リヴィエラを撃て(下) の商品レビュー
夢中で読み進めてしまいました。魅力的な人物たちが哀しい運命を辿るのが遣る瀬無いけれど、救いの片鱗が見られるラストだったのが救いです。
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わたしが高村薫に、目覚めたきっかけの本です。 ヘタなスパイ映画より、1000倍くらいおもしろい。けど、IRAってもう昔の話になりつつありますよね。
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入り込めれば下巻はあっという間だと思う、スリリング且つテンポの良い展開。 高村女史の書く人の悲哀、やるせなさに俺はとても弱い。 何度読み返しても、同じところで俺は涙するんだ。
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シンクレアのような人物をわざとらしくなく書けてしまう高村先生、改めて尊敬の念を抱きました。いやもう、なんかもう…すごいや!
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最後の階段にはきっと、まだ神も人間も住んでいなかったころのアイルランドの大地だ。草と風と空だけがある・・・ 1972年にウー・リャンという中国人が香港のイギリス領事館へ亡命時に北京から重要なを書類持ち出した。その書類を巡り各国の思惑が交差するスパイ小説の最高傑作!
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リヴィエラにまつわる巨大な陰謀が、終焉に向かう。圧倒的な内容のスパイ小説。一体何が真実なのか、常に闇の中で死と隣り合わせで探り出す。 読み終わって、ただただ手の中に残っていたのがやるせなさと、虚無感だった。なんだか、とても哀しいとしか云えない。
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化け物小説!!超大作。傑作というのはこういう小説をいうのではなかろうかと。世界中の国家やら思惑やらを巻き込んだ、かなり壮大なストーリーでありながら、登場人物の心理描写が最後まで恐ろしく細やかです。涙ぼろぼろ胸いっぱいで読ませてくれます。
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文豪と化してしまった高村薫女史が(n `д‘)ηマダネムイワァミステリらしい作品を書いていた頃の、最もロマンに飛んだ一作。 ちょっと読みにくいところもあるが、それは大作だということと表裏一体だから、大作好きな人は是非読んでほしい。
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上巻をがんばって読んだら面白すぎて止まらなくなりました。ただ真相に辿り着く最後のラストスパートの早さがちょっと納得いかず…… 12/29
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正直なところ、ラストに納得していない作品でもある…。友人と思わず例の人物について熱くツッコんじゃいましたよ(実話)。 だって…アレで終わりじゃ切なすぎる…。
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