ムハマド・ユヌス自伝 の商品レビュー
まずこの本は世界銀行が機能していない点から 始まり、いかに経済学を学んだ著者が 貧困をなくすためにマイクロクレジットという システムを作って活動してきたかという自伝。 自伝というのはどうも独りよがりなイメージがあったのだけれど この人の本はそうでもなさそうです。 想像したこと...
まずこの本は世界銀行が機能していない点から 始まり、いかに経済学を学んだ著者が 貧困をなくすためにマイクロクレジットという システムを作って活動してきたかという自伝。 自伝というのはどうも独りよがりなイメージがあったのだけれど この人の本はそうでもなさそうです。 想像したこともないような貧困な生活している人が バングラディッシュという国にはいて、 想像したこともないようなイスラム教の教えがあり それこそ端的に言ってしまえば世界が違うのであろう。 日本にたまたま生まれて、幸いなことに 不自由なく生活している自分には そういった人たちがいるという存在を認識する ことすら欠落していることを感じました。 もっと、気の利いたこと書こうかと思ったのですが 考えまとまらず。。。 とりあえず、高校生のときくらいの夢を思い出した。
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ムハマド・ユヌスについては、問題把握力、解決力、実行力が備わった人だと思った。 貧困国への支援については、支援方法が最も大切なのだと思った。 物質的に豊かな国が、自分の利益を優先した上での支援を行っている限り、貧困は解決されないと思った。 マイクロクレジットについては、貧困を...
ムハマド・ユヌスについては、問題把握力、解決力、実行力が備わった人だと思った。 貧困国への支援については、支援方法が最も大切なのだと思った。 物質的に豊かな国が、自分の利益を優先した上での支援を行っている限り、貧困は解決されないと思った。 マイクロクレジットについては、貧困を背負っている人が、自ら貧困を解決するために動くということがポイントであると思う。 自ら解決したいと思い、行動しない限り、貧困は解決しない。 誰かがどうにかしてくれると思っている限り、貰い癖がついたりすることにより、貧困解決から遠のくと思う。 因みに、貰い癖は本人の責任ではなく、支援する側の問題である。
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2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の創設者ムハマド・ユヌス氏の自伝。マイクロクレジットを用いて社会企業家として成功した氏の志を学べる。
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08年6月読 ノーベル平和賞をとった貧しい人たちのための銀行を作った人の自伝。この常識に囚われない企画力、無理と言われても突き進む行動力に舌を巻きました。
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今年度のノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行総裁であるムハマド・ユヌス氏の自伝本です。 これまでずっと平和賞の候補として名前の挙がっていたユヌス氏、今年度の受賞は選ばれることは必然だったのかも知れません。 マイクロクレジットと呼ばれる貧困層の女性への小額融資の手法は、貧困...
今年度のノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行総裁であるムハマド・ユヌス氏の自伝本です。 これまでずっと平和賞の候補として名前の挙がっていたユヌス氏、今年度の受賞は選ばれることは必然だったのかも知れません。 マイクロクレジットと呼ばれる貧困層の女性への小額融資の手法は、貧困解消への有効なメソッドであるといわれて脚光を浴びています。 正直言って、相当なボリュームがあり読むのに苦労します。 しかしマイクロクレジットを理解するうえで、必ず一度は読むべきであろうバイブルであると私は思います。
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2006年ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌスの自伝です。 普通の銀行とは違う「グラミン銀行」、世界各地に広まっている、「マイクロクレジット」がどういうものか解ります。 また、ムハマド・ユヌスがこれから何をしていきたいのかも書かれています。 本書は、貧困な世界を知り悲観する...
2006年ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌスの自伝です。 普通の銀行とは違う「グラミン銀行」、世界各地に広まっている、「マイクロクレジット」がどういうものか解ります。 また、ムハマド・ユヌスがこれから何をしていきたいのかも書かれています。 本書は、貧困な世界を知り悲観するのではなく、貧困をなくすための秘訣がわかりやすく書かれています。 《人の死に方にはいろいろあるが、とにかく飢え死にほど悲惨なものはな い。じつに恐ろしい死に方だ。飢え死にはスローモーションで起こる。1秒 1秒、生と死との間がどんどん小さくなっていくのだ。 生と死の境界というのはそれほど曖昧なものであり、違いを見出すことす ら難しい。地面に倒れた母と子の姿が、この世の出来事なのか、それとも あの世の出来事なのかも、誰にもよくわからなかった。死はそれほどすば やく、容赦なく、気づかれないうちにやってきた。》 本書で、貧困の悲惨さを再認識しました。 その貧困の世界で、「グラミン銀行」「マイクロクレジット」がいかに役にたったのか、普通では考えられない仕組みなのに、何故成功したのかが良くわかりました。 また、今までの実績だけでなく、今後の活動内容も書かれており、これからが期待です。 ムハマド・ユヌスは第一線で活躍しており、「貧困なき世界」を目指しています。 「グラミン銀行」「マイクロクレジット」が成功したのと同様に、「貧困なき世界」が終焉すると思います。 《私は、貧困のない世界というのは、あらゆる人が生活に最低限必要なも のを自分で手に入れる能力を持つ世の中を意味するのだと考えている。 そんな世界では、飢えて死んだり、栄養失調に悩まされる人は誰もいな いはずだ。これは世界の指導者たちが何十年もの間唱え続けている目標 だが、これまで、それを実現するための手段が論じられることは決してな かった。》
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http://hotwired.goo.ne.jp/altbiz/yamagata/010227/textonly.html
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結構目からうろこだった。 貧困層は商売できない。お金を返済できない。っていう固定観念を覆した。バングラディッシュのグラミン銀行設立の背景〜その後の広がりを中心にした自伝。いわゆる自伝的部分は少ないけどおもしろい。 マイクロファイナンスの仕組みをわかりやすく説明してる。
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マイクロファイナンスに興味がある人なら誰でも知っているグラミン銀行のムハマド・ユヌス氏の半生を描いた本。 グラミン設立の経緯等に焦点をあてている為、マイクロファイナンスについて勉強したいのであればお勧めは出来ません。
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