1,800円以上の注文で送料無料

ポプラの秋 の商品レビュー

4

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    65

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

父親を失った7歳の少…

父親を失った7歳の少女と、引越した先のアパートの大家のばあちゃんとの心温まっちゃえストーリー。

文庫OFF

『夏の庭』を読んだ後…

『夏の庭』を読んだ後にこちらを読んだので、いまひとつ物足りない感が残りました。。。夏の庭を読む前にこちらを読んだ方がどちらも楽しめていいとおもいます。

文庫OFF

2024/11/20

夏の庭に続き読んでみました。 今回も大泣きしながら読みました。 懸命に、いろいろなことを胸に抱えながら、転びながら歩んでいく想い。 亡くした人に対する想い。 わかりにくい心遣いも含めて、人の営みがぐさぐさ…児童書コーナーにあったんです。何故なのでしょう。人生経験積んだ大人にも、...

夏の庭に続き読んでみました。 今回も大泣きしながら読みました。 懸命に、いろいろなことを胸に抱えながら、転びながら歩んでいく想い。 亡くした人に対する想い。 わかりにくい心遣いも含めて、人の営みがぐさぐさ…児童書コーナーにあったんです。何故なのでしょう。人生経験積んだ大人にも、たくさん読んでほしいです。 次は「春のオルガン」を読みたいと思います。

Posted byブクログ

2024/11/16

夏の庭は中学生頃読書感想文を書くのに読んだことがあって、凄く好きだったのでそれからだいぶ経ちましたが他の作品も読みたくなり、ようやくこちらを読みました。家族愛や周りの人たちの温かい雰囲気が感じられ湯本さんらしいなと思いました。ただ凄く個人的なことですが私はそういったものに無縁だっ...

夏の庭は中学生頃読書感想文を書くのに読んだことがあって、凄く好きだったのでそれからだいぶ経ちましたが他の作品も読みたくなり、ようやくこちらを読みました。家族愛や周りの人たちの温かい雰囲気が感じられ湯本さんらしいなと思いました。ただ凄く個人的なことですが私はそういったものに無縁だったため見ていて辛かったです。あと、千秋ちゃんの文章があまりに漢字が少ないので年齢より幼く感じられ、そこが少し違和感でした。

Posted byブクログ

2024/06/11

湯本香樹実さんの作品で1番好きな1冊。 子供の視点と大人の視点、それぞれの想いが優しく描かれていて、温かい気持ちになりました

Posted byブクログ

2023/12/24

言うに言えないことを手紙という形で吐露することで、死という現実を受け入れ消化していく姿が涙を誘う。ちょっと物悲しい秋の雰囲気が見事にマッチしてる。

Posted byブクログ

2023/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「夏の庭」の作家さんの本を図書館で見つけたので、季節も秋でちょうど良いと思い借りて読んでみました。物語とポプラの様子が並行して描かれていて生活圏にある樹木って記憶に残るよなぁと、小学校の銀杏とか、職場の柿の木なんかを連想しました。母親のあやうさが主人公を不安をさせているのが心配でしたがおばあちゃんの存在が大きかった。手紙を書くという行為も気持ちを落ち着かせるのに良かったのか。最後に父親の死因も語られて、母親のあやうさが腑に落ちる。

Posted byブクログ

2023/09/18

私がおばあちゃんになるまで大好きだと言い続けるであろう「夏の庭」の湯本香樹実さん作品。 最近秋めいてきたので、よし!とページを開く。 夫を失ったばかりで虚ろな母と7歳の主人公の、ポプラ荘でのおばあさんや住人との交流。 「おばあさんがあの世に行く時に郵便してもらう」為に書き溜め...

私がおばあちゃんになるまで大好きだと言い続けるであろう「夏の庭」の湯本香樹実さん作品。 最近秋めいてきたので、よし!とページを開く。 夫を失ったばかりで虚ろな母と7歳の主人公の、ポプラ荘でのおばあさんや住人との交流。 「おばあさんがあの世に行く時に郵便してもらう」為に書き溜めた亡くなった父への手紙。 静かで、物哀しい雰囲気が漂うけど(秋という季節がそう思わせるのかも)、とても穏やかで優しい気持ちになる。不思議とすっと心が落ち着くような。好きだなぁ。 千秋に強迫性障害の症状が出た時(はっきりと書いていないけれど)、比喩表現に身に覚えがあり過ぎて、幼い自分と重ね合わせてしまった。 私も「家族に何かがあったらどうしよう、悪いことが起きたらどうしよう」という緊張から始まったような気がする。 焼き芋の場面好きだなぁ。焚き火の煙の匂いを思い出した。もう少し寒くなってから読んでも良かったかもしれない。 ああ、もうすぐ大好きな秋本番だな。 夏は「夏の庭」、秋は「ポプラの秋」。季節の節々で湯本香樹実さんを読み返したくなるんだろうな。

Posted byブクログ

2023/07/25

2023.7.25 読了。 夫を亡くした母ともうすぐ7歳の主人公は導かれたように大きなポプラの木のあるアパートに引越した。病弱な主人公を不気味な大家のおばあさんがおばあさんの家で見守ることになり、いつしかおばあさんと主人公の距離も縮まっていく。 18年後、おばあさんのお葬式で主...

2023.7.25 読了。 夫を亡くした母ともうすぐ7歳の主人公は導かれたように大きなポプラの木のあるアパートに引越した。病弱な主人公を不気味な大家のおばあさんがおばあさんの家で見守ることになり、いつしかおばあさんと主人公の距離も縮まっていく。 18年後、おばあさんのお葬式で主人公は様々なことを知ることになった。 ☆3.7くらい。 おばあさんと子どもである主人公の距離の変化していく様はリアルだと思った。 子どもである主人公を「一人の人間」として扱い、おばあさんは色々なことを教えていってくれたポプラ荘での3年間は貴重な体験だったと思うし、一番良い時期の良い期間を共に過ごしたと感じた。 祖父母が身近にいた人はこのおばあさんの空気感がありありと分かると思う。子供の頃どんなに親しい存在におばあさんがなっても大人になると会いに行かなくなる感じも現実的だと感じた。 少し「西の魔女が死んだ」に似ているなぁと感じたが、個人的にはこちらの作品の方が好きだった。 髪を結い着物を着ていた時代の人の背筋が曲がっても生き方がシャンとしている雰囲気が私の知人の高齢の方の多くに共通してみられる感覚も心地よく読めた一員だった。

Posted byブクログ

2023/07/11

生きるのが寂しい人がいるのだな、と思いました。 生きるのをやめてしまった人のことを思って、苦しむことはなくならないと思うけど、元気を出して、って声をかける以外のやり方で、そっとその苦しみを思いやることができるのだと思いました。 そうされた人は、苦しんでいる人の気持ちを、思いやるこ...

生きるのが寂しい人がいるのだな、と思いました。 生きるのをやめてしまった人のことを思って、苦しむことはなくならないと思うけど、元気を出して、って声をかける以外のやり方で、そっとその苦しみを思いやることができるのだと思いました。 そうされた人は、苦しんでいる人の気持ちを、思いやることができるようになるんだな、と思いました。 生きるのは苦しいけど、苦しみを抱えているのに、周りの苦しみを思いやろうとする人がいるなら、明日、生きてみようかな、と思いました。

Posted byブクログ