秘密 の商品レビュー
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。ミステリーって言うより、どちらかというと北村薫の「スキップ」なんかに近...
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。ミステリーって言うより、どちらかというと北村薫の「スキップ」なんかに近い感じだけど、話の展開が巧い。最後の数ページ、タイトル「秘密」の本当の意味を知り、あの時の直子の涙、そして平介の涙の意味を知り、とても切なくて、心に残る作品でした。
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映画化にもなった作品だから、多くの人が知っているかもしれませんね。 東野圭吾の秘密です。 この作品で、東野圭吾は、広く世間に知られるようになりました。 簡単にあらすじを述べると、 妻と小学生の娘が事故に。 妻の葬儀の夜、意識を取戻した娘の体に宿っていたのは死んだ筈の妻だった...
映画化にもなった作品だから、多くの人が知っているかもしれませんね。 東野圭吾の秘密です。 この作品で、東野圭吾は、広く世間に知られるようになりました。 簡単にあらすじを述べると、 妻と小学生の娘が事故に。 妻の葬儀の夜、意識を取戻した娘の体に宿っていたのは死んだ筈の妻だった……切なさ溢れる長篇ミステリー (amazonより) 読み進めていくと、主人公の心情に心をあわせて、切なくなっていきます。 だって、自分の妻が、自分の娘になってしまうんですよ!! 主人公は、彼女を妻として見たり、娘として扱ったり、その狭間で揺れ動きます。 彼女が成長するに従い、年相応の恋の問題や、進路の問題が出てきます。 そこで、夫として、あるいは父親としてどう向かい合っていけばいいのか。 誰にも相談できず、悩み続けます。 そしてそして、最後のラストシーン。 ここで、なぜ「秘密」というタイトルになったのかが、判明します。 この奇妙な生活の事だと、自分は思っていたのが、それをさらに上回りました。 この時の思いを感じた時、涙が出ました。 東野作品は、こうした心情を細かに書き進めるのが、本当にうまいと思います。 もどかしさや切なさ、やりきれなさを、主人公や藻奈美たちを通して表します。 読んでいるほうも、どうしたらいいのか?誰もが間違ったことをしていないのに・・・、などと思わされます。 読み終わったときには、胸がジーーーーンとなりました。
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非常に面白かったです。かなり分厚いんですが、一気に読んでしまいました。 展開上素直に進むんだなぁと思ったら、実はどんでん返しが…。 最初のほうは読んでてなんか、恥ずかしくなっちゃったりもしたんですが、読んでて一気に引き込まれました。 ただ、なんか同じパターンをどっかで見たことがあ...
非常に面白かったです。かなり分厚いんですが、一気に読んでしまいました。 展開上素直に進むんだなぁと思ったら、実はどんでん返しが…。 最初のほうは読んでてなんか、恥ずかしくなっちゃったりもしたんですが、読んでて一気に引き込まれました。 ただ、なんか同じパターンをどっかで見たことがあるような気がするんですよね。自分の記憶に無いうちに、映画版でも見てしまいましたかね、もしかして。
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泣ける泣けると評判の広末がでた映画の原作。映像と文章の差なのか、ギリギリ涙は出ませんでした。切ない!
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泣けた!! 東野さんの作品はどれも好きですが、こんなに泣いたのはないかもしれない。 夫と妻と娘の不思議な、10年以上にわたる物語。生と性、嫉妬、喪失感、いろいろな心のひだが丁寧に描かれています。中でも、家族愛と隣人愛と性愛と至上の愛と、さまざまな形の「愛情」があふれた作品だと思い...
泣けた!! 東野さんの作品はどれも好きですが、こんなに泣いたのはないかもしれない。 夫と妻と娘の不思議な、10年以上にわたる物語。生と性、嫉妬、喪失感、いろいろな心のひだが丁寧に描かれています。中でも、家族愛と隣人愛と性愛と至上の愛と、さまざまな形の「愛情」があふれた作品だと思いました。
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妻が中学生の頃に言った、「もう後悔したくないの」みたいなセリフがぐっさぁーと心に刺さった。もっと勉強しなきゃ、自分。 妻が高校生になって、旦那が電話を盗み聞きするあたりが読んでいて辛かったけど、ラストは結構良い。好きさ。
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