さようなら、ギャングたち の商品レビュー
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一章毎のエピソード、選び抜かれた言葉、反小説的な構成。戦後文学史に刻まれる、偉大な作品です。
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詩がいっぱいのそれは…
詩がいっぱいのそれは不思議な物語。空白と切なさと可愛らしさ。ガンガン頭を殴られるような読書の世界を味わえます。高橋源一郎のデビュー作にして最高の作品(と言う人もいます)。
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吉本隆明(吉本ばなな…
吉本隆明(吉本ばななの実父・評論家)が認めたPOPな文体を味わおう!!
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誰もが知るように、「こんなことに意味はない」とうそぶくアナーキーな身振りから必然的に生み出される「実は意味そのもの」が存在する。この記念すべきデビュー作はそうしたアナーキーな所作だからこそ生み出せる「時代の空気」「批評性」について教えてくれるように思う(たとえば、高橋源一郎が生き...
誰もが知るように、「こんなことに意味はない」とうそぶくアナーキーな身振りから必然的に生み出される「実は意味そのもの」が存在する。この記念すべきデビュー作はそうしたアナーキーな所作だからこそ生み出せる「時代の空気」「批評性」について教えてくれるように思う(たとえば、高橋源一郎が生き抜いた「60年代」の空気は確実にこの小説に溶かし込まれているはずだ)。このデビュー作においてすでに「死」や「ポエジー」、「言葉」や「サンプリング」といった要素はあからさまにされており、つまりは板についていたからこそぜんぜん寒くない
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読むのが遅い自分でもあっという間に読めてびっくり。 まったく触れたことのない文章だったので忘れられない読書体験になった。 別の作品も読んでみたい。
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非常に評価が難しい一冊。 作品を個で見ていくと完全に詩だが、読後の感覚は小説だった。 取り止めのない言葉遊びや纏まりの無い文章が約350pも続くが、いつの間にか読み終わりしかも一種のカタルシスと寂しい読後感を味わえる。 絶賛は出来ないが、他作で作者の別の顔を見てみたくなった。
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言葉の価値、意味を超え、味わいを与え、“言葉”の地位を見事に向上せしめる。 その言葉で‘’世界”を拓き、アップデートするダイナミズムを表現する物書きの凄みに震えた。 ちゃんと日本にもいるやん。 って。 個人的には教科書に載せてほしいほど。 先生は困るだろうけど。
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「え?1ページに1行だけ?」と思われた方は、加藤典洋氏による解説を読めば、どうしてそんな記述になったのかということがよくわかる。
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出だしの大統領はよかったけれども、あとは乗っていけなかった。 エロ・グロ・ナンセンスがまだ芸術だと思われていた時代のもので、賞味期限切れだよなと思う。
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高橋源一郎さんは初めて。ポップでシュールな文体、印象的な進行、などと激賞された一冊ではあるが、個人的にはよくわからなかった。確かに、前半は引き込まれたが、中盤以降は飽きてしまうというか、馴染めなかったなあ。なんでだろう。
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