クロスファイア(上) の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2009/10/07

ちょうど海外ドラマの『HEROES』を見た後だったので、躊躇うことなく読めました。面白いんだけど、すごく切ないお話です。「著者のことば」にあるように『燔祭』を先に読まないと混乱が起きそうです。

2009/10/04

読み始めたころは「私もこんな力が欲しい」なんて阿呆なことを考えました。
あんなに哀しい力だとは。

ジュンコが力を放出するシーンがいつも独特の迫力あって好きです。

2009/10/07

似たような設定の少年漫画がありましたね〜犯罪と戦う超能力者（笑）ところが、さすが宮部みゆきと言うべきか・・人物の描き方がしっかりしている。。「鳩笛草」に収録されている「燔祭」の続編らしいんですが、「燔祭」のストーリーはおそらく作中に出てくる事件でしょう。展開も手を抜かず荒唐無稽を文章力でカバー、十分に読み応えのある娯楽作品になっています。

2009/10/04

深夜の廃工場。三人の若者によって、男が水槽に投げ込まれようとしていた。それを目撃したOL・青木淳子は、念を込めて掌から炎を放ち、瞬時に若者二人を焼殺した。彼女は念力放火能力を隠し持つ超能力者だった。若者たちに連れ去られた恋人の救出を瀕死の被害者に頼まれた淳子は、逃走した残り一人の行方を探すが・・・・・・。警視庁放火捜査班の刑事・石津ちか子は、不可解な焼殺の手口から、ある未解決の事件との類似に気付く。東京・荒川署の牧原刑事とともに捜査を開始したちか子の前に、新たな火炎焼殺事件が・・・・・・！

2009/10/04

ブログ友達のオススメでした。
とっても切なかったです。ラストは涙涙でした(＞ω＜｡)
上巻は淡々と悪い奴らをやっつけていくんだけど、 下巻は心理描写が多くちょっとしたラブストーリー？
正義ってなんなんだろう。。

2009/10/04

四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力―念力放火能力を放ち、三人の若者を炎上させる。

2015/02/19

2007年9月4日読了。「このミステリーがすごい！」1999年度第15位の作品。宮部みゆきのストーリーテリングはうまいな〜。念力放火と言えばキングの「キャリー」「ファイアスターター」だが、そこら辺の影響を隠さず(「キングじゃあるまいし」という台詞も出る)オマージュとしてキチンと料理されている印象。女性主人公とそれを追う超常現象を信じない女性刑事、というあくまで女性の視点で描くのも女流作家ならではと言えようか。力を持った主人公の葛藤･論理も説得力があると思う。

2009/10/04

正義のために超能力で殺人を起こす女性が主人公です。少しデスノートと似てる気がします。スリル満点です！

2009/10/04

短編集「鳩笛草」の「燔祭」の続編。これを読んでないとわからないので、是非燔祭を読んでから読んでください。「鳩笛草」という、やはりカッパノベルズ出版の短編集に入っています。

上編では、淳子が新たな事件に力を使う。警察が非公式に動きだし、超能力者を利用する組織も現れる。別の超能力者や同じ能力をもった少女が現れる。

ストーリー展開は、常に新しい事が出てきて面白いが、それ故やや冗長に感じるかもしれない。

以下、下編に続く。

2009/10/07

四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力――念力放火能力（パイロキネシス）を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね。」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた！