村上春樹、河合隼雄に会いにいく の商品レビュー
暴力性が必要っていうのはなんかわかる気がする。物理的に相手を殴るとか刺すとかいう意味じゃなくて。暴力的なものから癒やしが得られることってよくあるしなー。感覚的な話が多くて、お二人だから通じ合える内容であるように思うので、正直理解するのは難しかった。
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この本の感想は、言語化が難しい...。すごく面白かったのにこの思いを文字に起こせずすごくモヤモヤしている。もう一度じっくり読みたい。 拙い言葉で一部書き綴ると...。 色んなパターンで西洋と日本の違いを見比べた時に、あるものをあると認識するのは簡単だけど、ないものをある(逆も然...
この本の感想は、言語化が難しい...。すごく面白かったのにこの思いを文字に起こせずすごくモヤモヤしている。もう一度じっくり読みたい。 拙い言葉で一部書き綴ると...。 色んなパターンで西洋と日本の違いを見比べた時に、あるものをあると認識するのは簡単だけど、ないものをある(逆も然り)と認識するのはすごく難しいなぁと思った。 「治るばかりが能じゃないんですよ。そうでしょう、生きることが大事なんだから。」というフレーズにグッときた。
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村上春樹も河合隼雄も何冊か本を読んで知っているつもりだったが、この対談ではテーマが次々と繋がりながら広がっている。分かったような分からないような。
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結婚して幸せになるなんて、そんな馬鹿な話があるか。結婚とは共に苦しむこと。「井戸掘り」をすること。それを、こんなに面白いことはない、という。
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物語も箱庭療法も人間の内から湧き上がってくるものに力があるんだ思った。村上春樹さんの作品のファンタジーは、頭でつくった「つくりばなし」ではなく、「自分がほんとうに井戸に入って壁を抜けるほどの集中力や体力」で、「壁抜け」をしているから、「体が入った」作品なんだと、納得いった。
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誰しもが少なからず、精神的な病、瑕疵やしっくりこないことを持っていると思うのですが、この本にはそういったものを解消したり、緩和したりするためのヒントが書かれているように感じました。
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村上春樹さんの、小説のベースとなる考えが垣間見れて興味深かった。どちらかと言うと河合隼雄さんの治療のしかたの方に興味を持った。国内の第一線でやっている人でも色々なことを模索しながら治療していることがわかる。
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両者ともにアメリカに在住経験があるからか、考え方がかなり似ていると思った。村上春樹の独特な文学観と、河合隼雄の臨床心理学がうまく調和していて、日本社会の根底にある諸問題を深く考察している。ちょくちょく日本と欧米の比較も入っていたところも興味深かった。 対談とは関係ないが、対談文...
両者ともにアメリカに在住経験があるからか、考え方がかなり似ていると思った。村上春樹の独特な文学観と、河合隼雄の臨床心理学がうまく調和していて、日本社会の根底にある諸問題を深く考察している。ちょくちょく日本と欧米の比較も入っていたところも興味深かった。 対談とは関係ないが、対談文の下にそれぞれのコメントも記載されているが、場所的に読みづらい。
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9月19日読了。 P84 P129 P138 P166 P201 P207 P86 P129 P150 P162
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村上春樹さんは自分の胸の内を直接的な言葉にして語ることはないけれど、対談それが少し顔を出す、貴重な瞬間。 村上春樹さんの言葉に触れはじめてから、「こういう人になりたくないな」をはっきりさせるだけでなく「じゃあ自分はどうなる?」も並行して考え、行動することができるようになった。...
村上春樹さんは自分の胸の内を直接的な言葉にして語ることはないけれど、対談それが少し顔を出す、貴重な瞬間。 村上春樹さんの言葉に触れはじめてから、「こういう人になりたくないな」をはっきりさせるだけでなく「じゃあ自分はどうなる?」も並行して考え、行動することができるようになった。 私が村上春樹さんに愛おしさと尊敬を抱いてやまない理由はこれ。 社会と最低限しか関わりを持たない代わりに、芸術家(小説家)として一流を貫く姿勢に猛烈に心を打たれている。
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