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緋色の囁き の商品レビュー

3.5

169件のお客様レビュー

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2009/10/04

綾辻行人の小説の中でも特にお気に入りの一冊。少女たちの心の動きがリアルでいて、設定がとても幻想的。描写が特徴的で、読みながらにしてまるで映画のワンシーンを読んでいるかのようにその光景が目に浮かんでくる。ぜひ一度は読んで頂きたい作品です。

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2009/10/04

囁きシリーズ1作目。 シリーズ通してそうなのだけれど、小さかったとき、特に幼稚園くらいの頃って、ふとした時に曖昧な記憶の中から何かを思い出すことがあって、それが事件の原因になっていると思うと、得体の知れない怖さがあると思う。

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2009/10/04

囁きシリーズ第1弾。館シリーズとは雰囲気ががらりと変わり、サスペンス・ホラータッチ。全寮制の女子高という舞台が妖しさを出してる気がする。

Posted byブクログ

2009/10/04

全寮制の女子校内での連続殺人事件に巻き込まれる薄幸の美少女。最後の場面では鳥肌が立ちました。スプラッタ・ホラーは大嫌いなんだけど、異常な妖しい美しさにゾクッと惹かれてしまったお話です。

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2009/10/04

ノン・ポシェット版の方が装丁が好きだったし、「買って」持ってたはずなんだけど、手元にないので、売り飛ばしたらしい。

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2009/10/04

良家の子女を多数預かる全寮制の女子校で起こる変死事件。だが、35年前にも同じ場所で全く同様の事件が起こっていた。続いて次々に引き起こされる残虐な殺人事件。果たして一連の猟奇的な殺人と35年前の事件との関わりは? 学校側がひた隠しにする過去とは? お嬢様学校に無理に転校させられる...

良家の子女を多数預かる全寮制の女子校で起こる変死事件。だが、35年前にも同じ場所で全く同様の事件が起こっていた。続いて次々に引き起こされる残虐な殺人事件。果たして一連の猟奇的な殺人と35年前の事件との関わりは? 学校側がひた隠しにする過去とは? お嬢様学校に無理に転校させられる女の子とくれば、川原泉の傑作『笑う大天使』(白泉社)を思い出さずにはいられない。残念ながらこの小説の転校生冴子は勉強ができるわけでも、スポーツが万能なわけでも、コロボックルに似ているわけでもない。「あの3人なら、事件はあっという間に解決だ!」読みながら何度思ったか。 『笑う大天使』読んでいない人は書店に走りなさい!

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2009/10/04

全寮制の女子校が舞台!と書いてあり、興奮しました(嘘です)。 閉鎖された環境ならでは(あくまでも物語としてのならではですが・・・)の物語で、文章は暗いのだが、割とライトに読むことが出来た。 演技上手な女優でも集めて2時間ドラマ化すればきっと観る。映画化であれば観ない。

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2009/10/04

う〜ん、読んだことあったなぁ。でも内容、忘れてました(←おい^^;) ちょこちょこっとは覚えてますけど…今回文庫版借りたんだけど、単行本はきたむらじゅんこさんの表紙じゃなかったかな?(間違ってるかも^^;)だんだん読んでいくうちに思い出したんだけど、最後の犯人は覚えてなかったので...

う〜ん、読んだことあったなぁ。でも内容、忘れてました(←おい^^;) ちょこちょこっとは覚えてますけど…今回文庫版借りたんだけど、単行本はきたむらじゅんこさんの表紙じゃなかったかな?(間違ってるかも^^;)だんだん読んでいくうちに思い出したんだけど、最後の犯人は覚えてなかったので読み直してよかった(笑)こう、トリックとか犯人とか忘れちゃうから何度も同じ本が読めてお得です(んなことはない笑) どうして忘れてたのかわからないけど、 イメージに現れる「赤」のイメージ、そして繰り返される    (…めりー…)                   (…くりすます…) の言葉にぞくっ、とする。この、繰り返しが怖さ、になるんですよね。こういうところさすがにうまいや。 しかし、女子高の寮、っていうのを傍から見てるとこんな感じなのかな?作者男性だし。私は大学のとき女子寮住まいだったけど、こんなに厳格でも怪奇ロマン調(?)でもなかったぞ。(お嬢さん学校でも、高校でもないから…かもね)

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2009/12/14

伯母である宗像千代が校長を務める“聖真女子学園高等学校”へ編入した和泉冴子。 「わたしは魔女なの」と言った寮の同僚である高取恵は、開かずの間である特別室のバスルームで焼死した。それを境に冴子の周りで次々と殺人事件が起こり出す。曖昧な自分の記憶と過去。本当にこの事件は自分が自ら手を...

伯母である宗像千代が校長を務める“聖真女子学園高等学校”へ編入した和泉冴子。 「わたしは魔女なの」と言った寮の同僚である高取恵は、開かずの間である特別室のバスルームで焼死した。それを境に冴子の周りで次々と殺人事件が起こり出す。曖昧な自分の記憶と過去。本当にこの事件は自分が自ら手を下したものなのか?クラスメイトは冴子を“魔女”と罵り追い詰めて行く。そして徐々に明かされる自分の過去。やはり自分が殺人鬼なのだろうか?それとも他に真犯人はいるのだろうか? 緋色とタイトル命名してあるだけあって、いたるところに赤というキーワードが惜しげもなくと使われている。この芝居じみた設定はこの作者の特徴かな。好きだけど(笑) 冴子が過去を思い出す時の書き方が上手いですな。その手法は一貫して最後まで使ってあってわかりやすい。こーゆー表現の仕方ってあるんですねぇ。 すらすらと読めて面白いし、必ず章ごとに、とある人物の幼少の頃の記憶が書かれてあるので、ある程度犯人の目星はつく。この辺りくだりは読者へのサービスと作品の色づけでしょう。 最後の最後に冴子が浮かべる笑みは、ワタクシ的にはあるものを連想した。 それが作者の意図かどうか判らないし、これは勝手な深読みか?と思ったりしたが、ワタクシの思惑どおりなら、なかなか怖い話だ。

Posted byブクログ