をこなす綾子と、家事をろくにしない真弓を比較せずにはいられない。 しかし、傲慢で横柄で冴えない教師である太郎の妻でいて、綾子は幸せなんだろうか…。 それぞれの問題を抱えた二つの家庭を、巧妙に絡めて描いている。幸福な家庭って何だろう?単なる幻想ではない、本当に幸福な家庭なんてありえるのか?そんな疑問を投げかける。結婚後の女性の生き方の選択の難しさもテーマの一つだ。相変わらず、登場人物のキャラクター設定が一人一人丁寧かつリアルで良い。
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