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ハチ公の最後の恋人 の商品レビュー

3.9

185件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2012/08/12

切ないけど、悲しくない。ピュアでウブだけど、きれいごと過ぎない。読後は静かながらポジティブな気持ちに満たされました。その人がただその人であるだけで愛しいと思える。ほんとに恋って魔法だと思う。

Posted byブクログ

2012/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハチの旅に出る理由がわかるようなわからないような。 今回は哲学的すぎて、もっと自分が色々オープンな心理状態の時に読んだ方がいい気がした。 ハチが、閉じ込められていたマオを迎えに来る場面と、お母さんが看板外す場面はなんだかとても好きなんだけど。 なんだか儚くて頼りない印象が全体的に・・・

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2015/07/14

吉本ばななをはじめて読んでみる。 大なり小なり女の人はこういうこと考えてるんだろうな、 なんて妙に納得。

Posted byブクログ

2012/05/11

何度も読み返したくなる物語です。 どうしてこんなにこの作品が好きなのか、自分でも説明できない。 ぎゅっと心をつかまれてしまいました。 ふとした時に思い出すあったかい言葉たちが埋め込まれてます。

Posted byブクログ

2012/05/01

私も彼とあまりに遠い遠距離で、お互い大好きだったまま別れた経験があります。読んでいて別れる日を指折り数えていたあの頃を思い出し、胸が張り裂けそうになりました。 この小説に出会えてよかったと心から思いました。

Posted byブクログ

2012/02/09

ハチみたいな人と付き合いたい。 ふわふわ、ゆるーく、生きているようでしっかり芯をもって、いろんなものをきちんと心底愛している人。 いや、自分がそうゆう人になりたいのかな。 お気に入りを2箇所抜粋。 「南の島にいるような贅沢なかんじだった。セックスもあるし、星空もあるし、果物も...

ハチみたいな人と付き合いたい。 ふわふわ、ゆるーく、生きているようでしっかり芯をもって、いろんなものをきちんと心底愛している人。 いや、自分がそうゆう人になりたいのかな。 お気に入りを2箇所抜粋。 「南の島にいるような贅沢なかんじだった。セックスもあるし、星空もあるし、果物もあるし、海にもでることができる。そういう感じだった。」 「月も星もハチの世界から見ると違った。今日の月も明日の月も同じだなんて絶対におもえなくなった。」 「

Posted byブクログ

2012/02/08

やっぱり私はよしもとばななの作品が好きなんだなあと再認識。 マオとハチが作り出す世界が美しすぎた。 そして、本の折込の細工にも感動。 大好きな一冊になりました。

Posted byブクログ

2012/02/08

やっぱり私は吉本ばななが好きになれないらしい。 なんでかな、入ってこないんです。 ストーリーも感情も、なんだか軽々しいものに思えてしまうのです。 だからイメージ出来ない、インドも東京副都心も二人のいたアパートも暑さも寒さも、そしてハチも。 例えばカミュの『異邦人』を読んだ時な...

やっぱり私は吉本ばななが好きになれないらしい。 なんでかな、入ってこないんです。 ストーリーも感情も、なんだか軽々しいものに思えてしまうのです。 だからイメージ出来ない、インドも東京副都心も二人のいたアパートも暑さも寒さも、そしてハチも。 例えばカミュの『異邦人』を読んだ時なんか、灼熱の太陽にジリジリ焼かれるイメージがしっかりあったのに。 でも、17歳の少女が語り手であるということを踏まえたら、これは適切な文章であり表現なのかもしれない。 溢れ出す感情や研ぎ澄まされた感覚、それを表現するにはあまりに幼い17歳という年齢。 そういうことなのかも知れない。 個人的には「おかあさん」がメインの小説を読んでみたいです。

Posted byブクログ

2011/11/30

主人公の不安定さが好き。他の人よりも引いた目で世の中を見ているようで、でも誰かのことを好きになったり嫌いになったりまだ幼くて柔らかい。 ハチと彼女は一心同体のようなのに、悲しみに暮れるタイミングがあわないのがリアルだなと思った。それを受け止めるのってたぶん本当はもっと難しい。 タ...

主人公の不安定さが好き。他の人よりも引いた目で世の中を見ているようで、でも誰かのことを好きになったり嫌いになったりまだ幼くて柔らかい。 ハチと彼女は一心同体のようなのに、悲しみに暮れるタイミングがあわないのがリアルだなと思った。それを受け止めるのってたぶん本当はもっと難しい。 タイムリミットが、なくてはならない要素である関係。寂しいけど綺麗。 「なんか食う?」 「胸がいっぱいでとても。」 この会話がやさしくていとしいものに溢れていて好きだ。

Posted byブクログ

2011/11/03

最後の恋人――か。 15の時に出会ったハチ。ハチの家に住む年上の女。 17でハチの最後の最後となったマオ。 西日のなかのセックス。熱く均一に激しいハチとのセックス 決して甘ったるくない吉本ばななの文体がより切なく物語る。 ページ数も少なく文体もさらさらとしているから...

最後の恋人――か。 15の時に出会ったハチ。ハチの家に住む年上の女。 17でハチの最後の最後となったマオ。 西日のなかのセックス。熱く均一に激しいハチとのセックス 決して甘ったるくない吉本ばななの文体がより切なく物語る。 ページ数も少なく文体もさらさらとしているからすぐに読み切れる。だけど一文、一文を噛み締めながら味わいながら、そしてただ感じたままに思いに耽りたい作品です

Posted byブクログ