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ハチ公の最後の恋人 の商品レビュー

3.9

185件のお客様レビュー

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    57

  2. 4つ

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作者のテーマである、…

作者のテーマである、様々な形での出会いと別れ、そして再生を描く物語。幾つか気に入ったフレーズも無くはないのだが、それのみが先行し、物語として登場人物達も中途半端な印象。

文庫OFF

普通のハッピーエンドではないけれど、読後感は最高に気持ち良い。

必ず、離れなければならない時が来る。それが痛いほどわかっているから、かけがえのない大好きな人と過ごす時間は、切なさと愛しさを増す……。普通のハッピーエンドではないけれど、読後感は最高に気持ち良い。

zxcv

2024/05/18

詩的な文章が癖になる。なんかすごい胸が一杯になる感じ。 でも二人の世界観に最後まで完全にははいりこめなかった。作家の感性についていけなくなった感はある

Posted byブクログ

2024/04/30

人と人が出会う時、後から思えば、ほとんどが期限付き。別れは付きものだけど、だからこそ別れの悲しみにどっぷり浸るだけに終わらないで、それをエネルギーにして前に進む、どこまでも現実を生きていこうという力を与えてくれる。スペリチュアルな雰囲気や宗教観の中に、あくまで厳しい現実を受け入れ...

人と人が出会う時、後から思えば、ほとんどが期限付き。別れは付きものだけど、だからこそ別れの悲しみにどっぷり浸るだけに終わらないで、それをエネルギーにして前に進む、どこまでも現実を生きていこうという力を与えてくれる。スペリチュアルな雰囲気や宗教観の中に、あくまで厳しい現実を受け入れて、抱きしめて、自分の足で力強く生きていこうとが感じられる。

Posted byブクログ

2023/11/24

数年越しに再読 学生の頃に読んだ時より響かなかったな 宗教が強い サウスポイントの前作的な作品 マヤさんが主役 愛とセックスの描写がはっきりしている 個人的にはサウスポイントの方が好き ハチについてもっと知りたい欲が出る

Posted byブクログ

2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TSUGUMIを読み終わり、吉本ばななさんの魅力に引きずり込まれたためこの本も読んでみた。 ストーリーとしては面白かったが、表現の仕方が特殊というか回りくどすぎて時々何を言いたいのかわからなくなった。 吉本ばななさんの書く文章はすごく好きだが、今回はとても分かりにくかった。薄い本なのに読み終えるのに4日くらいかかった。 ハチとマオの暮らしはとても暖かで静謐で満ち足りていた。それだけで満足すればいいのに、ハチがその場を去ってしまうからこそ二人の暮らしは満ち足りていたのだろうと思った。

Posted byブクログ

2023/12/26

「そのときから私は言葉で説明しないことにした。 どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった。」

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2022/04/04

『ハチ公の最後の恋人』読了。 とても少ない頁で十分すぎるくらいの出会いと別れの過程を描かれていた内容でした。 何も考えずに一年ぐらい好きなことをして過ごしたいわ… 当の本人たちはそうでもなさそうな感じだけれども。 美しい言葉で巡る季節の情景に合わせて移り変わる心情がとても切なかっ...

『ハチ公の最後の恋人』読了。 とても少ない頁で十分すぎるくらいの出会いと別れの過程を描かれていた内容でした。 何も考えずに一年ぐらい好きなことをして過ごしたいわ… 当の本人たちはそうでもなさそうな感じだけれども。 美しい言葉で巡る季節の情景に合わせて移り変わる心情がとても切なかった。 期限付きの恋ってなるとものすごいだろうな〜…と思ったわ。 熱が帯びていて、なんか好き。 別れたくないけど、別れなければいけない。 二人が別れた後もマオはハチを想っていた。 離れたけど、離れた後も、引力のように見えないところで引き合っているような感じがした。 マオが前に進めるようにハチがいなくなったのだと。そういう恋もアリだと思う。 好きだと思う人とは可能な限り会って楽しい時間を過ごしたい。 別れの日はいつか必ずやって来るのだから。 思う存分、今を楽しむようにしたいねぇ。 2022.4.4(1回目)

Posted byブクログ

2022/03/29

詩集のような美しい言葉が詰まった小説。 序盤の方で、君は説明が多すぎる、といわれた主人公は「どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった」と考...

詩集のような美しい言葉が詰まった小説。 序盤の方で、君は説明が多すぎる、といわれた主人公は「どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった」と考える。 序盤のこの「説明が多すぎる」という投げかけは、作者の意気込み、この小説の挑戦にも感じた。 わかってほしくて言葉で説明しようとするとき、その言葉に載せきれないものこそ、ほんとうに伝えたいものだったりする。言葉の器でそれを映し出したい時は、どうやったらよいだろうと読後もしばらく考えている

Posted byブクログ

2022/01/16

食べたいものを食べて、 眠りたいだけ眠って、 ふたりの時間をたっぷり味わって、 特別幸せって顔で毎日過ごしたい。

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