アムリタ(下) の商品レビュー
世の中にはこれを読んで、分かる、救われると思う人と、なんだこれはと思う人がいるのだと思う。 普段は自分のことが嫌いだが、この本を読んで共鳴できたことで、初めて自分もわるくないなと思えたような気がする。 そんな本でした。
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久々に再読すると、そうそうこんな感じ、とすとんと落ちてくる文章でした。 真夜中に目覚めたとき、ではなく、ふと本から目を上げたとき、自分が幾つで今どこなのか一瞬思い出せなくてふんわり漂うような心地を久々に味わいました。 またいつか、ふと読み返したい一冊です。
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感覚的なふわふわした感じの小説。小学生の弟がやけに大人っぽい。彼岸を感じて自我に目覚める。そんな話。2015.6.13
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真夏を少し過ぎた9月頭の昼下がりに完読。 とっても良いお天気を外に感じながら読めたので、気分がよかった。 感受性の強い人たちは生きにくい国だと思う、日本は。そして、それが露骨に出てしまうならなおさら。 太陽の光って、すごく人を前向きにするんだなと感じた。
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目には見えないものは確かにあると思う。 日々の暮らしの中にそれは溶け込み過ぎていて気づきにくい。 自分にも、感受性が厄介だと感じる瞬間があったりします。 それでも生きていきます。 水をごくごくと飲みながら。
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(1997.02.22読了)(1997.01.27購入) (「BOOK」データベースより) 変わっていく、私の記憶も、竜一郎という存在も、そして妹の死の意味も。そして心の力を一つ一つひらいていく弟のいとおしさ。陽も、水もなにもかもが、今日が一回しかなくていろんなことが惜しみなくあ...
(1997.02.22読了)(1997.01.27購入) (「BOOK」データベースより) 変わっていく、私の記憶も、竜一郎という存在も、そして妹の死の意味も。そして心の力を一つ一つひらいていく弟のいとおしさ。陽も、水もなにもかもが、今日が一回しかなくていろんなことが惜しみなくあふれている。流れていく時間の残酷さと生きていく優しさを私は愛する。また、生きるための扉を開く、そこにある輝きに満ちた天気雨の慈雨、神が飲む水アムリタ。紫式部文学賞受賞。 ☆吉本ばななさんの本(既読) 「キッチン」吉本ばなな著、福武文庫、1991.10.17 「うたかた/サンクチュアリ」吉本ばなな著、福武文庫、1991.11.15 「パイナップリン」吉本ばなな著、角川文庫、1992.01.25 「白河夜船」吉本ばなな著、福武文庫、1992.02.15 「N・P」吉本ばなな著、角川文庫、1992.11.10 「FRUITS BASKET」吉本ばなな著、福武文庫、1993.04.15 「とかげ」吉本ばなな著、新潮社、1993.04.20 「アムリタ(上)」吉本ばなな著、角川文庫、1997.01.25
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
多分、自分が持っている本の中でアムリタが一番再読してるかも。 このあたりのよしもとばななさんが、とにかく好き。 欲を言えば、語りすぎの一歩手前の表現が好き。 何かを思ったり話したりする場面で、やたら具体例が多くあがるよりも、雰囲気だけでとめてくれる方が良い。私は。 でもなんだかんだやっぱり大好きだから、こんなに読んでしまうんだろうな。 たとえようのないやる気がむくむくと、静かに湧いてくるお話。 家族、恋愛、友情、超能力、死、魂・・・。 どれもテーマのようで、どれでもないような。 少し変わった日常。うん。そんな感じ。
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大人になった今、こどもだったころのことを思い起こすと不思議な何かを感じたり見ていたように思う。 人は何かから身を守ろうとするとき、それから逃れるための術として不思議なチカラを発揮するのではないかと思う。それは人間に備わった防衛本能なのかもしれない。そして、それを受け入れることが...
大人になった今、こどもだったころのことを思い起こすと不思議な何かを感じたり見ていたように思う。 人は何かから身を守ろうとするとき、それから逃れるための術として不思議なチカラを発揮するのではないかと思う。それは人間に備わった防衛本能なのかもしれない。そして、それを受け入れることが出来るか出来ないか。また、それを感じることが出来るかどうか。 この姉弟も、何かから逃れるため、何かから身を守るためサイキックといわれる不思議なチカラを感じ、それに右往左往ながら確認作業をするようにして「ありふれた日々」に次第に溶け込んでいくようだった。 この本に「夕日」の鮮明なる描写が多いのは、もしかしたらそういうことに繋がるのかもしれないと感じた。
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めちゃくちゃ繊細な本だった。気付きの多い人って、周りよりも疲れてしまうけど、その分たくさんの人やモノの気持ちが分かる。少しは自分も敏感になれるかな。なれたらいいな。
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滅多に読まない大好きな本だけど、やっぱりいいなぁ~。久しぶりに読みました。 この本の世界が好き。 醸し出してる雰囲気が好き。
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