坂の上の雲 新装版(一) の商品レビュー
「男にとって必要なのは、若いころにはなにをしようかということであり、老いては何をしたかということである」
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ドラマ化楽しみです。司馬さん曰く美形兄弟さんたちが素敵に松山弁を操るところがおかしすぎました。ぞなーぞなー。 日本の戦争というと太平洋戦争の物語ばかりで日露戦争の話なんて初めてまともに読んだので非常におもしろかったです。旅順のくだりはばったばった人が死んでいくのでもうやめてー、は...
ドラマ化楽しみです。司馬さん曰く美形兄弟さんたちが素敵に松山弁を操るところがおかしすぎました。ぞなーぞなー。 日本の戦争というと太平洋戦争の物語ばかりで日露戦争の話なんて初めてまともに読んだので非常におもしろかったです。旅順のくだりはばったばった人が死んでいくのでもうやめてー、はやくなんとかしてー乃木さんと思ってやきもきしてましたが。ずっと昔下関でみた資料館?で絶賛されていた乃木さんがけちょんけちょんで「司馬さん…!」と思いましたが、でもなんか勝った後はかっこいいんだよなー。東郷さんもな。英雄ってそういうのなんだろうな。しかしわたしは児玉さんが案外好きです
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新しい時代「明治」を生きる松山出身の好古、真之、正岡子規を中心に書かれている歴史小説。特に日本陸軍騎兵隊隊長の好古の単純明快な生き方にとまどいながらも引き込まれていってしまう。
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司馬さんは、やはり人物のテンプレートを形作るのがとてもじょうずだと思った。 この当時の日露戦争のイメージを想像すると、おおくの批判がよせられたと予想される。 それでも、5年の調査期間をつかい、たんねんに集めたデータを使って、あらたな歴史を作った。 それがすごい。 そして、単純...
司馬さんは、やはり人物のテンプレートを形作るのがとてもじょうずだと思った。 この当時の日露戦争のイメージを想像すると、おおくの批判がよせられたと予想される。 それでも、5年の調査期間をつかい、たんねんに集めたデータを使って、あらたな歴史を作った。 それがすごい。 そして、単純に面白い。
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面白すぎて、1巻〜8巻を一気に読んだ。 読み終わって、とてつもない感動を味わった。 物語の壮大さと司馬さんの凄さに文字通り、痺れた。 滅多に「感動する」なんてこと書かないんですが、 ここにはそう書くしかないかも。
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近代日本史です。 秋山兄弟と言う、実在する明治の軍人さんと、作家正岡子規を中心に描かれています。 3巻途中で正岡さんが亡くなるので、そこからはほとんど帝国軍の話になります。 日本軍人が世界から意外にも一目置かれていたような感じの話が描かれています。 日露戦争が主な舞台のようです...
近代日本史です。 秋山兄弟と言う、実在する明治の軍人さんと、作家正岡子規を中心に描かれています。 3巻途中で正岡さんが亡くなるので、そこからはほとんど帝国軍の話になります。 日本軍人が世界から意外にも一目置かれていたような感じの話が描かれています。 日露戦争が主な舞台のようです。 なんとなくですが戦国や、その他の歴史物より、本書は気を使って司馬さんが書いたのかなって感じる作品。 司馬版教科書 近代日本史 みたいな感じがしました。 こんな教科書なら近代日本史も面白いのになって感じです。 この小説が真に正しいとか、唯一とかではないが、いくばくかの本当もあるだろうから 日本人で、戦争を知らない人たちは、今の時代とも微弱に繋がる部分もあるし、参考の為に読むといい。 つい、こないだまで生きていた人たちの話です。 来年秋からNHKで大河ドラマとして放送されるらしい。 キャスティングが意外にイメージにあってるのでびっくり!
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20/11/21 真之は艦橋上でそれをノートに書き込んでいた 弱者の特権である考え抜くことを行い、さらにその考えを思いつきにせず、それをもって全艦隊を機能化した。 東郷長官はふしぎなほど運のいい人であった。戦いといつのは主将を選ぶのが大切である。妙なことを言うようだが、主将が...
20/11/21 真之は艦橋上でそれをノートに書き込んでいた 弱者の特権である考え抜くことを行い、さらにその考えを思いつきにせず、それをもって全艦隊を機能化した。 東郷長官はふしぎなほど運のいい人であった。戦いといつのは主将を選ぶのが大切である。妙なことを言うようだが、主将がいかに天才でも運のわるいひとではどうにもならない。
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日露戦争を題材にした全8巻の長編。 今まで、日本は日露戦争も日清戦争もいともたやすく勝利したと思っていた。 ただ、この時期は日本にとっては列強の帝国主義に呑まれてしまう危機だった。 明治維新により「富国強兵」「殖産興業」を掲げ、坂を上るように発展していく中で、英露仏独などはま...
日露戦争を題材にした全8巻の長編。 今まで、日本は日露戦争も日清戦争もいともたやすく勝利したと思っていた。 ただ、この時期は日本にとっては列強の帝国主義に呑まれてしまう危機だった。 明治維新により「富国強兵」「殖産興業」を掲げ、坂を上るように発展していく中で、英露仏独などはまさに「坂の上にたなびく雲」のような存在だった。 日本の指導者たちは自分の国の存亡をかけて、圧倒的な国力をもつロシアに対して、いかに勝つかということを真剣に考えていた。 現代では日本は世界において過去に比べれば指導的な地位にいるわけですが、先人たちの思いを継いでいかなきゃならないと痛感した。 この小説については、「乃木希典は小説で言われているほど無能な将軍ではない」とか、「そもそも日露戦争は自衛戦争ではない」とかいった批判がなされることがあるようだが、そんなことはどうでもよく、過去に学ぶことは多い。 必読書。
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明治維新を経た後の日本が舞台。なにからなにまで「これから」で、作中の若者たちの気焔がたくましくて勇気付けられる。維新後日本政府がいち早く列強の仲間入りしたのは良いものは貪欲に学び、また教育に力を入れたからなのだろうなと読んでて思った。現代では前者ともかく、後者はどうなの?とも思っ...
明治維新を経た後の日本が舞台。なにからなにまで「これから」で、作中の若者たちの気焔がたくましくて勇気付けられる。維新後日本政府がいち早く列強の仲間入りしたのは良いものは貪欲に学び、また教育に力を入れたからなのだろうなと読んでて思った。現代では前者ともかく、後者はどうなの?とも思った。歴史小説は苦手なほうだけれど、この作品は文章が読みやすいのと、時代が現代に近いせいかとても読みやすい。しかし、全八巻。先が長い…。
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よかった。 中小企業が大企業に向かって立ち向かっていく姿に見えました。 あのバルチック艦隊に勝ってしまうんだから。 人が少ない→舵が取りやすい 人が多い→みんなが理念に共感できていなければ足でまといになる 小説ながら学んだ本でござる。
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