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坂の上の雲 新装版(一) の商品レビュー

4.1

528件のお客様レビュー

  1. 5つ

    200

  2. 4つ

    163

  3. 3つ

    108

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/09/11

兄好古が陸軍に入隊した経緯や、真之、信さんの生い立ちなどドラマではわかりにくい部分を埋めてくれた。 明治の世に、軍隊に、列強に彼らはどのように振る舞ったか。その最初、原点がわかる。現在5巻まで読み終えた中で一番面白かったのはこの1巻である。

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2024/08/31

国家公務員試験を受けて外務省目指すことに決めた、という後輩が、そのきっかけとして挙げた本なので読み始めた。 明治維新をしました、これから頑張っていこーっていう時代の空気感が伝わってくるのが面白い! 大街道など知ってる土地が出てくるのも、高橋是清とか昔勉強した人がサラッと出てくるの...

国家公務員試験を受けて外務省目指すことに決めた、という後輩が、そのきっかけとして挙げた本なので読み始めた。 明治維新をしました、これから頑張っていこーっていう時代の空気感が伝わってくるのが面白い! 大街道など知ってる土地が出てくるのも、高橋是清とか昔勉強した人がサラッと出てくるのも良い。

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2024/08/15

もともと幕末にさほど興味もなかったのだが、愛媛に出かける用事もできたので、どうせならと家族の本棚から拝借して読み始めた。 歴史小説(?)ゆえに難しく感じる部分もあるが、面白かった。 こんな口調で感想を書く程度には影響を受けているのであろう。

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2024/07/23

日本騎兵の父、秋山好古 バルチック艦隊を破った参謀、秋山真之 俳句の正岡子規 維新で賊軍にまわった、伊予松山から同時期に出た3人の偉人の物語。 日本が無理くり主要国に成り上がるパワー 出自が賊軍だった為、ゼロから生み出すパワー 元気の無い現代日本人必読の書と思う。 男子は生涯...

日本騎兵の父、秋山好古 バルチック艦隊を破った参謀、秋山真之 俳句の正岡子規 維新で賊軍にまわった、伊予松山から同時期に出た3人の偉人の物語。 日本が無理くり主要国に成り上がるパワー 出自が賊軍だった為、ゼロから生み出すパワー 元気の無い現代日本人必読の書と思う。 男子は生涯一事を成せば足る なりふり構ってる場合じゃないね

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2024/05/30

先日訪れた、松山の坂の上の雲ミュージアムでとても興味を惹かれたので、帰ってきてすぐポチった坂の上の雲全8巻。 歴史小説に昔から疎いこともあり、 恥ずかしながら司馬遼太郎さんは初読なのだが、1巻を読み終えた現時点では思ってたんとちょっと違っていた。 もっと劇的でドラマティックな筆...

先日訪れた、松山の坂の上の雲ミュージアムでとても興味を惹かれたので、帰ってきてすぐポチった坂の上の雲全8巻。 歴史小説に昔から疎いこともあり、 恥ずかしながら司馬遼太郎さんは初読なのだが、1巻を読み終えた現時点では思ってたんとちょっと違っていた。 もっと劇的でドラマティックな筆致なのかと勝手に想像してたんだが、小説だということを忘れそうになるくらいドキュメンタリータッチでドライだな、と思った。 さてさて、さっそくこの1巻、 本編の感想。 正岡子規については、学生時代の勉強でふんわり知っており松山在住の頃にも馴染みのある偉人ではあったが、秋山兄弟については数年前に聴いてめちゃくちゃリピートしているCOTEN RADIOの日露戦争編で知ったぐらい。 物語はこの3人を中心に、明治維新から近代国家への仲間入りを標榜し、国民国家へと激動する明治日本を描くというのが主眼。 何年か前にドラマ化もされていたけど、確かにドラマ化されるわーって思えるほど本当に面白いし、何より勉強になる。 読んでいる時間、令和の今の価値観が足元から崩される快感を何度も覚えた。 あと、わりと軽視しがちな自分の歴史認識の不明瞭さを、土台から照らしてくれるような豆知識にうなる。 騎兵の章なんかは特にそれを強く感じたし、こういう新しい知識から義経逃亡後のチンギス汗伝説が囁かれた原因てコレなのでは?みたいな仮説も自分なりに思いついて、知的好奇心が爆上がりした。 それにしても明治20年代になっても藩意識が普通に強いところとか、私が思っていた以上に日本の国民国家化というのは歴史が浅いんだな。 この事実になんだかとても興奮した。 主要人物3人のキャラクターも立っていて、この先の史実として、既知の事象に、この物語の中で各キャラクターがどう振る舞うのか楽しみだ。 これはドラマも観たい…。 物語は子規が病床についたところ、好古はフランスにいて、真之はイギリスへ軍艦吉野を回航しにいくところで2巻へ続く。 …全8巻か。 暫くは他の本、 身を入れて読めないかもなー。

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2024/05/15

歴史が好きであるものの、この作品は読んでこなかったので、ついに始まった感があった。 明治期の西洋に負けない国を作るという熱い思いが伝わってくる。最近何か燃焼しきれていない人におすすめの一冊。

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2024/05/05

『燃えよ剣』以来の司馬作品二作目。文庫全八巻の超大作である。愛媛旅行(子規記念館)に行ってからずっと読みたかった作品。まだ始まったばかりだが、もう面白い。子規と真之、好古らがどうなっていくのか…。彼らを通して明治時代を知っていけるのがとても楽しみだ(^^)

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2024/05/02

好古はドイツで修行中、本当はフランスで修行したいところだが単独修行 真之は海軍少尉になって、軍艦吉野の乗組員になった。軍艦吉野は清国が誇る定遠、鎮遠ごろしの猟犬とされる小型ではあるが速力のある英国産軍艦 子規は喀血、肺炎により病床にいる。元気ではあるから、よく食べるしよく野球をし...

好古はドイツで修行中、本当はフランスで修行したいところだが単独修行 真之は海軍少尉になって、軍艦吉野の乗組員になった。軍艦吉野は清国が誇る定遠、鎮遠ごろしの猟犬とされる小型ではあるが速力のある英国産軍艦 子規は喀血、肺炎により病床にいる。元気ではあるから、よく食べるしよく野球をしている。 世界各国が列強国に負けじと国力を上げている最中である。明治二十六年。

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2024/02/10

維新で世の中がガラガラポンとなって、それまで何者でもなかった人でも勉強すれば成功できるという雰囲気が満ちていた時代の空気を感じることができた。 現代も似たような雰囲気はあるけどガラガラポンには至っていない点で維新後よりも鬱屈したものを抱えている気がする。維新前は現代みたいな感じな...

維新で世の中がガラガラポンとなって、それまで何者でもなかった人でも勉強すれば成功できるという雰囲気が満ちていた時代の空気を感じることができた。 現代も似たような雰囲気はあるけどガラガラポンには至っていない点で維新後よりも鬱屈したものを抱えている気がする。維新前は現代みたいな感じなのかな。 コテンラジオの日露戦争の回で学んだこと(欧米の帝国主義、清と朝鮮の朝貢冊封体制、代々中国を尊敬してたけど欧米の弱肉強食を受け入れた日本 のぶつかり合い)が描かれていて面白かった。

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2024/02/07

我が国の近代化のあけぼのをこれほどユーモアたっぷりに描いた作品は他にないと思う。「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。」というその出だしからして、この先の物語展開が楽しみで仕方ないという気分にさせてくれる。 日本の近代化はすなわち軍国化・帝国化であるが、この第一巻はそ...

我が国の近代化のあけぼのをこれほどユーモアたっぷりに描いた作品は他にないと思う。「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。」というその出だしからして、この先の物語展開が楽しみで仕方ないという気分にさせてくれる。 日本の近代化はすなわち軍国化・帝国化であるが、この第一巻はそのような風雲をまるで感じさせず、好古が師範学校に入るくだりも、騎馬の兵士になるくだりも、どこかでうぐいすが鳴いているような、淡い春のような空気が漂っているのがまた面白い。伊予弁の会話もほのぼのとしていて心が和む。

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