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機関車先生 の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

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2022/05/21

後書きで児童文学はただ喜ばせる物語ではなく、生きることとそれに伴う痛みから目を逸らさない勇気を分け与えること と書いてあり、胸に刺さった。 確かに思いつく自分の好きな本はどれも自分に勇気を分けてくれていたな。

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2020/10/31

瀬戸内海の小さな島の小学校に北海道からやってきた口の利けない臨時の先生。子供たちと、島の住民と、優しい輪が広がっていく。

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2020/06/14

子供の頃にかかった病気で話すことが出来ない「機関車先生」が、瀬戸内海の離島に臨時教師として招かれます。話せないながらも、その大きな体と優しい人柄で生徒たちの信頼を得て、島に欠くことの出来ない存在になっていきます。生徒たちの姿、島のゆったりと美しい空気が伝わってきます。 なのですが...

子供の頃にかかった病気で話すことが出来ない「機関車先生」が、瀬戸内海の離島に臨時教師として招かれます。話せないながらも、その大きな体と優しい人柄で生徒たちの信頼を得て、島に欠くことの出来ない存在になっていきます。生徒たちの姿、島のゆったりと美しい空気が伝わってきます。 なのですが、何故機関車先生が皆の心をつかむのかがあまりピンとこないのです。優しくて運動神経万能、体が大きくて誰よりも力が強い。好まれる要素山盛りではあるのですが、心をつかまれるというのはそれ以外の要素があるはずだと思うのですが、機関車先生の魅力爆発みたいなエピソードが無いのが残念。みんななんとなく彼に引き込まれているというざっくりとした表現でしかないのであります。

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2019/04/19

人が人を憎いとか、悪い奴じゃと、決めたところから戦争が始まるんじゃ。戦争はな、国と国とが争うように見えるが、本当は人間のこころの中からはじまっとるんじゃ。 本当に強い人間は決して自分で手を上げないものじゃ。

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2019/03/22

少し古いお話かと思いきや、全然色褪せていない夢中になれるお話でした。 話すことができない臨時教師の先生と子供達を中心とした島民との関わりのお話。 話すことができないだけで、機関車先生は物凄く有能な先生で、島民や読者の心を掴んでいきます。 人生に一度でもこんな先生に教えてもらえ...

少し古いお話かと思いきや、全然色褪せていない夢中になれるお話でした。 話すことができない臨時教師の先生と子供達を中心とした島民との関わりのお話。 話すことができないだけで、機関車先生は物凄く有能な先生で、島民や読者の心を掴んでいきます。 人生に一度でもこんな先生に教えてもらえたら、最高にラッキーなんじゃないかと思いました。

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2018/10/28

心が清らかになるストーリー。 登場人物の全員、心が綺麗でした。 読み終わった後に清々しい気持ちになれる作品だと思います。

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2018/07/16

自然の大切さ、人との関わり。人間としての機微。様々なことを、事件を通じて学んでいく。その姿がなんとも清々しい。

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2017/11/08

悔しいのである。 珍しく通勤電車の中で読む本を忘れ、駅のコンビニの小さな本棚で見つけた本。伊集院静などという照れ臭い名前に辟易しながら買った本。強くて優しい先生と離島の小学生の交流、少女は先生に淡い恋心を抱き、網元は業突く張りで、その子分は先生を目の敵にしつつ、最期には感服して...

悔しいのである。 珍しく通勤電車の中で読む本を忘れ、駅のコンビニの小さな本棚で見つけた本。伊集院静などという照れ臭い名前に辟易しながら買った本。強くて優しい先生と離島の小学生の交流、少女は先生に淡い恋心を抱き、網元は業突く張りで、その子分は先生を目の敵にしつつ、最期には感服してしまう。主人公の先生が子供の頃の病気の所為で口が聞けないことを除けば、これと言って目新しいものも無く、というよりなんだかメロドラマにでも良く出てきそうな通俗的筋書きの本。 しかし、一気読みでした。それがなんだか悔しいのです。 内容的にも文体面でも特に優れているとは感じませんでした。しかしなんとなく心地よく読ませてもらえた本でした。

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2016/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これはあかん泣く! メイク完了!→まだ出かけるまで時間あるから後半読もう!→なんとなく一気→こらえても涙こぼれ落ちる→メイクした意味w なんか宮沢賢治のアメニモマケズですね。 木偶の坊、素朴で温かい、静かに穏やかにそこにいてくれる。。 吉岡先生本当に素晴らしい、優しい先生。 最後帰っちゃうのは残念だけど、人間らしくてみんなが大好きな強い先生、たくさんの大事なことを生徒に伝えたんだと思いました。 作造じいさんや阿部よね先生ら島人達も魅力的! 心のあたたかさが伝わってきて、子供達との会話もなんかいいなぁとおもいました。話してるわけじゃないのに、子供にちゃんと伝わってるんだなあ。

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2016/01/02

叔父のおススメ 舞台の”葉名島”は、山口県防府市の野島(筆者出身地) 瀬戸内海に浮かぶ小さな島 戦後十数年しかたっていないまだまだ貧しい日本 北海道からやってきた口の聞けない(耳は聞こえる)大きな先生と子供達のお話し ”正しいと思ったらそのことをはっきり口に出して言える人に...

叔父のおススメ 舞台の”葉名島”は、山口県防府市の野島(筆者出身地) 瀬戸内海に浮かぶ小さな島 戦後十数年しかたっていないまだまだ貧しい日本 北海道からやってきた口の聞けない(耳は聞こえる)大きな先生と子供達のお話し ”正しいと思ったらそのことをはっきり口に出して言える人に、私はなってほしい。相手に石を投げられたり、殴られても、それをすぐにやり返さずに我慢ができる人になってほしいんじゃ。本当に強い人間は決して自分で手を上げないものじゃ” アニメ化、映画化(実写)されているようだ

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