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竜馬がゆく 新装版(五) の商品レビュー

4.3

154件のお客様レビュー

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    64

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/10/01

「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 202...

「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 2020/2/6読了(再読) 学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。

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2023/03/23

池田屋の変が起き、それが蛤御門の変を引き起こし長州は朝敵になった。学生の頃は全くわからなかった事がこの本を読んでなんとなくわかってきた。 たくさんの志士の命がなくなって今平和ボケしている令和があると思うと、一生懸命生きろ!と龍馬に怒られそうな気がします。

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2022/12/29

司馬先生の時代小説は、やはり本当に面白い。 志を遂げるためには命も惜しまないという当時の志士達の考え方は、現在を生きる私たちにはなかなか理解し難いものである。が、そのような志士たちや、竜馬や西郷、桂などの活躍が実際に時代を変えていくのだと思うと、勇気をもらえる。 生まれ育ちでは...

司馬先生の時代小説は、やはり本当に面白い。 志を遂げるためには命も惜しまないという当時の志士達の考え方は、現在を生きる私たちにはなかなか理解し難いものである。が、そのような志士たちや、竜馬や西郷、桂などの活躍が実際に時代を変えていくのだと思うと、勇気をもらえる。 生まれ育ちではなく、結局は覚悟と時勢が相まって、何かを変えていくのだと感じた。

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2022/08/14

臥薪嘗胆の時を知り、腹を据えて時を待つ竜馬が、頼もしく大人びて感じられました。彼が時勢をどう読んでいたのか、無理なく描かれています。

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2022/06/08

今の社会はこうして出来上がったんだなとしみじみと思う作品。江戸時代300年間耐え続けて培われた国民性、不満がやっと爆発した幕末、そこで勝った者たちが構築した国が今に続いていることをひしひしと感じる。そして世の中を変えるのは1人の英雄ではなく、時流と運とそれぞれの人々の考えが化学反...

今の社会はこうして出来上がったんだなとしみじみと思う作品。江戸時代300年間耐え続けて培われた国民性、不満がやっと爆発した幕末、そこで勝った者たちが構築した国が今に続いていることをひしひしと感じる。そして世の中を変えるのは1人の英雄ではなく、時流と運とそれぞれの人々の考えが化学反応を起こしてできた偶然の産物。

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2022/04/12

池田屋の変、蛤御門の変ととにかく斬り合いの場面が続く中、5巻での最大の出来事の一つは坂本竜馬と西郷隆盛の会談です。仲人は勝海舟。言葉数の少ない会談だったにも関わらず、言葉以上のものがあった両者の様子が絶妙に描かれていて、二人の人間としての大きさが伝わってきます。 鈴虫を大事に飼い...

池田屋の変、蛤御門の変ととにかく斬り合いの場面が続く中、5巻での最大の出来事の一つは坂本竜馬と西郷隆盛の会談です。仲人は勝海舟。言葉数の少ない会談だったにも関わらず、言葉以上のものがあった両者の様子が絶妙に描かれていて、二人の人間としての大きさが伝わってきます。 鈴虫を大事に飼い続けている薩摩藩のはからいは粋でした。  竜馬をめぐる女心や竜馬と海軍学校など、斬るか斬られるかの時世の中でも外せない人の感情の描写が長編小説を読み続けさせる重要な節になっています。

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2021/08/21

なかなか読み進まない。(2003.6.2HPの日記より) ※2003.5.25読書のすすめから到着  2003.6.2読書中  2003.6.7読了  売却済み

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2021/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

p.49 新しい時代が来るためには死に役が必要です。私はことし三十七になる。すこし長く生きすぎています。 僕は既に37。今年、38歳になります。 のらりくらりと生きてきました。 これからの時代、どのようにしましょうかね。

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2021/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

池田屋の変と蛤御門の戦いで大勢の志士が命を落とした五巻。 長州に対しても幕府に対しても思うことが、人の命を奪う事で解決する問題なんてあるんだろうか?敵を殺しても、その遺族や仲間には怨嗟が残り、またそれが次の戦いへと繋がっていく。今回は志士側が負けたが、その後の戊辰戦争では幕軍が敗退し、会津若松では今でもその禍根が残っている。 戦争は未来を担う優秀な人財を失うだけでなく、恨みをこの世に残すという点でも許されないことなのだろうなと思った。

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2020/07/26

師弟関係として、勝と竜馬は素敵だ。 幕吏の勝は、日本を想い、立場上難しい事を竜馬に託している。それが海戦技術であったり、船の知識であったり、人脈である。 これと決めた男に託す関係であり、西郷・竜馬になら幕府は倒されても良いと思っている。 こんな関係をいつか誰かと結べたら良いなと...

師弟関係として、勝と竜馬は素敵だ。 幕吏の勝は、日本を想い、立場上難しい事を竜馬に託している。それが海戦技術であったり、船の知識であったり、人脈である。 これと決めた男に託す関係であり、西郷・竜馬になら幕府は倒されても良いと思っている。 こんな関係をいつか誰かと結べたら良いなと思う。

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