ポプラの秋 の商品レビュー
7/29 読了。 主人公の千秋とおばあちゃん。ポプラ荘の住人との物語。 お母さんの手紙にもほろほろくるものがありました。 おすすめです。
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内容(「BOOK」データベースより) 夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を...
内容(「BOOK」データベースより) 夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。世界で高い評価を得た『夏の庭』の著者が贈る文庫書下ろし。 ----- 箱根宿泊中に読む。夜中にホテル客室のトイレの中で読破! この作者は本当にすばらしい。読んでからすごく素敵な気分になった。 亡くなった人へ手紙を書くことで,傷が癒されていく。 母親との関係も,書くという行為で最後に回復に向かう。 7歳の女の子の心の葛藤の描写も見事としか言いようがない。
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情報科教員MTのBlog(『ポプラの秋』を読了!!) http://blog.livedoor.jp/will_pwr/archives/51183661.html
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名作と名高い「夏の庭」から読むべきか迷ったが、結局こちらを選んだ。薄い本なので一気に読み終え、温かな気持ちになった。 私なら誰宛の手紙を託すだろうと考えるが、すぐには思いつかない。それは多分、見送った人に対して伝え切れなかったという後悔の念がないからだろう。 季節が巡ったら...
名作と名高い「夏の庭」から読むべきか迷ったが、結局こちらを選んだ。薄い本なので一気に読み終え、温かな気持ちになった。 私なら誰宛の手紙を託すだろうと考えるが、すぐには思いつかない。それは多分、見送った人に対して伝え切れなかったという後悔の念がないからだろう。 季節が巡ったら、改めて「夏の庭」も読んでみたい。
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なんとなく本屋で手にとったのがきっかけでした。 キーパーソンは、コーポ・ポプラの管理人のおばあちゃん。 皮肉屋なんだけど憎めない、不思議な人。 人と人とがどんどん彼女を中心に束ねられていく、 心温まるストーリー。
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こういうあったかい話が好きです。 主人公が子供時代、 父の死、母の精神不安定で辛い思いをしたときに、 助けてくれたマンションの管理人のおばあちゃん。 見た目は怖いし、行動もぶっきらぼうだし。 でも愛で包んで、彼女を守ってくれた人。 主人公が大人になり、 睡眠薬なしでは眠ること...
こういうあったかい話が好きです。 主人公が子供時代、 父の死、母の精神不安定で辛い思いをしたときに、 助けてくれたマンションの管理人のおばあちゃん。 見た目は怖いし、行動もぶっきらぼうだし。 でも愛で包んで、彼女を守ってくれた人。 主人公が大人になり、 睡眠薬なしでは眠ることができない、 そんな疲れた生活を送る中、 そのおばあちゃんがなくなったという知らせがくる。 キーワードは 「手紙」 おばあちゃんと約束して、 「死んだお父さん」のもとまで運んでもらう「娘から父への手紙」 「死んだお父さん」のもとまで運んでもらう「妻から夫への手紙」 最後は涙涙でした。 なんてあたたかいおばあちゃんなんだろう。 って、とにかく感動の話でした!!
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突然の父の死によりあてのない毎日を過ごしていた母娘がある日庭に大きなポプラが植えてある「ポプラ荘」に出会う。母娘はそこを気に入って移り住み新たな生活を始める。生活の中で主人公である娘がポプラ荘の大家である老婆と日々触れ合っていくことで、父の死と向き合いながら少しずつ成長していく。...
突然の父の死によりあてのない毎日を過ごしていた母娘がある日庭に大きなポプラが植えてある「ポプラ荘」に出会う。母娘はそこを気に入って移り住み新たな生活を始める。生活の中で主人公である娘がポプラ荘の大家である老婆と日々触れ合っていくことで、父の死と向き合いながら少しずつ成長していく。 湯本香樹美さんの作品は「夏の庭」に続きこれで二作目だが、この二作に共通しているのはどちらも子供と老人の触れ合いから子供たちの成長を描いている。読んだ感想は、とにかく文章表現が美しいと思った。重松清や村上春樹も表現は巧みだと思うが「美しい」にはあてはまらない、と個人的に思っている。
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パワフルおばあさんのお話 って一言で説明がつきそうでつかない物語。 宮本輝の錦繍を思い出しちゃった。 手紙が大きな役目を果たすからかな。 静かな日常の中で絶妙にわかってくる秘密・過去。 もう一回読み直したいなっていう箇所がいくつかある。絶妙に「社会」もとらえている。老人社会と...
パワフルおばあさんのお話 って一言で説明がつきそうでつかない物語。 宮本輝の錦繍を思い出しちゃった。 手紙が大きな役目を果たすからかな。 静かな日常の中で絶妙にわかってくる秘密・過去。 もう一回読み直したいなっていう箇所がいくつかある。絶妙に「社会」もとらえている。老人社会とか家族。 200ページ強の文庫を一気に読み終えたのは初めてだったので嬉しかった!
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現実の中に織り込まれた、 「死者に手紙を送る」という非現実。 無理な感じもあるものの、ありうる結末。 こういう結末が成立する世界はあたたかいと思います。
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映像を観てるような情景が細やかで情感溢れるストーリーはさすが。 読み進めるうちに主人公の少女になってしまって、つらい場面では心が痛く、楽しい場面では笑顔に、悲しい場面では涙を・・最後は胸が熱くなりました。
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