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緋色の囁き の商品レビュー

3.5

169件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    2

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2021/09/27

読んだのは……ずいぶん前になるか。 おもしろかった覚えがあるが内容はさっぱり記憶にない。 機会があればもう一度読んでみようかな~。 「囁き」シリーズ第一弾。

Posted byブクログ

2020/12/21
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綾辻作品恒例の、二十年以上前に読んで以来の再読……という名の初読です。 なかなかの雰囲気。主人公冴子にイライラしちゃってなかなか前半進まなかったけど、一人目が死んでからはぐいぐい引き込まれた。 てか、終始「血」の話でした。男性が書いたってのがすごいよね。経血のあたりが生々しくてびっくり。 以下ネタバレ トヨ子、実は名前からして引っかかったんだよね(笑) わりと綺麗な名前が並ぶ中で(登場人物が当時にしては洒落た名前ばっかり)トヨ子だけやたらと浮いてたから。 年齢的にもうちょい可愛い名前になりそうだよなーと思ってたから、なるほどな!となった。 とりあえずで作られたキャラだったんだ。 結局冴子はお母さんの遺伝子を引き継いでるっぽいから、おそらく閉経後にはまた一波乱ありそうだねー。終わり方がそんな感じ。 いやはや、なかなか楽しく読めました。新装改訂版に合わせて残り2作品も読みたいところだな。

Posted byブクログ

2020/11/03
  • ネタバレ

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少女たちの幼さと恐ろしさが中途半端なのが残念。 綾が崇拝されるほどの凄さを読者は感じ取れず、また彼女たちも普通の女子高生であることが描かれているので学園の不気味さも序盤に解消されてしまう。 主人公ももしかしたら…と思わせているが、ちょっと弱い。 それでも続きは気になった。 トリックは特にないが、意外な犯人で驚かす系。 狂人の犯人てのはんー…。

Posted byブクログ

2022/01/06

面白くて続きが気になって、すらすら読めた。 終わり方がまた余韻を残していいと思うけど、賛否両論かな? ああ、なんてきれいな、

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2020/08/12

殺人シーンの描写は凄惨だか、その他のバランスは全体的に自分好み 城崎綾の内面描写もっと多いとよかったかな

Posted byブクログ

2020/07/14

名門女学院で起きた「魔女狩り」の話。 「Another」に少し似た雰囲気のある学園ものです。 全寮制の厳格な女学院での厳しい指導や、生徒達の集団心理によるパニック、宗教の信者のような生徒達が次々と殺されてゆく。 魔女狩りにより魔女を殺し、生徒達を殺した犯人は誰か。謎解きホラーです...

名門女学院で起きた「魔女狩り」の話。 「Another」に少し似た雰囲気のある学園ものです。 全寮制の厳格な女学院での厳しい指導や、生徒達の集団心理によるパニック、宗教の信者のような生徒達が次々と殺されてゆく。 魔女狩りにより魔女を殺し、生徒達を殺した犯人は誰か。謎解きホラーです。 綾辻行人らしい描写で、ゆっくりとした、美しい世界観が頭の中に広がりました。 緋色は、血の色。 頭の中で囁きかけてくる言葉の描き方など、あぁ、やっぱり綾辻行人だぁ!と、うっとりしながら読了しました。 ちなみに、私の犯人予想は大ハズレでした。

Posted byブクログ

2020/06/18

名門女学園を舞台としたミステリ。魔女、主人公の失われた記憶、心の奥底から沸き起こる赤い囁き、と色々な要素がふんだんに盛り込まれた一作。犯人はそこまで意外な人物ではなかったもののその背景までは気付かず。

Posted byブクログ

2020/04/27
  • ネタバレ

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しつこいようだけど、『死刑にいたるなんちゃら』があまりに……でw、 何を読んでも全然面白くなかった時、「肩が凝らずに楽しく読める小説ない?」と貸りた(というか、貰った)本。 「肩が凝らずに楽しく読める小説」とリクエストしただけあって、これは娯楽に徹したいい小説だった。 何を読んでも全然…、だったのが嘘のように、もう一気に読んでしまった。 ただ、前半~中盤までの面白さ比べると、後半はちょっと期待外れだった気がしないでもないかな?w というのも、結末の意外性にこだわり過ぎちゃっているような気がするのだ。 結末の意外性に走りすぎちゃって、逆にショボい結末にオチちゃっているうような気がした。 とはいえ、ま、そこにこだわってこそ綾辻行人であり、なにより読者はそこに期待するのだろうけどね。 個人的には結末のびっくりよりは、前半~中盤のストーリーや雰囲気の方が面白かったように思った。

Posted byブクログ

2020/02/23

綾辻行人作品で「館シリーズ」に双璧を成すもう一つのキラーコンテンツ、それが本作から始まる「囁きシリーズ」だ。 「緋色」と言えば、今年の名探偵コナンの映画である「緋色の弾丸」が思い浮かぶのは私が生粋のコナン好きでしかも赤井秀一の大ファンだからである。「緋色」と「赤」の違いは明確に...

綾辻行人作品で「館シリーズ」に双璧を成すもう一つのキラーコンテンツ、それが本作から始まる「囁きシリーズ」だ。 「緋色」と言えば、今年の名探偵コナンの映画である「緋色の弾丸」が思い浮かぶのは私が生粋のコナン好きでしかも赤井秀一の大ファンだからである。「緋色」と「赤」の違いは明確には分からないが、なんとなく「緋色」と聞くと古風なイメージがする。 舞台は、聖真女学園高等学校。女子高で、名家のお嬢様や由緒正しい温室育ちのご令嬢の方々が通う格式高き名門学校であるが、その実態は今では考えられないほど校則が厳しく、少しの粗相、違反で鉄拳制裁、独房監禁などで罰を与え、厳しい教師、刑務所のような管理システムと、徹底した教育理念と時代を逆流した校風を持っていた。 とある事情で普通の学校から転校した冴子は、この学校の異常な雰囲気を感じ取る。この導入は本著者の「Another」にそっくりだ。あるクラスメイトはこの学校を「狂っている」と言った。徹底した管理で生活した影響でクラスメイトはどこか暗く、快活さの欠片もない。 いくつかキーワードがあるが一番エッジが聞いているのは「魔女」であろう。今時、「魔女狩り」なんて殆ど聞かないし、この単語によってこの作品の古風さ、不気味さ、異様さをふんだんに表現できている。 途中まで読んでて心配になっていたのだが、さすがの展開力だった。最後は一つに収束していく、その論理構成は見事。人間描写や動機、トリックは確かに弱いかもしれないが、本作はとある一つの「仕掛け」と雰囲気を楽しむものなのだ。

Posted byブクログ

2019/07/15

不気味で怪しさ漂うホラーミステリー小説。名門女学園で起こる連続殺人事件の謎。魔女とは?最初から最後まで鮮明に浮かぶただ一つの色 緋色。日常に潜む恐怖と狂気。所々の描写がやけに気持ち悪くて一旦読むのをやめようかと思ったが続きが気になり結局読破。館シリーズとはまた違った怖さがある。

Posted byブクログ