機関車先生 の商品レビュー
口をきくことができない先生と、島の子供たちとのお話。 先生には、「教える技術」だけでなく「生徒から愛される人柄」が必要なんだと、改めて思いました。 昔からの伝統や、閉じられた空間ゆえの人間関係など、島で暮らすことの大変な部分も描かれていて、考えさせられました。
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教育小説の代表的なもの。 瀬戸内の葉名島が舞台となっている。 口をきけない先生が臨時教師としてやってきて、島の人たちが不安に思った。 しかし、島の人への公開の授業で、イブンと木の話をしたり、子供とのかかわったりする中で島民は機関車先生を認めるようになる。 しかし、ま...
教育小説の代表的なもの。 瀬戸内の葉名島が舞台となっている。 口をきけない先生が臨時教師としてやってきて、島の人たちが不安に思った。 しかし、島の人への公開の授業で、イブンと木の話をしたり、子供とのかかわったりする中で島民は機関車先生を認めるようになる。 しかし、まだ網元は認めてはいなかった。 部下を使って機関車先生を懲らしめようとしたが・・・。 とにかくいい話です! 最後の解説にも書いてありますが、教育小説にはマイナスの要素も必要だと思います。その困難をどう克服していくか、その方法を教えることも教員の重要な仕事であると考えます。 こんな先生になれたら、と思います。
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舞台となっているひとつひとつの光景が、これほどまでに頭の中に投影されてくるとは。物語に自分の身体が溶け込むような感覚です。 全ての情景が美しく、どこか懐かしく、流れる時間が現代よりももう少しゆっくりだったあの頃… 映画化、アニメ化もされています。 大人から子どもまで素直に感動でき...
舞台となっているひとつひとつの光景が、これほどまでに頭の中に投影されてくるとは。物語に自分の身体が溶け込むような感覚です。 全ての情景が美しく、どこか懐かしく、流れる時間が現代よりももう少しゆっくりだったあの頃… 映画化、アニメ化もされています。 大人から子どもまで素直に感動できる、とても良い本でした。 サクッと読めるので、仕事のストレスが残って眠れない夜などにはオススメです。優しい気持ちになれますよ。
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-誠吾がいるだけで、周囲のものが光かがやき出す- 小島に住む7人に児童のもとに、口のきけない「機関車先生(誠吾)」がやってきた。「自然」の美しさと猛威、「人間」の醜さや優しさなど、主に子供たちの目線で語られる。眠るまえに読んだら、心静かに、優しい気持ちで眠れそう。子供たちにもお...
-誠吾がいるだけで、周囲のものが光かがやき出す- 小島に住む7人に児童のもとに、口のきけない「機関車先生(誠吾)」がやってきた。「自然」の美しさと猛威、「人間」の醜さや優しさなど、主に子供たちの目線で語られる。眠るまえに読んだら、心静かに、優しい気持ちで眠れそう。子供たちにもおススメ。
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広島のホテルで一気読み。いいなぁ。しゃべれないけどまっすぐでいわゆるいい先生が,島の事情と自分の母親の関連とそして何より生徒との関わりを深めながら,最後は島を出て行く終わり方はあっさりでもなくメロドラマでもなくいいさじ加減。
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例え声がなくとも、人と人はきっと心で繋がっている。機関車先生は、勉強よりももっと大切なことを教えてくれた、素敵な先生。
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泣く・・・これはほんとに泣く・・・本でここまで泣いたのは初めてだったかもしれない・・・ハンカチ必須です。映画化されたらしいのですがまだみれてないです
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瀬戸内の小島・葉名島の、児童わずか七人の小さな小学校にやって来た、大きな先生。病気が原因で口をきけなくなったこの先生では…、という声もあがる。数々の事件が起こるなかで、子供たちは逆に心の交流を深め、自然の大切さや人間の優しさについて学んでいく。柴田錬三郎賞に輝いた、涙と感動の名作...
瀬戸内の小島・葉名島の、児童わずか七人の小さな小学校にやって来た、大きな先生。病気が原因で口をきけなくなったこの先生では…、という声もあがる。数々の事件が起こるなかで、子供たちは逆に心の交流を深め、自然の大切さや人間の優しさについて学んでいく。柴田錬三郎賞に輝いた、涙と感動の名作。
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非常にピュアな小説。 映画化もされているようだが、まだ見ていない。 しかし、小説の文章から瀬戸内海の美しい風景が目に浮かぶようだった・・。 人口があまり多くない島の生活っていうものを想像すると多少あこがれる。 しかし、やはりそれなりに閉鎖的であり、よそ者を受け付けない...
非常にピュアな小説。 映画化もされているようだが、まだ見ていない。 しかし、小説の文章から瀬戸内海の美しい風景が目に浮かぶようだった・・。 人口があまり多くない島の生活っていうものを想像すると多少あこがれる。 しかし、やはりそれなりに閉鎖的であり、よそ者を受け付けないということもあるだろう。 瀬戸内海の離島の小学校に赴任した先生:吉岡誠吾は病気が原因で口をきけなかった。 彼は、体が大きくて機関車のようだと子供たちに言われ「機関車先生」というアダ名をつけられる。 この学校の子供たちは7人。 誠吾は口がきけなくても、その優しさ・強さで子供たちを引き付け、心の交流を深めていく。 島の人々は誠吾のことを最初は理解できないが、だんだんと子供たちと誠吾のふれあいに感銘し、やがて受け入れていく。 しかし季節が変わり、機関車先生と子供たちは別れを迎えることになる・・。 なんとまあ、子供たちが純粋に描かれているものか! 都会の子供だったらこうはいかないだろうなあ・・。 我が家の子供たちがもう少し大きくなったら、読ませてみたい小説だ。
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瀬戸内海の離島の小学校に大きな身体の先生がやってきた。そして先生は病気のせいで口をきくことが出来ない先生だった。大きな体で力持ち+口きかん=機関車先生と呼ばれるようになったいきさつがほほえましい。 島の中にとても暖かい空気が流れていて全編ほのぼの。その中にも先生と子供たちとの暖か...
瀬戸内海の離島の小学校に大きな身体の先生がやってきた。そして先生は病気のせいで口をきくことが出来ない先生だった。大きな体で力持ち+口きかん=機関車先生と呼ばれるようになったいきさつがほほえましい。 島の中にとても暖かい空気が流れていて全編ほのぼの。その中にも先生と子供たちとの暖かい交流や、先生がこの島に来ることになった切っ掛けとか色々なエピソードが詰まっていて、最後にはもうハンカチ無しでは…(T.T)。人のいる所では読まない方が…、でも人には絶対薦めて欲しい心あたたまる1冊です。
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