マディソン郡の橋 の商品レビュー
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「運命の出会い」の存在を主題としたいくつかの愛のひとつを描いた小説。「顔や体がきれいなのはすてきなことだ。けれども、彼にとってほんとうに重要なのは、むしろ人生を生きてきたことからくる知性や情熱、繊細な心の動きに感動したり感動させたりできる能力だった。」「この曖昧な世界では、これほど確信のもてることは一度しか起こらない。たとえ何度生まれ変わったとしても、こんなことは二度と起こらないだろう」という言葉が印象的でした。ソウルメイトのように男女には運命が存在し、それは生まれる前から決まっている・・・のだろうか。
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こういう恋愛モノは久し振り。 映画としてあったことは知っていたけれど、世界的にベストセラーになっていたとは。 面白く読めた。 こういう小説を書くのって、男性らしい気がする。
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若かりしころに感銘を受けた名作。 いつでも懐かしくて甘酸っぱくてちょっびり悲し悔しな気持ちにさせてくれる一冊です。 恋愛モノは苦手だけど、この本は何かを残してくれた、そんな気がする。
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涙がとまらかった。田舎の風情がしばらくわすれられなかった。最後の方は通勤でこの読むのを辞めて、自宅で目を腫らせました。
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10年以上前に映画を見て、今頃読了。 いつ運命の人に会うかわからないですね、それが結婚後になってしまうと、運命の人を好きだと思うのと同じくらい自分の家族に責任を感じる。当たり前の不倫物語。どうしようもない想いを抱えながら、上手に生きていくしかない。 もう永遠に会うことはなかったけど、写真の中では2人でいた時間が止まっている。思い出は美化されちゃいますし、思い出を綴った文章だから、きれいな作品なんですね。
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否定されるべきテーマ「不倫」を悲劇にすることで肯定的に描く。3人が死んで、ようやく思いが遂げられるという構図に読者はほっとする。生きているうちにこの思いを遂げてしまったら、読者は決して共感しないということをよく理解している。 特殊なhappy endとして原作者の腕を感じるし、...
否定されるべきテーマ「不倫」を悲劇にすることで肯定的に描く。3人が死んで、ようやく思いが遂げられるという構図に読者はほっとする。生きているうちにこの思いを遂げてしまったら、読者は決して共感しないということをよく理解している。 特殊なhappy endとして原作者の腕を感じるし、訳者の醸し出す空気も心地よい。 10代で初めて泣いた映画の原作をこの歳でようやく読んだ。やっぱりあの頃とは感想が違うなぁ。
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純愛だなー、恥ずかしい。でもこんな葛藤は恥ずかしながら自分にもあります。語るより、心から魅力的でありたいなと改めて思う。
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http://www.geocities.jp/jupimartmk/S_G/book/madison.htm
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中年の写真家と、家族を持つやはり中年の農場の主婦が出会い、恋に落ちる話。 「彼氏彼女の事情」でチラっとでてきたので読んでみた。 ストーリーはとっても陳腐。 でも、読んでみるとなんともいえない気持ちになる。 映画化するとおもしろくない、本ならではのよさを実感できるだろう。 内容はとっても暖かい・・・情熱的であり、家族の愛もあり・・・ 人間の暖かさを感じたい人、純愛物を読みたい人、どうぞ。
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あたたかい。 責任、という表現がとても的確で、 深い想いを共感できた。 少し直接的すぎる訳もまた、良い。 何に対しても、あまり強い愛情や想いを持てない私だけれど、 出会えば、変わるだろうか。
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