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対訳 ディキンソン詩集 の商品レビュー

4.3

21件のお客様レビュー

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2013/07/04

比較的短い詩が多く読みやすい。詩はロマンチックでありながらどこか人間への冷めた意識を忘れていない言葉の数々が大変快い。

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2012/12/06

再読。この本は愛読書といっていいかもしれない。生涯の大半を隠遁生活で過ごした19世紀アメリカの詩人、エミリー・ディキンソン。孤独にならざるを得なかった、自ら孤独を選んだのかは分からないが、彼女の詩から感じられるしなやかな孤独には胸を打たれる。隠遁して静かな生活を送っていたためか、...

再読。この本は愛読書といっていいかもしれない。生涯の大半を隠遁生活で過ごした19世紀アメリカの詩人、エミリー・ディキンソン。孤独にならざるを得なかった、自ら孤独を選んだのかは分からないが、彼女の詩から感じられるしなやかな孤独には胸を打たれる。隠遁して静かな生活を送っていたためか、日々の生活の延長線上にある小さなものたちへの観察眼は鋭く繊細。内向的な芯の強さと豊かな想像力が紡ぎ出した彼女の詩的世界はあたかも広大なヒースの草原のよう。因みにこの本を読んだときに聴いていた音楽はバッハの有名なシャコンヌ。 引用 「水は、のどの乾きが教えてくれる。 陸地はーはるばる通ってきた海が。 歓喜はー苦痛がー 平和はー戦いの物語がー 愛は、形見の品がー 小鳥は、雪が。」

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2012/05/14

 エミリーディキスンの詩集です。  英文と日本語訳、単語ごとの解説などもあるので、大変おすすめ出来る内容となっております。  一回目は日本語訳と解説を読んで詩の背景や思いを読み取り。二回目からは英文を辞書をひきながら自分なりの訳を考えてみるのをおすすめします。  個人的には「希望...

 エミリーディキスンの詩集です。  英文と日本語訳、単語ごとの解説などもあるので、大変おすすめ出来る内容となっております。  一回目は日本語訳と解説を読んで詩の背景や思いを読み取り。二回目からは英文を辞書をひきながら自分なりの訳を考えてみるのをおすすめします。  個人的には「希望は心の中にとまる~」が一押しです。本当は「私の頭ってどのくらい~」の詩が一番お気に入りなのですが、当本には載っていません。しかし、エミリーディキスンの素晴らしい詩が何編も載っていますので是非ご一読を。

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2012/04/29

ディキンソンに関して常に懐いていた「死の詩人」という感覚を確めるために、対訳で読みました。 たしかに死を吟うことは多いのですが、苦役を伴うというよりは「死を眺める」ような、遠くから微笑みながら確める人だと。 詩人は死を吟うとき、ロレンスのように堕ちたり船をこいだりせずに、じっと...

ディキンソンに関して常に懐いていた「死の詩人」という感覚を確めるために、対訳で読みました。 たしかに死を吟うことは多いのですが、苦役を伴うというよりは「死を眺める」ような、遠くから微笑みながら確める人だと。 詩人は死を吟うとき、ロレンスのように堕ちたり船をこいだりせずに、じっと佇んでいるのです。

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2011/11/10

 初めて買った詩集。文法やダッシュ(――)の使用、文の区切り方など、独特の癖があるように感じた。受験英語の感性で読むとかなり戸惑うことになるかと。考えるな感じろのソウルで読んでもらえたらと思います。  ネガティブなイメージを語ることの多い作者の感性が、自分は魅力に感じました。基本...

 初めて買った詩集。文法やダッシュ(――)の使用、文の区切り方など、独特の癖があるように感じた。受験英語の感性で読むとかなり戸惑うことになるかと。考えるな感じろのソウルで読んでもらえたらと思います。  ネガティブなイメージを語ることの多い作者の感性が、自分は魅力に感じました。基本的にどの作品も短いので、読み易いと思います。

Posted byブクログ

2011/06/27

自分の生まれた田舎町からほとんど出たこともなく、しまいには家からさえほとんど出ず、ひたすら自分の中を旅し続けた彼女。 脳と海とはどちらが広い? 想像力があってこその海であり世界、とも言えます。 原文と対訳がついていて、味わいやすい。

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2014/04/20

胸の張り裂けるのを止めてやることができるものなら わたしの生きるのも無駄ではないでしょう ひとの痛みを取り除いたり 心痛を鎮めてやることができるものなら あるいは気を失った駒鳥を 巣に戻してやることができるものなら わたしの生きるのも無駄ではないでしょう。 私が一番読みたかっ...

胸の張り裂けるのを止めてやることができるものなら わたしの生きるのも無駄ではないでしょう ひとの痛みを取り除いたり 心痛を鎮めてやることができるものなら あるいは気を失った駒鳥を 巣に戻してやることができるものなら わたしの生きるのも無駄ではないでしょう。 私が一番読みたかった If I can stop one heart from breaking (J919, F982) by Emily Dickinson エミリ・ディキンスン 「一つの心が壊れるのをとめられるなら」 (J919, F982) は収録されていなかった。他を探そう。でもこれも手元に置いておきたい一冊。

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2010/09/15

Success is counted sweetest By those who ne'er succeed. To comprehend a nectar Requires sorest need. To fight aloud, is very brave Bu...

Success is counted sweetest By those who ne'er succeed. To comprehend a nectar Requires sorest need. To fight aloud, is very brave But gallanter, I know Who charge within the bosom The Cavalry of Woe "Hope" is the thing with feather That perches in the soul And sings the tune without the words And never stop at all I know that He exists. Somewhere in Silence He has hid his rare life From our gross eyes. This World is not Conclusion. A Speceies stands beyond Invisible, as Music But positive, as Sound It beckons, and it baffles Philosophy don't know

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2010/07/05

文章自体は癖があって読みにくい。韻や文の美しさよりも、イメージを読み取る類の詩です。 「ずっとお城に暮らしてる」の解説に引用されていて、おっ、と嬉しく思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

無名のまま死んでいく芸術家の作品というのは、どうしてこうも純度が高いのだろう。バーバラ・クーニーが彼女を描いた絵本「エミリー」も合わせて。

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