さようなら、ギャングたち の商品レビュー
競馬のコメンテーターかと思った。 全共闘世代、凶器準備集合罪で逮捕、失語症。 肉体労働でをしながら、リハビリテーションで書いたという、 群像の賞をとったのかな。 福田和也が作家の値打ちで、高評価していた。 私生活も気になる、室井佑月の元旦那。
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弟に勧められて読んだ。確か一年位前、熱海へ向かう東海道線の中一人黙々と読んでいたのだが、この本を読むのにその環境は異常にマッチしていた。 私にとってははじめての高橋源一郎作品。もうちょっと小難しい文章を書く人だと勝手にイメージしていたのでこんなにとっつき易いと意外だった。しかし...
弟に勧められて読んだ。確か一年位前、熱海へ向かう東海道線の中一人黙々と読んでいたのだが、この本を読むのにその環境は異常にマッチしていた。 私にとってははじめての高橋源一郎作品。もうちょっと小難しい文章を書く人だと勝手にイメージしていたのでこんなにとっつき易いと意外だった。しかし、内容は決してとっつき易いというものではない。難しい。 斬新で奇妙な。 斬新な小説なんて滅多にないからうれしい。 今もう一度読みたいと思うし、何度読んでも分からないんだろうという気もする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
流れゆく、誌のような文体。 でも、ちゃんとストーリーは有るんです。 不可解な点は多いです。 世界観は非常に独特で、 そもそも、物語の舞台がどこの国なのかもわからない。 今読んでも、斬新すぎる。 突きつけられる、余りあるイメージ。その鮮やかさに、ただただ感服するばかりです。
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詩のような小説。言葉が自由に跳ね回っていて、今まで読んだ小説と全く違う、不思議な体験をした。異世界に住む人々(+動物、その他)をユーモラスな文体で描いていて、コメディと思って読んでいると、思いがけない角度から寂しさや悲しさを引き出される。不思議で魅力的な作品。
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言葉で言い表すことが難しい作品。 言葉を与えることで、何かに分類されてしまうのは、何かもったいない気がする。 この作品がいいと思える人には、わかってもらえると思う。 あえて言うなら、「チェストーッ!」くらいか。 この作品が、チンプンカンプン、なんじゃこりゃ?という人も多いと思う。...
言葉で言い表すことが難しい作品。 言葉を与えることで、何かに分類されてしまうのは、何かもったいない気がする。 この作品がいいと思える人には、わかってもらえると思う。 あえて言うなら、「チェストーッ!」くらいか。 この作品が、チンプンカンプン、なんじゃこりゃ?という人も多いと思う。 高橋源一郎が言葉の裏側に見えるよい作品と思う。
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だいぶ前に読了したもの。記録がどこかにいってしまった。 リズムと世界観によって、なんともいえない気持ちになった。心地よかったことは確か。 買おうと思った作品だった。 解説の高橋源一郎の文体についての考察でなるほどって思った覚えがある。 詩であり、描かれた時代が確かにあるものだと...
だいぶ前に読了したもの。記録がどこかにいってしまった。 リズムと世界観によって、なんともいえない気持ちになった。心地よかったことは確か。 買おうと思った作品だった。 解説の高橋源一郎の文体についての考察でなるほどって思った覚えがある。 詩であり、描かれた時代が確かにあるものだと感じている。 また読む。
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1982年、高橋 源一郎著。「わたし」を取り巻く超現実的な世界が、1ページに数文しか載っていなかったり、頻繁に行替えがあったりする独特な文体で語られる。「わたし」と家族の関係を描く第一部、詩の学校で「わたし」が様々な人の話を聞く第二部、ギャング達が本格的に動き出し「わたし」に接...
1982年、高橋 源一郎著。「わたし」を取り巻く超現実的な世界が、1ページに数文しか載っていなかったり、頻繁に行替えがあったりする独特な文体で語られる。「わたし」と家族の関係を描く第一部、詩の学校で「わたし」が様々な人の話を聞く第二部、ギャング達が本格的に動き出し「わたし」に接触してくる第三部。 非常に不思議な小説だった。いや、これは小説というより詩なのだろうか。ただ、それだけだったら、意図してそのような構成にしたとも考えられ、似たような小説は他にもあるのかもしれない。おそらく、この小説がすごいのは、文章自体が含んでいる独特の「間」だろう。前の一文を書いた後、思考を一時中断し、時間を空けて次の一文を書いたのではないだろうかと思われるような「間」のある文章。結果、出てくる固有名詞はやたらポップなのに文章全体が不安定な雰囲気を醸し、脈絡のないストーリーにその不安定さがマッチして、読み終わると妙に悲しい気持ちになる。特に第一部の最後の方は他の小説では味わえない独特の悲しみを感じる。
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詩的端的ポストモダン的アヴァンポップ的舞城的高橋氏処女作品。S・Bとヘンリー4世とギャングとわたしが登場人物。リポグラフ的メタグラフ。プログレシブ的ダイナミック。三々五々乱反射。円周率。
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無理矢理解釈しようとしたり、「作者の意図」に想像を巡らせたりもしたけど、これはもう詩を読むような気分読むのがいちばんたのしいだろうとおもった。わたしは批評家ではないのだから、散文をあたまではなくからだで飲み込むことを心底たのしんでいいんだ。時折垣間見える切なさとか、ぶっ飛んだユー...
無理矢理解釈しようとしたり、「作者の意図」に想像を巡らせたりもしたけど、これはもう詩を読むような気分読むのがいちばんたのしいだろうとおもった。わたしは批評家ではないのだから、散文をあたまではなくからだで飲み込むことを心底たのしんでいいんだ。時折垣間見える切なさとか、ぶっ飛んだユーモアとかをたのしくたのしく読みました。
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なんだこりゃ!?とても変わった本です。 奇書といっていいと思います。 この本は、褒めることもけなすことも拒否している感じがしますというか、次元が違う。 もう一度『なんだこりゃ!?』
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