機関車先生 の商品レビュー
好きな小説です。私の中にある小説のイメージはこの作品に強く影響されています。高校生の時にはこれを読んで読書感想文を書きました。 きれいな情景、人々の心情、そしてなによりも機関車先生こと吉岡誠吾という人物の魅力がとても素敵です。 この作品は私のあこがれでもあり、目標でもありま...
好きな小説です。私の中にある小説のイメージはこの作品に強く影響されています。高校生の時にはこれを読んで読書感想文を書きました。 きれいな情景、人々の心情、そしてなによりも機関車先生こと吉岡誠吾という人物の魅力がとても素敵です。 この作品は私のあこがれでもあり、目標でもあります。 老若男女を問わず、多くの方に読んでいただきたい物語です。
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20150705 これまで、伊集院氏のエッセイは何冊か読んできたので、ギャンブルと酒の好きなハードボイルドな作家とばかり思っていた。 しかし、本作を読んでそのイメージは良い意味で思いっきり裏切られた。 なんと繊細で優しい作品なのだろう。 どんどん引き込まれ、1日で読んでし...
20150705 これまで、伊集院氏のエッセイは何冊か読んできたので、ギャンブルと酒の好きなハードボイルドな作家とばかり思っていた。 しかし、本作を読んでそのイメージは良い意味で思いっきり裏切られた。 なんと繊細で優しい作品なのだろう。 どんどん引き込まれ、1日で読んでしまった。
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口がきけない機関車先生と島の人々とのほのぼのとした田舎の日常生活を描いた本。その中に様々な別離やちょっとした恋愛が織りまぜられている。心がホッコリはするが少し物足りなかった。
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伊集院静の美しい文章で瀬戸内海の小さな島での子供たちの成長が描かれる傑作。口をきかないが優しく逞しい機関車先生の立派な姿が目に浮かんで微笑ましく応援したくなる。読み返すのは何度目だろうか、その度にラストシーンで涙がでる。
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28 瀬戸内海に浮かび小さな小島に降り立ったのは口が不自由な大男。後に島の皆から機関車先生と呼ばれる転任教師だった。 小さな島で純粋無垢に成長する子供たちと、複雑な人間関係をおりなす島の大人たち。 あたたかく、少し甘酸っぱい珠玉の物語。
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確かに「口をきかん先生だから、機関車先生」だが、物語の中で子どもたちは「機関車みたいに大きくて強いから、機関車先生!」と言っている。言葉を発することができないのを気にしているのは、大人たち・島に住んでいない人たちばかりだったように思う。 言葉を発することができなくても、たくさん...
確かに「口をきかん先生だから、機関車先生」だが、物語の中で子どもたちは「機関車みたいに大きくて強いから、機関車先生!」と言っている。言葉を発することができないのを気にしているのは、大人たち・島に住んでいない人たちばかりだったように思う。 言葉を発することができなくても、たくさんのことを教えてくれる人。実際問題、手話や伝言板があるけれども、それ以上に真っ直ぐなハートで語る先生。誠吾っていう名前、いいね。誠心誠意ぶつかっていく人。 児童文学ではあるが、ファンタジーではない。現実に起こり得ることばかりを物語っている。現実の厳しさも物語っている。 ファンタジーな要素があるけれども、瀬戸内の話としては『ももへの手紙』も読んでほしい。瀬戸内、島の過疎をなんとかして・・・。
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24の瞳とかぶる感じもするが、しゃべれない先生を主人公に、言葉以外の方法でも、これだけ人に物事が伝えられるという事に少し感動した。ベタな内容と言えばそうだが、主人公に喋らせずに心を伝えるところがすごい。
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爽やかな物語。唖者の教師、吉岡誠吾と瀬戸内の小さな島の人々との数ヶ月の物語。二十四の瞳と比較されることも多いのだろう。 優しくて力持ち、誠実な人格。そんな人になりたいものだ。 解説文の「教えるのではなく、勇気を分ける」という表現が心に残った。
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過疎化した島の自然、人々の純朴さがほのぼのと伝わってくる。続編があるような終わりかただ。12.12.4
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自分も小さい頃に機関車先生に教わりたかったな。最後には感動したが、少しあっけない感もあったが、全体的に読みやすく、登場人物が多い割には物語に入り込めた。
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