怪しい人びと の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2010/05/23

俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。 （amazonより抜粋）

2010/04/20

７編の短編集。タイトルの「怪しい人びと」には特に意味はなく、変人奇人、難解な猟奇殺人というわけでもない。それぞれの話が人物、展開もまとまっていて面白い。軽いが、ラストでなるほどと満足する。東野さんは短篇の名手でもあるなぁ、やはり外れが少ない。

2010/02/15

短編なので派手なトリックはないですが、それぞれの作品が違った色を持っていてとても楽しめた。
相変わらず東野圭吾の引き出しの多さには驚かされる。

一番好きな作品は『甘いはずなのに』。
割とこの手の深い思いやりを感じるような作品がすきかもしれない。
最後にほっとするような終わり方で救われる思いがした。

2009/12/28

これは短編小説の作品です。内容は寝ていた女“友達に自分の部屋を貸していた俺の部屋に帰ってみると女の人が一人寝ていた。彼女は誰で、何のために。”もう一度コールしてくれ”強盗に失敗して逃げ出した俺が逃げ込んだ家は高校時代に野球の試合の審判をしていた男の家、あの時のアウトの判定について。”死んだら働けない“工場で亡くなっていた猛烈社員の死因は。”甘いはずなのに”ハワイに新婚旅行に行った夫婦と金婚式でハワイに行った夫婦が出会う。新婚の夫が妻を殺害しようとする。“灯台にて”2人の大学生が別々に一人旅に向かう。灯台で一夜を過ごした。そして。“結婚報告”友達から結婚の報告を受け取った。でも同封されていた写真は知らない人・・・・・

2009/12/01

軽いミステリーの短編集。
序盤で引き込まれて、読みきってしまう。
だけど面白いかといわれると、そうでもないかもしれないような。

2009/10/30

内容紹介
俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。

2009/10/04

短編集。なんだか自分の身にも起こりそうな、身近な出来事の中にミステリー要素をうまく織り込み、短編の短さの中で鋭くまとめている。

2009/10/04

クスッと笑えて単純明快。やっぱり東野圭吾さんはオモシロイ。
怪しいっていってもそこまで怪しすぎるんじゃなくて、ちょっとしたミステリー。
結婚報告っていうのは、全く別人の女友達が写真付で結婚報告してきて、心配したその人が行ってみると、いなくて。。。謎だ。と思ったら、それをアリバイにした強盗の仕業だったとか、前妻との子を再婚相手に殺されたと思い込んでいて新婚旅行先で殺そうとしたら、実は自分の過失だった。。とか
何で怪しいって題名なのかな。

2011/09/17

東野圭吾の短編集。日常の中に潜む人間の闇や、追いつめられた人間の心理をどれも面白く読ませてくれた。でも東野作品だと思うと評価が辛くなるかな…（笑）さらっと面白く読めた短編集だった。

2011/08/06

短編でありながら深い。ちょっと古臭い感じもするが、コテコテというわけでもなく、うならせるような出来には東野圭吾の才能を感じる。殺人などもでてくるが、メインは謎の解明と若干の人間ドラマに主眼が置かれており、読みやすかった。個人的には最後に暖かさを感じさせるような「コスタリカの雨は冷たい」などが好みかな。