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竜馬がゆく 新装版(五) の商品レビュー

4.3

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

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2020/06/14

司馬遼太郎の長編時代小説の5巻目 幕末の暗いところが印象的であった. 特に池田屋事件・蛤御門の変がこの巻で触れられるが、幕末志士の想いを果たせずして命を落とす姿がとても悲痛であった. 長州藩はこれを機に佐幕論が中心となり、薩摩藩は西郷隆盛が幕府のフィクサーとなり激動という言葉...

司馬遼太郎の長編時代小説の5巻目 幕末の暗いところが印象的であった. 特に池田屋事件・蛤御門の変がこの巻で触れられるが、幕末志士の想いを果たせずして命を落とす姿がとても悲痛であった. 長州藩はこれを機に佐幕論が中心となり、薩摩藩は西郷隆盛が幕府のフィクサーとなり激動という言葉に拍車がかかったように思えた. 竜馬自体も神戸海軍操練所を解体することとなり、株式会社を作る転機となった.各々の幕末志士が世を変えるためにあれやこれや画策する姿、大志を抱いて行動に移す姿に自分もそうできるか?できているかを思わず自問したくなった.おそらく文字通り命懸けで事をなすことはまずないと思うがそれくらいの鬼気迫る思いで行動的になるのはかっこいいし、きっと実現できると思う.見習いたいものである.

Posted byブクログ

2020/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都で二つの雄藩が対立を深め、ついに禁門の変が勃発。長州や薩摩に視点うつし物語がすすみ、竜馬の活躍は少なく、気づけば海軍塾は解散の憂き目に。師と作り上げた日本初の私設海軍は道半ばで夢破れた。しかし、西郷との出会いでまた明暗を思いついた竜馬。株式会社設立を目指して薩摩と手を組むことに。薩摩の中心、西郷は軍の指揮に、外交に、東奔西走中。

Posted byブクログ

2020/04/16

とうとうよく知る司馬遼節全開と相成りました。 つまり主人公を中心にストーリーが回ることはないということで。やっぱり小説ではないんですよね、このお方の本は。 独自路線ではあります、それがこの作家の最大の魅力でしょう。 竜馬って実在の人物なの?っていう感じがする、繰り返しですが主人公...

とうとうよく知る司馬遼節全開と相成りました。 つまり主人公を中心にストーリーが回ることはないということで。やっぱり小説ではないんですよね、このお方の本は。 独自路線ではあります、それがこの作家の最大の魅力でしょう。 竜馬って実在の人物なの?っていう感じがする、繰り返しですが主人公がだんだん傍流になっていくんですから。

Posted byブクログ

2020/02/08

○あン人がこんど来たとき、貴方の虫ケラはもう居りもさぬ、というのは人間の信義にかかわりもそ(285p) ○金よりも大事なものに評判というものがある。世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。金なんぞは、評判のあるところに自然とあつまってくるさ(335p) ★西郷吉之助が...

○あン人がこんど来たとき、貴方の虫ケラはもう居りもさぬ、というのは人間の信義にかかわりもそ(285p) ○金よりも大事なものに評判というものがある。世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。金なんぞは、評判のあるところに自然とあつまってくるさ(335p) ★西郷吉之助が出てきた

Posted byブクログ

2019/11/07

どんどん動いてきました。 この巻、前半は池田屋の変、そして、禁門の変。来島又兵衛。 そして、龍馬と西郷の会合。 でも、何と言っても、お登勢さんとお田鶴さま、、、。素敵です。

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2019/10/29

長州は苦しい時代へ。薩長の関係を考えると、どうしてここから、あの幕末を迎えるのか、まったく謎です。まだ機が熟さないって、あと三巻しかないですよ!

Posted byブクログ

2019/09/08

後半へ入る。 竜馬も凄いけど、勝さん、そして西郷さん、なかなかすごい。 池田屋事件から禁門の変と時代は大きく動く。 この話読みながら、頭の中のイメージは基本は「龍馬伝」だが、池田屋事件は「新選組!」、禁門の変は「花燃ゆ」が出て来る。来島又兵衛は山下さんの顔しか浮かばんわ

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2019/08/04

勝海舟、坂本竜馬、西郷隆盛が相見えて、かなり維新ムードが盛り上がってきた。 この作品の前に「燃えよ剣」を読むまでは江戸末期の知識が殆ど無かったので、異なる立場から見た維新の雰囲気が面白い。 次は長州視点の作品が読みたくなってきました。

Posted byブクログ

2019/05/06

彼にとっての恋人は、さな子さんでも田鶴さんでもおりょうさんでもなく、勝さんや西郷さんや軍艦や、そして何より日本だった。 彼自身もそう彼女たちに伝えてはいるし、田鶴さんなんかはむしろ焚き付けるのだけど、でも、あまりに報われないんじゃないかなと思うのです。 他人がどうこう言っても、本...

彼にとっての恋人は、さな子さんでも田鶴さんでもおりょうさんでもなく、勝さんや西郷さんや軍艦や、そして何より日本だった。 彼自身もそう彼女たちに伝えてはいるし、田鶴さんなんかはむしろ焚き付けるのだけど、でも、あまりに報われないんじゃないかなと思うのです。 他人がどうこう言っても、本人たちがそれでいいならなんとしようもないのですが。

Posted byブクログ

2019/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は薩摩藩の話が多かったように思う。長州もいっときは勢いがあったのに、なぜか方向性が違うように思えてしまった。藩の特色ってすごくあるんだな。おりょうとは結ばれて、それにしてもモテモテの竜馬。みんなが惚れていく竜馬にあってみたくなりました。

Posted byブクログ