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坂の上の雲 新装版(一) の商品レビュー

4.1

531件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

はまりました。 日本騎兵を育成し、中国大陸でロシアのコサック騎兵と死闘をくりひろげた秋山好古。東郷平八郎の参謀として作戦を立案し、日本海海戦でバルチック艦隊を破った秋山真之。病床で筆をとり続け、近代俳諧の基礎を築いた正岡子規。この三人を中心に、維新を経て近代国家の仲間入りをした...

はまりました。 日本騎兵を育成し、中国大陸でロシアのコサック騎兵と死闘をくりひろげた秋山好古。東郷平八郎の参謀として作戦を立案し、日本海海戦でバルチック艦隊を破った秋山真之。病床で筆をとり続け、近代俳諧の基礎を築いた正岡子規。この三人を中心に、維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの「明治日本」と、その明治という時代を生きた「楽天家達」の生涯を描いた司馬遼太郎の歴史小説。 好古と真之の兄弟観、真之と子規の友情。 明治の男は熱い!!!!!

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2009/10/04

上へ上へ。 先へ先へ。 登る坂の向こうには真っ白な雲がポッカリと浮かんでいた。 明治の人たちの向上心を見習いたいものだ。

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2009/10/04

明治期の日本は、地方から中央へ知と富の大規模な移動によって成功した時代なのかもしれないと思った。 2009年から3年掛けてNHKでドラマ化するそうです。 制作費が大変なことになるようなので、見たい人は受信料を払いましょう。

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2009/10/04

日露戦争あたりの日本を描く超大作。。。。 やはり日本人の歴史観は司馬遼太郎に作られた といっていいのだろうな。 としみじみ思う。 なじみのある名前だけでなく歴史に埋もれてしまった人を掘り起こし、人物像を作り上げる取材力と筆力にかんどー (2007年11月)

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2009/10/07

今年の課題のひとつ、司馬遼太郎に挑戦。 読書好きを標榜してるくせに、こういう大御所をまったく読んでなかったのです。 でも一応司馬遼太郎は幕末物を読んだことがあったので、今回はそれ以降の、日露戦争周りが描いてあるこれに挑戦。 さすが大御所だけあって、そつのない描写です。 ってか...

今年の課題のひとつ、司馬遼太郎に挑戦。 読書好きを標榜してるくせに、こういう大御所をまったく読んでなかったのです。 でも一応司馬遼太郎は幕末物を読んだことがあったので、今回はそれ以降の、日露戦争周りが描いてあるこれに挑戦。 さすが大御所だけあって、そつのない描写です。 ってかどこまでが史実でどこからが創作なのかよくわかんないレベル。 それだけリアリティのある人間がたくさん描かれてます。 個人的に興味を持ったのは主人公たちが皆「やるからには日本一」を目指していたこと。 そしてそれを成し得る多くの人物が東京という一箇所に集まりお互い交流があったこと。 誰も彼もが高い意識を持って、切磋琢磨してたのですね。 明治維新という、ドラッカーをして「理解できない」といわしめたことを成し遂げた時代を作り上げたものがなんだったのか、これからじっくり読んでいこうと思います。

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2009/10/04

明治維新後の日本の躍進は世界史上の奇跡と言われています。 その過程を知るにはもってこいの一冊ではないでしょうか。

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2009/10/04

明治維新後、近代化の波に乗る日本を知ることができる名著。 正岡子規や日露戦争で大活躍する日本の騎兵軍隊を創設した秋山好古らの名声が開花するまでの時代を描いています。 何よりも、本の中に現われている言葉の使い方に引き込まれます。 以下、本文より抜粋 『真之にいわせると、「考え...

明治維新後、近代化の波に乗る日本を知ることができる名著。 正岡子規や日露戦争で大活躍する日本の騎兵軍隊を創設した秋山好古らの名声が開花するまでの時代を描いています。 何よりも、本の中に現われている言葉の使い方に引き込まれます。 以下、本文より抜粋 『真之にいわせると、「考え」というものは液体か気体で、要するにとりとめがない。その液体か気体に論理という強力な触媒を与えて個体にし、しかもその結晶化する力が、思想家、哲学者といわれる者の力である。』 (人間とはどう生きればいいのかという問いに)『書生という立場ならば、人間ということについての思案も根元まで掘り下げて考えることができるが、すでに社会に所属し、それも好古の場合陸軍将校として所属と身分が位置づけられてしまっている以上、「人間はどうあるべきか」という普遍的問題は考えられず、「陸軍騎兵大尉秋山好古はどうあるべきか」ということ以外考えられない。』そしてその答えが『単純であろうとしている』こと。

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2009/10/04

正岡子規と秋吉真之のライバル関係そして友情。 真之の兄古好は騎兵として活躍。松山から東京に出てくるその時代背景がおもしろく、またエリートとして上り詰めていく感じがかっこいい。 真之は海軍として活躍。 一方子規は病弱で、残りの人生を俳句和歌の研究に注ぐ。 日清戦争、米西戦争など...

正岡子規と秋吉真之のライバル関係そして友情。 真之の兄古好は騎兵として活躍。松山から東京に出てくるその時代背景がおもしろく、またエリートとして上り詰めていく感じがかっこいい。 真之は海軍として活躍。 一方子規は病弱で、残りの人生を俳句和歌の研究に注ぐ。 日清戦争、米西戦争などがでてくるが、戦いの戦術などは自分にはしっくり来なかった。 以下の引用でどのように勉強すればいいのかとは普遍なものであることがわかる。 自分が研究を行うときもこのように研究しよう p.316 「過去の戦史から実例を引き出して調べることである。近世や近代だけでなく古代もやるほうがいい。戦いの原理に今も昔もない」 「陸と海の区別さえない。陸戦を調べることによって海戦の原理もわかり、陸戦の法則や教訓を海戦に応用することもできる」 「その他雑多の記録も読む必要がある」 「それから得た知識を分解し、自分で編成しなおし、自分で自分なりの原理原則を打ち立てることです。自分で立てた原理原則のみ応用が利くものであり、他人から学んだだけでは詰まりません」 真之はN街1310番地の日本公使館からその艦載砲のある海軍省まで毎日通った。 夜は夜で、公使館の三階の私室で、寝るまで読書した。ほとんどはかつて読んだものだが、改めて読み返した。日露戦争の海軍戦術はこのワシントンの日本公使館の三階から生まれたといっていいであろう」

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2009/10/07

明治ってイケイケだなあ…。途中ちょっと中だるんだり、人物の有能・無能の単純化(決め付け?)に辟易したけど、面白かった。戦争を起こさないための国際・国内社会づくりが大事だ、という大前提は踏まえつつも、戦争という場でしか生まれないドラマはあるのだな、と。最後の日本海海戦の盛り上がりは...

明治ってイケイケだなあ…。途中ちょっと中だるんだり、人物の有能・無能の単純化(決め付け?)に辟易したけど、面白かった。戦争を起こさないための国際・国内社会づくりが大事だ、という大前提は踏まえつつも、戦争という場でしか生まれないドラマはあるのだな、と。最後の日本海海戦の盛り上がりはすごい。文庫8巻。

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2009/10/04

ロシア戦争で重要な働きをした二人の兄弟と、同じ故郷で育った正岡子規の三人を主人公に置き、明治初めからロシア戦争終結までを描ききった作品。 あれだけの情報量をまとめ上げただけでも本当にすごい。 時代の雰囲気が良く出ていて、あの頃の日本の良さについてかなり考えさせられた。 読む...

ロシア戦争で重要な働きをした二人の兄弟と、同じ故郷で育った正岡子規の三人を主人公に置き、明治初めからロシア戦争終結までを描ききった作品。 あれだけの情報量をまとめ上げただけでも本当にすごい。 時代の雰囲気が良く出ていて、あの頃の日本の良さについてかなり考えさせられた。 読む価値有り、という点では間違いないと思う。

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