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ハチ公の最後の恋人 の商品レビュー

3.9

185件のお客様レビュー

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2014/04/30

切ないけど、美しい。「別れ」が来ることを知っていながら時間を共にする2人の会話と触れ合いがとてつもなく胸に響く。巻末の、主人公マオちゃんの言葉に、心から愛した人との別れを経験したことのある誰もが、共感できるのではないかと思います。

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2014/04/19

この人の小説はよく分からん! と前々から思っていたんですけれども、今作もまた、よく分かりませんでした…。 ヽ(・ω・)/ズコー ハチとかいう、タイトルにもある男の子と女の子が主人公の物語? ハチ公とかいうから個人的には犬の物語なんじゃないかと思っていたんですけれども(!)、...

この人の小説はよく分からん! と前々から思っていたんですけれども、今作もまた、よく分かりませんでした…。 ヽ(・ω・)/ズコー ハチとかいう、タイトルにもある男の子と女の子が主人公の物語? ハチ公とかいうから個人的には犬の物語なんじゃないかと思っていたんですけれども(!)、犬はあんまし関係ないようです…。 ヽ(・ω・)/ズコー 「N・P」、「ハゴロモ」あたりの感覚はなんとなく理解できたんですけれども、これは…ちょっぴし宗教臭い感じも致しますし、よく分からなかったのでした…。他に言うこともないのでこれにて閉経…さよなラーメン。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2014/04/03

好きだった小説サイトの管理人さんが、影響を受けたと言っていた本。 短くて読みやすいし、たしかにあの管理人さんが好きそうな感じだなぁと思った。 個人的には、まぁなんて非現実、という感想。 ゆるやかに完成されていく愛。 可哀想だけど尻の軽い感じな女の子と、真面目だけれどフワフワし...

好きだった小説サイトの管理人さんが、影響を受けたと言っていた本。 短くて読みやすいし、たしかにあの管理人さんが好きそうな感じだなぁと思った。 個人的には、まぁなんて非現実、という感想。 ゆるやかに完成されていく愛。 可哀想だけど尻の軽い感じな女の子と、真面目だけれどフワフワしてる掴み所のない男の子。 最後の恋なんて考えたことなかった。 女はいつだって自分に都合がいいし、男はいつだって愚かだわ。とか、思った。

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2014/06/01

「恋愛」ってこういうものなんだよなぁという感じ。 「私」からハチへの思いもそうだし、ハチから「私」への思いも。 終盤の、「こんな幸せなことをしてるのに、なんでみんなそれほどには幸せそうじゃないの?」みたいな台詞が一番印象的。 恋愛をしてるときって、実はすごく幸せなことをしてる...

「恋愛」ってこういうものなんだよなぁという感じ。 「私」からハチへの思いもそうだし、ハチから「私」への思いも。 終盤の、「こんな幸せなことをしてるのに、なんでみんなそれほどには幸せそうじゃないの?」みたいな台詞が一番印象的。 恋愛をしてるときって、実はすごく幸せなことをしてるんだよね。

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2014/04/19

「嫌な人がいたら、好きになれるところまで離れればいいのよ。~~~大嫌いでもどアップで見るより、1メートル離れたら少しいいでしょ?」

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2013/11/05

初めて読んだよしもとばななさんの作品。 伝わる空気感のようなものが不思議で不思議で。 当時18歳だった私のいい思い出のような感じで記憶されています。

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2013/09/24

登場人物たちの実態感はいくぶん薄いのだけれど、それだけ時間と空間とを飛び越えたような感覚の物語。出会いには、必ず別れがつきまとうのだが、それでも、その哀しみを許容しながら連れ添っていく。そうして行くしかないのだから。そして、それでいてなお、生きていくことには悲哀が伴う。物語の終局...

登場人物たちの実態感はいくぶん薄いのだけれど、それだけ時間と空間とを飛び越えたような感覚の物語。出会いには、必ず別れがつきまとうのだが、それでも、その哀しみを許容しながら連れ添っていく。そうして行くしかないのだから。そして、それでいてなお、生きていくことには悲哀が伴う。物語の終局で「私」は「親しかったみんなに誠実に別れを告げて、ちょうどよい夏のある日に、私は逝きたい」と語るが、1000年も前に西行はこう詠んだ。「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ」。小説は、「ロマンティック」そのものであった。

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2013/05/08

主人公マオがまだ二十歳にも満たない少女ということを忘れてしまいそうになるが、どんどん開かれる彼女の世界に応援してしまう。ハチとの甘い生活にはとても素敵なずっと奥で眠っていた大切な感情を大切に取り出し気持ちよく散りばめられていて、読み終わったあと特別な空間に閉じ込めらていたことを思...

主人公マオがまだ二十歳にも満たない少女ということを忘れてしまいそうになるが、どんどん開かれる彼女の世界に応援してしまう。ハチとの甘い生活にはとても素敵なずっと奥で眠っていた大切な感情を大切に取り出し気持ちよく散りばめられていて、読み終わったあと特別な空間に閉じ込めらていたことを思い出す。 それからこの本にはちょっとしたプレゼントが隠されているから嬉しくなる。

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2013/04/20

久々によしもとばななさんの作品を。 以前にも他の作品の感想で書いたことがあるのだけれども、彼女の作品は自分の関心が「内」に向っているときではないと、味わうことが出来ない。 「外」に向っていると、ただただ話は上滑りしていく。 一人称で書かれている主人公の、外見の描写がないことを不自...

久々によしもとばななさんの作品を。 以前にも他の作品の感想で書いたことがあるのだけれども、彼女の作品は自分の関心が「内」に向っているときではないと、味わうことが出来ない。 「外」に向っていると、ただただ話は上滑りしていく。 一人称で書かれている主人公の、外見の描写がないことを不自然に思い、小説としては面白みを感じられない。(と思う。) しかし、「内」に向っているときに読むと、もはや主人公と一体化してしまうのだ。 久々によしもとさんの作品を読んだために、この心構えを忘れていた。 前半、正直戸惑ってしまった。 後半は、仕切りなおしてちゃんと味わいましたよ。 でも、最近楽しい行事が多くてポジティブになっていたので、やっぱりよしもとさんの作品は傷心の時に手にしようと思いました。(笑)

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2013/03/02

ちょっとオカルト的な部分もあり、田口ランディを思い出しました(笑) もう10月かあ、ちょうどいい時期に読んだかも。 なんだか終わっていく夏に似てる話。 まあ、せつなーい けど恋っていいなとリアルに感じます。それが終わっていく恋でも。 誰かを死ぬほど強く想って想われて、泣いて、怒...

ちょっとオカルト的な部分もあり、田口ランディを思い出しました(笑) もう10月かあ、ちょうどいい時期に読んだかも。 なんだか終わっていく夏に似てる話。 まあ、せつなーい けど恋っていいなとリアルに感じます。それが終わっていく恋でも。 誰かを死ぬほど強く想って想われて、泣いて、怒って、笑って。 恋愛は綺麗。 いつか恋の残像がだんだんと薄れていっても。

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