理由 の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2018/01/01

この小説は朝日新聞に新聞連載された話らしい。そのせいもあるか少し読みにくい感じはうけた。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou11004.html

2014/01/03

バブル崩壊後の住宅購入と住宅ローンに関わる悲喜交々、家族、赤の他人との在り方が赤裸々に描かれている。人間のエゴが引き寄せる不幸を見事なまでに再現し、共感してしまう。

2014/01/03

宮部作品第二弾！
直木賞受賞作品です。

色々んな登場人物から見た事件を「理由」という角度で見せ、それと「家族像」が所々には散りばめられて、家族の話みたいだったが、そちらの方が考えさせられた。
「火車」も一晩、これも一晩！
読ませますね〜

2013/10/13

自宅に転がってたのでふと読み始めた初宮部みゆきさん作品。
ミステリーに苦手意識があったけど、読まず嫌いだけだったのかも。
と、思わせてくれた作品でした。

2013/07/28

新しい高層マンションと、古くからある町。バブル以降の人々の右往左往。現代の街を描いているように思う。主人公はこのマンションだ。
インタビュー形式だが、数多い登場人物の動きもわかりやすく、読みにくさは感じなかった。宮部みゆきさんの比喩のうまさや、人の心の動きもよくわかり、さすがだと感じた。
宮部さんの現代ものでは一番好きだ。「火車」も名作だが。
「龍は眠る」や「魔術はささやく」といった系統の本もまた書いていただけないかなぁ。。。

2013/05/08

高級マンションの一室で起こった殺人事件
関係者を取材し、そのインタビュー内容でつづられた内容になっている
八代の両親へ取材してほしかった

2013/04/19

とてつもなく長く綴られたある殺人事件の真相記事...。そのもの。
登場人物の人生描写が細かくリアル。
途中疲れて読むのを少し端折ってもいいか..と思いかけたが、全ての背景を知って初めて真実がわかるものだ...という観念にとりつかれたように、結局細部まで丁寧に読まされてしまった。野次馬の心理をついたような作品。

高層マンションでの生活に浮かび上がる影のようなものも伝わってくる。
様々な人の人生をお腹につめこまれたような読後感が残る。

2013/04/12

高層マンションで発生した一家四人殺害事件がテーマ。この事件に大なり小なり関係する人々をひとりひとり丹念に描くことで、事件の背後に潜む民事執行妨害の問題や、現代社会における「家族」の在り方に切り込みながら、事件の真相に迫っていく。この事件についてルポを執筆する聞き手が、関係者から事情を取材する、という形で展開する。
方法論としては面白いし、人物像や家族観、不動産競売の扱いの難しさなどはよく描かれているとは思うのだが、いかんせん長い。物語の冒頭こそ、謎めいた事件に興味が湧くが、事件と余りにも関係ない人々の描写が続くので、中盤が少し読みあぐねてしまった。終盤、石田直澄が現れてからはすんなりと読めた。直木賞受賞作ということで、期待が高かっただけに少し評価は落とし気味。さらに、ルポという性質上、死者の心情が外聞でしかわからないのが本質的な欠陥という気がしないでもない。

2013/02/03

初めて読んだ、宮部みゆきさんの著書。
マンションで起きた殺人事件が、インタビューのような形で進んでいく話だったが、どうもこの形式に慣れることができなかった。
説明も少し長く、序盤から読むのに四苦八苦。

結局、途中で挫折した。

2012/12/10

インタビュー形式の本です。
いろんな角度から事件を捕らえていて、それに少しでも関わった人たちから聞き取りして成り立っている感じでした。
引き込まれるという程でもなかった。
でも同じ人でも見る人によって、その人に対する評価みたいなのは全然違っていて、当たり前のことだけどそういうのが細かく書かれていたことがよかった。
模倣犯でも思ったけど、高校生くらいの男の子がとてもしっかりしているなと思った。