リヴィエラを撃て(下) の商品レビュー
もちろん、結末なんて想像がつかなかったけれども、 色んな意味で“何も残らない”。 それは読了感がない、という意味ではないが……。 本作の主人公はノーマン・シンクレアだと思う。 シンクレアが語る場面というのは実に少ないのだけれども。
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おもしろかった!!!! もうーめっちゃおもしろかったですよ! 高村さんのは4つ読みましたけど、4つだけで決めるのも何ですけど、今のとここれがダントツ! 出る人出る人がみんなステキでした。ギリアムにすらときめきます(笑)。(私が老人好きだからというだけではなく!) 最初ややこしくて...
おもしろかった!!!! もうーめっちゃおもしろかったですよ! 高村さんのは4つ読みましたけど、4つだけで決めるのも何ですけど、今のとここれがダントツ! 出る人出る人がみんなステキでした。ギリアムにすらときめきます(笑)。(私が老人好きだからというだけではなく!) 最初ややこしくてどうしようかと思ったのですけど、読んでいくうちにそのややこしさが逆に効いてくるんですよー。 前に書いたような人間関係の唐突さがなくて、スムーズです。 前まではなんかイマイチ飲み込めない部分があって、こないだの「神の火」でも島田と日野(名前をすでに忘れてるので間違えてる可能性大)の関係が、幼なじみとはいえなんだかしっくり来ないように思えて仕方なかったんですけど、これにはそういうもやもやがなかった! 伝書鳩とジャックとか、手島とキムとか、どっちもそんなに長い付き合いじゃなくて、それこそ手島たちなんか3日くらいしか一緒にいてないのに、でも絆が深まって特別な友達になった、ていうのがすごーくよく分かった。 で、だからこそ泣けるんですよ!!(涙) 伝書鳩は泣いたよー。イヤ。もうサラの時から泣いたよ。サラなんかちょっぴりしか出てないのに! キムも切ない! キムはあとから出るエピソードでも泣けるんですよー。 キムのツラい過去とか絨毯とかが、結果として手島を助けることにもなったりして(涙)。 せっかくいったん治まってたのにそういうエピソードが出るたんびにガーッときて非常にツラかったです。(人目が) 数多いお年寄り軍団の中でもM・Gがステキでした。 かっこいいじいさんなんですよー。
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コードネーム「リヴィエラ」をめぐる陰謀と複雑な関係が渦巻く、スリリングな作品。核心に近づくにつれ消されて行く登場人物たち。最後の一節で包み込まれるような感覚を感じた。
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11月13日読了。日本にて大学教授として生活する「リヴィエラ」を巡り英国・日本・中国の外務省・諜報機関の思惑と自らの暗い情念に基づき行動する男女たちの行為が交錯する・・・。「高村薫は女流作家という肩書きを無意味なものとした」と言うが、確かにこのスケール感は女流とか国産ミステリとか...
11月13日読了。日本にて大学教授として生活する「リヴィエラ」を巡り英国・日本・中国の外務省・諜報機関の思惑と自らの暗い情念に基づき行動する男女たちの行為が交錯する・・・。「高村薫は女流作家という肩書きを無意味なものとした」と言うが、確かにこのスケール感は女流とか国産ミステリとか、そういうカテゴリを超えているものだ。しかし前半で思い入れタップリに語られてきた、それぞれの過去と優秀な能力を持つ登場人物たちがバタバタと死んでいくこの展開はちょっと読む側にはキツイ。信念を持った個人の行為は、志半ばに倒れたとしても別の個人につながるもの。国益の前にそれが費えたとしてもそれは意味のあること、なのだろうか。
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私にとって、とても読みづらい文章なんですが、とても気になって、気になって、ゆっくりですが、じっくりと読みます。 ラストに向かっての展開が今までの謎が一気に解ける解放感と、せつなさ、やるせなさ・・・・。 今回もやられました!!!
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ある意味、ぞっとする話だ。 http://beautifulone.jugem.jp/?eid=215/
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スパイの世界のリアリティを感じるんだけど ほとんどの人は本当のスパイの世界なんか知らない。 この、感じている「リアリティ」って一体なんだろう? レン・デイトンを思い出す
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リヴィエラの正体も何もかもが「え・・・そんな終わり!?」って思っちゃったので★4つ。そこまでの盛り上がりが自分の中で一気に駆け上がる感じだったのに、登った先が小さい公園のしょぼい滑り台だった感じでした。
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2007/3/29読了。後半から最後までテンポのよい展開で謎が解明されていくと共に・・・。とても印象に残る1冊となりました。
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スパイ小説として読むと肩透かし、極限状態の人間の心理描写を読みたいなら大満足。そんな作品。 でも、テロに対する描写や、あるいはスパイの描写をもっと詳しく読みたいなら、マンガの『勇午』読んだ方がはるかに面白いと私は思う。
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