マディソン郡の橋 の商品レビュー
2000/05/10 衝撃からなかなか立ち直れず。 この衝撃は何に対してなんだろう。 最近、女として自分をヤバいと思うことが多いので、いろいろ考えた。
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小説の良いところは共感力がつくこと!ってどこかで見た気がするけど、今回はそこまで共感できなかった笑 それでも読み進めたくなるような空気がそこにはあって、ずっと話に身を委ねていた。(後から思えばまえがきで感じた疑問が後からどんどん明らかになるスタイルがそうさせていたのかも) 遠...
小説の良いところは共感力がつくこと!ってどこかで見た気がするけど、今回はそこまで共感できなかった笑 それでも読み進めたくなるような空気がそこにはあって、ずっと話に身を委ねていた。(後から思えばまえがきで感じた疑問が後からどんどん明らかになるスタイルがそうさせていたのかも) 遠い昔の世界観、カッコつけた言い方になると「フォークロア」になるのかな?加えて、2人の詩的で浮世離れしたものの見方。それには共感できそうだけど何者も寄せ付けないバリアーが貼られている気がして、ただ外から眺めることしかできないイメージ。 こういうテーマって破滅に向かいがちだけど、それだけは一切予感しなかったし、的中もしなかった。燃えるような恋なんだろうけど、終わる時は静かに終わるのかな?と思わせる。 映画化や最近はミュージカル化(!)もしたみたいだけど、しばらくそれらは見ずに原作で見て聴いた詩的世界をしばし心に留めておきたい。
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出会っちゃったんだから好きになるのはもうしゃーない。ロバートにも、家族にも、全方位への愛を欠かさないフランチェスカは本当に偉い。 永遠の愛のための別離。
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様々な見方があるだろう。不倫の正当化ともいえる。純愛ともいえる。キンケイドという男の魅力でなりたつ少女漫画のようなものともいえる。 ここでは、どこにも所属しない者のさ迷い混んだ物語として、カフカの「城」のように読むことが一番文学的には面白いと指摘したい。ただ、女を我が物にしたいと...
様々な見方があるだろう。不倫の正当化ともいえる。純愛ともいえる。キンケイドという男の魅力でなりたつ少女漫画のようなものともいえる。 ここでは、どこにも所属しない者のさ迷い混んだ物語として、カフカの「城」のように読むことが一番文学的には面白いと指摘したい。ただ、女を我が物にしたいというところに落ち込むのは弱さというべきではないかと思う。
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なぜ、この小説がベストセラーになり、映画化されヒットしたか疑問です。生活に疲れた主婦としがないカメラマンの短期間の逢瀬に感動はありませんでした。唯一ラストだけですかね。
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意外とメロドラマだったんだなと思いきや、恋人たちがどうも宇宙や異次元にかけて愛を語りがちなのが特徴的で、いっそなにかのスペースオペラのこぼれ話として読んでみると興味深かった。
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最後のカーボーイ、ロバートと、アイオワの農場に住むイタリア出身のフランチェスカ。対極の人生を歩む二人が、マディソン郡の橋を介して出会います。 まるで足りないピースを探し当てたかのように、二つの魂が一瞬にして一心同体となり、死が訪れるまで紐帯に結び付けられます。二人はまさにベター...
最後のカーボーイ、ロバートと、アイオワの農場に住むイタリア出身のフランチェスカ。対極の人生を歩む二人が、マディソン郡の橋を介して出会います。 まるで足りないピースを探し当てたかのように、二つの魂が一瞬にして一心同体となり、死が訪れるまで紐帯に結び付けられます。二人はまさにベターハーフだったのでしょう。 「長いあいだ、私はあなたに向かって、あなたは私に向かって歩いてきたのです」 出会うことの必然性を、ロバートがこうフランチェスカに言います。 自分の魂の片割れに出会うのは、自身のことを良く知ってからかもしれませんね。その時こそ、希求するものが良く見えるのではないでしょうか。 この小説は、1995年にクリントイーストウッドとメリルストリープの共演で、映画化されました。映画も小説の世界が良く再現されていて、とても楽しめると思います。
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25年くらい前に出版されて、 日本でも感動の大ベストセラーになったと記憶しているが、 まったく感動しなかった。 僕がおかしいのかな f(^ ^;) 僕には結婚も不倫も経験がないからなのか・・・ アイオワ州の田舎町で、 とある奥さんと、とあるカメラマンさんが供に過ごした 4日間の物...
25年くらい前に出版されて、 日本でも感動の大ベストセラーになったと記憶しているが、 まったく感動しなかった。 僕がおかしいのかな f(^ ^;) 僕には結婚も不倫も経験がないからなのか・・・ アイオワ州の田舎町で、 とある奥さんと、とあるカメラマンさんが供に過ごした 4日間の物語、母親の性の話はきついな
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舞台化記念に読了。性描写もある大人の恋愛話ですがこの物語の肝はそこではなく、僅か4日で生まれた運命の相手との魂の絆の深さと強さにあると思います。 知らず知らず心を抑圧してきた女性の魂の解放の物語でもありますが、この辺りの描写は舞台版(ミュージカル版)の方が顕著ですね。 あと人は運...
舞台化記念に読了。性描写もある大人の恋愛話ですがこの物語の肝はそこではなく、僅か4日で生まれた運命の相手との魂の絆の深さと強さにあると思います。 知らず知らず心を抑圧してきた女性の魂の解放の物語でもありますが、この辺りの描写は舞台版(ミュージカル版)の方が顕著ですね。 あと人は運命の人が永遠に心に棲まうだけで生涯の孤独に耐えられる。というか誰かが心にいればそれは孤独ではない。ロバートの生涯を見てそんなことを考えました。
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キンケイドのセリフにまいった。「ぶしつけかもしれないけど、あなたはすごくきれいだ。わめきながらめちゃくちゃに町中を走りまわりたいほどきれいだ。わたしは真面目に言ってるんです。言葉のいちばん純粋な意味で、フランチェスカ、あなたはとてもエレガントですよ」 こんなセリフを人生の中で一...
キンケイドのセリフにまいった。「ぶしつけかもしれないけど、あなたはすごくきれいだ。わめきながらめちゃくちゃに町中を走りまわりたいほどきれいだ。わたしは真面目に言ってるんです。言葉のいちばん純粋な意味で、フランチェスカ、あなたはとてもエレガントですよ」 こんなセリフを人生の中で一度でも言ってみたいし、また女性であれば、言われてみたいだろう。そのとき、その人の人生は悔いなしだ。 人には本来的に結ばれるべき異性があるような気がする。 その永遠の人と、はじめから結ばれれば文句なしに幸せの人生だろう。だが運命的な出会いは都合よくはまわってこない。すでに人生の半ばにさしかかったときにその出会いがあったら、そして一方がすでに他人と結婚していたらどうなるのか。 偶然が生み出した4日間の奇蹟的な愛の物語がとても美しい。それはけっして4日間の愛欲の日々が美しいのではない。むしろ激しい愛の世界に陥りながらも、それぞれが自らを律したことが美しいのである。その後、二人が合うことはなかったが、思い出は永遠に残る。 【このひと言】 「ぶしつけかもしれないけど、あなたはすごくきれいだ。わめきながらめちゃくちゃに町中を走りまわりたいほどきれいだ。わたしは真面目に言ってるんです。言葉のいちばん純粋な意味で、フランチェスカ、あなたはとてもエレガントですよ」
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