あなたには帰る家がある の商品レビュー

山本文緒(著者)

2014/07/04

おもしろい本だった。いつも通り期待を裏切らないドロヌマさだった。３日くらいで読んだような。
人間は二面性を持ってんだろうなぁとなにげに思った。（よくも悪くも）
好きでも、どうにもならない恋とかあるんだ・・・。大人になる程、いろんなものが複雑にからみあって、邪魔をするんだな。登場人物それぞれが個性的。

2014/06/20

何だかうまくいかない恋愛、結婚、不倫、相変わらずな内容。ダブル不倫をする旦那、家事が苦手な妻、を軸に展開するお互いのズレがリアル過ぎて、、、自分の経験に照らし合わせてドキリとしてしまう、山本文緒。

2014/02/13

再読。
最初は面白くて面白くて、止まらない勢いだっただけにあの終わり方…。
最初は魅力的に思えた登場人物も含めて、最後は誰のことも好きになれないという、不思議な本でした。

リアル過ぎるのかもしれない。
最初に読んだときも今も結婚してないけれど、今のほうが年齢的なこともあってか、ずっしり重い。
私にとっては軽く憂鬱系の小説でした。

2013/12/08

幸せってなんなんでしょうね。
結婚する。子どもを生む。家庭に入る。家庭を守るために転職する。仕事をする。

どれもこれも自分が選択したはずなのに、いざ手に入れてみると「これじゃない」ってなってしまう。

この中でそんな迷いに縁遠かったのはナス坊くらいね。彼は本当に別モノだなぁ。決して好ましくはないけれど。

2013/12/01

図書館にて借りました。

なんとなく家庭内の作品を読みたかったら安定の山本文緒作品。
面白かったです。
専業主婦には専業主婦の、兼業主婦には兼業主婦の悩みがある。
勿論、どちらのご主人にも。
どちらにも言い分はある。
例えばお休みの日。
ゆっくり、自分だけの時間を過ごしたい。でも、子供は２４時間一緒にいるのだ。
ゆっくりして欲しいけど、自分もゆっくりしたい。
だってふたりの子供だもん。

色々といっぱい考えた。
そして今も考えてる。

2013/10/23

山本文緒さんは、日常誰もが感じてそうで、でも口にしないような感情を描くのがうまいなーと思う。
すれ違い夫婦二組の話。最初はどちらの夫婦も片方に問題ありそうで、もう片方はよく我慢してるな、と思わせる。けど、読み進めていくうちに、実はより問題なのはもう片側では？と思わせてくところが面白い。人間誰でも色んな面がある。相手が身勝手に思えても、相手にも言い分があってお互い悪気はないのにすれ違ったり。そんなことを考えました。

2013/09/30

すごく面白くて、一日で読んでしまった。
タイトルは、いかにも不倫ラブストーリーといった感じ。でも読んでみたらわかる。それだけじゃない。もっともっと深い夫婦間のこととか仕事のこと、家族のこと。それに会話や心理描写がとてもリアルで引き込まれます。

2013/09/13

よくある話だなと思ったけれど、実際こういう家庭は多いんじゃないかと思った。私の友人夫婦がこれと少し似た感じで、今まさに離婚するかどうかの真っ只中。ちょっとこの本を彼らにも読んで欲しいなと思った。
人を好きになるとはどういう事なのか、結婚ってどういうものなのか、再認識させられた。

嫌いなやつだったけど、最後は茄子田太郎に同情。
性格さえもう少し良ければ、結構結婚して正解の人かもしれない。

2013/07/24

主人公の妻の感情は、ありがちで共感した。
主人公の心情にも共感する部分がらあった。

タイトルと内容に、差があったかなあ。

2013/07/01

おもしろくて一気読みしてしまった。
いるいる、こんな人～と思いながら、読み進んだ。
佐藤夫婦のバトルもおもしろかった。
専業主婦なのに家事をしない妻に対するイライラもわかるし、育児を一緒にしようとしない夫へのイライラもよくわかる。
お互いおもいやりを持てばいいのにね。

登場人物にひとこと。
佐藤真弓　最初は共感できなかったけど、よく頑張ったと思う。
佐藤秀明　優柔不断・・・。
茄子田太郎、本当に嫌な奴だけど、最後に同情した。
茄子田綾子　いい人なのかもしれないけど、嫌いなタイプです。